劇場アニメ『BLAME! (ブラム)』Netflixでの世界独占配信が決定 最先端の技術HDR (ハイダイナミックレンジ)を使用
劇場アニメ『BLAME! (ブラム)』が定額制動画配信サービスNetflixで全世界へ独占配信されることがわかった。
『BLAME!』は、講談社月刊アフタヌーン(講談社)で1997年から2003年に連載された漫画で、『シドニアの騎士』で第39回講談社漫画賞を受賞した弐瓶勉氏のデビュー作。人類が“違法居住者”として駆除・抹殺される暗黒の未来を舞台に、無限に増殖を続ける超巨大な“階層都市”での探索者・霧亥(キリイ)の孤独で危険な田旅路を描く。その劇場アニメ化作品『BLAME! (ブラム)』では、アニメ『シドニアの騎士』や『亜人』を制作した瀬下寛之氏が監督をつとめる。また、アニメーション制作は『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』や『トランスフォーマー プライム』、『シドニアの騎士』のポリゴン・ピクチュアズが担当。さらに原作者の弐瓶氏が自らシナリオ・キャラクターデザインなどのクリエイティブディレクションの中核を担い、プロジェクトに全面協力する。
配信決定にあたり、Netflixのオリジナルコンテンツバイスプレジデントを務めるデイビッド・リー氏は「ポリゴン・ピクチュアズとタッグを組み、Netflix で最新作『BLAME!』を世界中のファンの皆さまにお届けできることを大変嬉しく思っています。私たちは常に最高のアニメーション作品をNetflixオリジナルとして日本以外のメンバーにも配信し、今後さらに業界のトップクリエイターと一緒に仕事ができる機会が増えていくことを楽しみにしています」とコメントしている。
なお、Netflixではまた同作と『シドニアの騎士』の両作品を最先端の HDR (ハイダイナミックレンジ)で配信する予定とのこと。HDRは明るさ情報の幅を拡大するための高画質化技術。従来のテレビは自然界にある明るさのダイナミックレンジ(最小値と最大値の幅)を1,000:1のレベルで表現していたが、HDR技術はダイナミックレンジを100,000:1の範囲まで広げ、人の目で見ている情景に限りなく近いレベルでの明るさや色合いを画面に映し出せるという。
原作:弐瓶勉『BLAME!』(講談社「アフタヌーン」所載)
総監修:弐瓶勉
監督:瀬下寛之
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
製作:東亜重工動画制作局