【SPICE対談】ラジオの中の人 第三回 DJ 岡村有里子×ラジオディレクター 山本達也(後編)
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音楽と人の声を届け続けるラジオ番組を作る人たちに、放送では聞けない裏話を聞く対談企画「ラジオの中の人」。
第一回・ナビゲーター 藤田琢己さん×ディレクター 野村大輔さんの対談はコチラ
第二回・DJ/MC/タレント 奥浜レイラさん×構成作家 磯崎奈穂子さんの対談はコチラ
長らくインターFMを中心に番組を作ってきたDJ 岡村有里子さんと、ラジオディレクターの山本達也さんにご登場いただいた第三回の後編をお届け。
前編はコチラ
番組を作る人:ラジオディレクター 山本達也さん
伝える人:DJ 岡村有里子さん
日本で有名になるとちょっと寂しい?台湾音楽シーンの今
岡村:フジロックの翌週に行われる「SUPER SLIPPA」っていう台湾のフェスに行くんです。MAYDAYとかが出るフェスで、お目当てはシンガーソングライターの「韋禮安(William Wei)」。日本人だとMAN WITH A MISSION、ポルノグラフィティや[Alexandros]が出演します。
――台湾の音楽シーンて今、どんな感じなんですか?
岡村:K-POPみたいなダンスミュージックもあるんですけど、シンガーソングライター系はもちろん、ロック・バンドもいるし、台湾語で歌ってるバンドもいれば台湾原住民のアーティストもいたり、けっこう幅広くて。
――日本のバンドも続々進出していますよね。
岡村:たとえば宇宙人みたいなオシャレポップ的なバンドは日本でも注目されていますよね。あと、クラウド・ルーっていうシンガーソングライターは、演奏も歌もとても上手くて注目しています。でもなかなか、現地のシーンに触れるチャンスないですよね。宇宙人は日本語でミニアルバム出したりもしてますよ。あとはStaycoolっていうバンドは、JASON MRAZがバンドになったようなサウンドで、英語で歌ってるから聞きやすいかもしれません。
――確かに、言葉の壁を懸念してしまうところはあるかもしれませんね。でも、そんな中で日本のアーティストってどういう受け入れられ方をするんですか?
岡村:実は、けっこう日本語勉強してる人が多いんですよ。
山本:台湾の人って、日本のこと好きだよね。
岡村:街を歩いていてもあらゆるところに日本語学校の看板があったりしますしね。台湾のラジオをずっと聞いていると、普通にhydeさんがゲストで出てきたりするんですよね。日本語だから通訳さんつけて。最近特に、日本人のアーティストがたくさん進出してる印象はありますね。SUPER SLIPPAにも出演する[Alexandros]も、何度も台湾公演を行っていますし。
――台湾ではちゃんとCDが売れるんですかね。
岡村:KK BOXとかもあるから、CDに拘らず音楽はたくさん聞かれているのかもしれないですよね。私は台湾に行くと絶対CDショップに足を運ぶんですけど、日本と同じく決して混んではいないかなぁ。日本のシーンとクロスオーバーするのはいいんですけど、台湾のバンドが日本に本格的に進出してしまうと、ちょっと寂しい気持ちになることもあって…それただのファン心理ですよね(笑)。インディーズから応援してたアーティストがミスチルクラスになって離れていっちゃうのがイヤ。私が先に見つけたのに、みたいな(笑)。洋楽とかもありますよね。ラジオだと、自分が良いと思って選曲したものにリスナーが反応してくれたり、私の中では達さんがいいって言ってくれたら結構ガッツポーズ、みたいなのがあるんですけど(笑)。良いって言ってくれたら嬉しくて、どんどん紹介しちゃう。
求められたものだけを取り上げてきたメディアの責任
山本:日本人が日本のアーティストを好きなのはそりゃ当然ちゃ当然だと思うんだけど、聞く手側が求めているものに対して、俺ら出し手側が何を提案するかっていう状況の中で、受けて側の欲しいものだけを与えていった結果が今の日本のシーンなのかな、と思う。それが、メディアで取り上げられる音楽のうち邦楽が8割9割を占めている理由のひとつになっているんじゃないかな。携帯電話みたいに、ガラパゴス状態で、日本の中だけで完結しちゃう音楽をやってる人が多い。世界進出してるアーティストもいるけど、残念ながら、世界でも通用する日本のアーティストって少ないよね。
――確かに。
山本:やっぱり俺はそれじゃダメだとずっと思ってて、それは情報はたくさんあるのに出し手側がそれを出さないのも理由として大きいと思うんだけど、日本人、特に若い人たちは世界の音楽を知らない人が多いから自分の目の前に出されたものの、美味しいとこだけを食べ続けてるっていうか。別に邦楽が嫌いってわけでもないし邦楽の中でもいいものがあるのはわかってるんだけど、ずっと若い頃からこんな世界で仕事をさせてもらってて、周りのメディア人には洋楽好きでも最終的に好むと好まざるとにかかわらず邦楽をやる人が多い中で、俺は違うことをやろうっていう思いがあって、なるべく洋楽に特化した仕事をしてるんだよね。
――なるほど。
山本:もっと聞いて欲しいものがいっぱいいあるのに、出し手側が出せる環境が少ないとは思うけど。たとえばテレビでも、昔だったらそれこそベストヒットUSAみたいなものがすごく人気があったり、MTV的なものも地上波でやってたりとかしたけど今は地上波で洋楽が聞ける番組が本当に少ないよね。洋楽の中でも色々あるけど、洋楽の流行りものですら今の日本では聞けるところが少ないのが残念。
――洋楽に触れる機会が圧倒的に少ないですよね。
山本:それこそH&M行ったらちょっとそういうのがかかってたりするけど、そこで流れてる曲を知ってる人が少なかったりもするし。メディアとしてラジオでもテレビでも、ヒット曲を並べて紹介するようなものってすごく少ない、実は。突き詰めていくと、たとえばピーター・バラカンさんみたいなコアな音楽を紹介してくれる人は、音専誌も含めていたりするんだけど、もっとミーハーな、ある意味日本では音楽業界に関わってる人は特に「ちょっとださいんじゃね?」って思うようなマスな洋楽を正面きってやる人がすごく少ない。
――だからみんなTHE WEEKND知らないんですよね。音楽的には鎖国ですよ。
山本:「鎖国」とか「ガラパゴス」ってすごく日本の音楽業界では、ヤバイって言う意味でのキーワードではあるかな。
――逆に今、洋楽と邦楽の違いってなんだと思いますか?
山本:ひとつは世界に向けてやってるかどうか、かなぁ。多くの日本のアーティストは基本的に日本でウケるためにやってて、悲しいかな海外では通用しないと思うなぁ。
――向けてる対象が違うってことですよね。だから日本語で歌うんでしょうしね。
山本:だからといってそれがクオリティが低いというわけではないけど。でも、日本の中でしか評価されないっていう、それこそガラパゴス状態っていう感じはホントにしてて、逆にそれだけしか聞いていない日本のリスナーたちも世界で流行ってるような音楽をあまり知らない状況になっちゃってるんだよね。世界的ヒット曲ってある意味すごく大事だと思うんだよね。それが多少突き詰めたらダサかろうがなんだろうが、ヒット曲って音楽体験としてすごく大事だと俺は思ってて。
世界の「ヒット曲」を共有できない日本人
山本:たとえばロンドン五輪で前夜祭、後夜祭に色んなアーティストが出てきたと思うんだけど、あの時代のものだったら日本の中でも聞かれていたと思うんだけど、何年後かには日本人だけ何も楽しめないっていう状況が起こってしまうかもしれない。それこそ10年後にTHE WEEKNDがオリンピックの開会式で歌って、世界中で盛り上がってる中で、日本人だけが「アイツ誰?」って世界的に置いてけぼりをくらってしまう可能性がある。こんなに音楽が潤沢な国なのに、世界の流れに乗れてない危機感みたいなのはすごくあるかなあ。
岡村:洋楽邦楽の問題じゃなくて、もしかしたら基本的に音楽を聞く人が本当にいなくなっちゃったんじゃないかとか思ったりします…
――趣味として音を聞くんじゃなくて、フェスで体験するだけになってるんじゃないですかね。
岡村:聞きたいと思ったらYoutubeとかで聞けばいいや、みたいになってますよね。個人的にラジオって、すごい新しい音楽を入手する場だと思ってて。小学校の時とかそうで、ラジオ聞いてて気になったものをCDで聞いてみたり。最近は「どうやって聞くの?」って聞かれたりとかするぐらい、ラジオ自体を聞く人が減っている印象はありますね。聞きたいものがあってもYoutubeで聞くって言って、そもそも音楽にアンテナをはってない。
――確かにそうかもしれません。
岡村:この前ある人とご飯を食べてるときにかかっていた音楽に反応したら、その人に「音楽好きな人って反応するんだよね」って言われたことがあって。その人は、自分も同じようにBGMに反応して一緒にいる人に話したら「え、気付かなかった」って言われたそう。みんな根本的に音楽を聞こうとしてないのかな。
山本:昔に比べると興味の対象からプライオリティーが下がってるのかなっていうのはあるよね。
秤谷:僕らが若い頃って18になったら競って免許取って車買って乗るっていうステータスがあったと思うんですけど、今ってそれが無い。地方にラジオ文化がまだあるのは、車乗るとラジオ聞くからってのがひとつ原因としてあるのかなと。音楽を聞く環境が他にないじゃないですか。
岡村:最近CDショップに昼間に行って試聴したりしてるんですけど、人があまりいなくて。私も昔は毎日行ってたけどそんなに行けなくなったし、ネットで聞こうと思ったら聞けちゃうし。でもCD買う人がいなくなってるっていうのが手に取るようにわかるというか。悲しいですよね。
山本:CD俺も買ってないなあ。まあでもそれは別に悪いことではないと思う。Apple MusicだったりGoogle Playだったり、サブスクリプションサービスは音楽ファンにとってはたまらないわけで、お金はもちろんかかって当然なんだけど、格安でかなり無尽蔵に聞けるっていうのは、本当に俺なんかが若かった頃には考えられない話。
――恵まれている気がします。
山本:逆にそん中から何を聞こうとするのか、誰が何をレコメンドするのか、っていうところはこれからまだまだな部分はあると思うけどね。いきなり何千万曲って言われても選べないから、その中で誰が選曲してるプレイリストなのか、その人の名前で選んで聞いたりするのも一つの方法だよね。あと、たとえば洋楽だけ聞きたいのに洋楽だけで流行りものを聞けるところがあんまり目立ってなくて、ここ聞いておけば今の流行りものがわかるよっていうのがもっとカンタンに聞けるようになるといいよね。なんで無いかって、今の子達に「洋楽だけ」っていう選択肢ってほとんどないからだとは思うんだけど。
――求められてないから無いってのは大きな理由ですよね。
山本:さっきの話にもあったけど、情報の出し手側はそこにちょっとこだわってやってもいいんじゃないの?とは思うけどね。
岡村:アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフトレベルまでいっちゃうとまた話が違うんですかね。
山本:そういう、お茶の間レベルまでいく洋楽はすごく限られてるよね。THE WEEKNDはめざましテレビに出ないから認知されない、とか(笑)。それこそドレイクのアルバムもずっと全米一位で、どんなんかと思ってアルバム聞いたらやっぱりいいんだよね。あの手のジャンルが自分の一番得意なところではないけど、やっぱり凄いよく出来てる。っていうのも多くの日本人は知らない悲しさ。
――逆にそれを気軽に聞ける環境にはあるわけじゃないですか。昔はおこづかい三千円貯めないと聞けなかったものが、月千円程度でいつでもどこでも聞ける。
だから、これからのコンテンツは誰がオススメするかっていうことになってくると思うんですよね。もっとちゃんとオススメしていかないと。たとえば邦楽のアーティストたちはもっと洋楽聞いて、もっとオススメして欲しいと思うんですけどね。
岡村:私も中学の時好きだったバンドの人が、クラフトワークとスティーリー・ダンとかを薦めてて聞いたんですけど、クラフトワークはその時理解できなかった。後から聞くとまた違って、そういう楽しみとかも含めて、やっぱり好きなアーティストからって色々得るものがありますよね。
秤谷:僕らなんかはデフトーンズが先なんだけど、リンプ・ビズキットが大好きで、リンプがデフトーンズ好きだって言うから聞いてみたらよかったっていう話も聞くし。逆だけどねって。でもそれもまたいいじゃないですか。そういうこと自体があんまり起きてない気がしてて。
岡村:洋楽あるあるですね。え、そっちから入ったの?っていう。
――そういうのが面白いってこともやっぱわかんないから入ってこないんだよねっていうのもありますよね。
山本:たとえば日本だとSpincoaster、海外だとPitchforkみたいに、ここで発信してれば大丈夫だろうっていうメディアがいくつかあったりするんだけど、下世話じゃない、かっこよく音楽を紹介してるものも多いんだよね。今FMに限らずインターネットラジオが出てきたり、メディアとして情報発信ができるプラットフォーム自体は増えてるとは思う。FMで言うと、ステーションの中の番組単位で色んなジャンルの曲がかかってるっていうのはあるんだけど、昔から日本のラジオって海外に比べるとステーションのカラーっていうのがすごく薄いんだよね。
――確かに。
山本:この局を聞いてればこのジャンルのこの感じの音楽は絶対大丈夫!っていうようなメディアじゃないんだよね。これからは例えばApple Musicの中のひとつのチャンネルだったり、カラーが出てるチャンネルが増えてくるとなんとなく聞く側も、ここで流してるなら大丈夫だなって思えるようになると思う。でもやっぱりそれも好きなやつがやるから、けっこうコアなものに偏っちゃう傾向はあるかもね(笑)。
岡村:局のカラーっていうと、達さんがInterFMでMDとして選曲してた時代は、やっぱりこだわりとかあったんですか?
山本:元々InterFMの立ち上げから一年くらいで俺が入って、先輩方と4人くらいで中心になって動かしてたんだよね。洋楽メインで海外ラジオのやり方を取り入れるようにしてて。もちろん番組それぞれのカラーはあるけど、できるだけInterFMの全体の雰囲気は統一させるっていうのは俺がやってたMDの仕事だったから、そこはすごくこだわってたなー。簡単に言うと、”洋楽ヒットをチェックするならInterFM!”みたいな… 逆に言うともっとそういう音楽的コンセプトを持ったメディアが増えて欲しいなって言う気はするけど。
岡村:外国のステーションみたいでしたもんね。行くと英語が飛び交ってる。
山本:外国人率高かったからね。日本とアメリカのラジオって全然違って、アメリカの音楽業界に与えるラジオの影響って、やっぱりまだものすごく大きくて、日本のラジオ業界が太刀打ちできる状態では全然ないから、絶対学ぶところはまだあると思ってるんだよね。日本の土壌には合わないのかなあっていう危惧もあるけど(笑)。でも、今までFMラジオでしかできなかったようなことがネット上でできるようになってきてたりするから、まだまだもっと面白いものが出てくると思う。そこになんとなく関われるといいなあとは思うけどね。
岡村:種類が増えれば増えるほど、自分に合うものを探すのがまた大変ですよね。
山本:本当、今は選択肢が色んな意味で多すぎて。それでいうとさっき言った、若者の中での音楽の占める割合っていうのも、お金のかけ方も低くなってるから、ちょっとハードルは高いかもしれないよねえ。でもだから送り手側が頑張んなきゃいけないっていう…
秤谷:僕らが若い頃は洋楽ってもっとカッコイイものだったじゃないですか。洋楽を聞いてることがカッコイイし、洋楽を知ってることがカッコイイ、ある意味でのステータスでもあったと思うんです。でも今は例えば、ボカロPに詳しい事のほうがカッコ良かったり、ステータスが変わっちゃってるんですよね。
岡村:でも、レディオヘッド聞いてるとカッコイイ的なそういうのはありますよね。
山本:若い子たちにもあるのかな?
嘉陽田:HOSTESS CLUB WEEKENDERに行ってたらカッコイイとか?
秤谷:そうなったら最高だけど、ならないと思います。
嘉陽田:ですよね…モテないよね(笑)。
秤谷:モテないけど、それがモテる時代にしないとダメです。
嘉陽田:モテて欲しいんですよ、もっと!(笑)。
いよいよ迫るSUMMER SONIC
岡村:私めちゃくちゃ注目してて、国内盤買うとインストアイベントに行けるっていうんで買ったアーティストがいるんですけど…
――誰ですか、教えてください!
岡村:エル・キングです。すごい好きで。普段好きなのは男性アーティストが多いんですけど、エル・キングはカッコイイなと。声がちょっとロシアン・レッドに似てて、英語の発音がちょっと舌っ足らずっぽいのが特徴的なんです。
岡村:あとHOSTESS CLUB ALL-NIGHTERでいうと、ディア・ハンターは観たいと思ってます。
山本:サヴェージズと。
岡村:あとThe 1975とJames Bay観たいですね。
山本:あとKING!
岡村:私、去年ビーチステージのMCをやらせていただいてから、ビーチステージが大好きになっちゃって。あと、リア・ドウ推してるんです。
山本:ビーチは風が吹かないといいね。砂だらけになっちゃうもんね(笑)。
岡村:去年からステージが大きくなったんですよ。
サマソニはどっちかっていうと、アーティストを観に行くフェスですね。ライブをしっかり観たい。やっぱり都心から近いぶん、フェス慣れしてない若い人たちも行きやすいですよね。
山本:サマソニも熱くないといいけどね。おととしほんと暑くて大変だった。
岡村:雨もイヤですね。フジはいいけど、サマソニだと準備してないから困る(笑)。
業界でも屈指の音楽好きであるお二人のお話は、終始楽しくラジオと音楽への愛が溢れていた。インタビューの最後、「また達さんとラジオできたらいいな。何か自分の好きなものをリコメンドできる場所がまたできるといいなと思いますね。」と締めくくってくれた岡村さん。
愛のあるメディア人からのリコメンドは、確実に多くのリスナーの心を掴むだろう。
●伝える人:DJ 岡村有里子さん
ラジオDJ、MC、ナレーター。かつてInterFMで放送していた「SUNDAY SOUND STUDIO」などの番組ではDJはもちろん、選曲も取材も自ら行っていた。洋楽・邦楽だけでなく台湾の音楽シーンにも精通しており、英語・日本語・中国語を使いこなす。
●番組を作る人:ラジオディレクター 山本達也さん
ラジオディレクター。InterFM897「Vance K Show」などのディレクターをつとめる。かつてはInterFMのミュージック・ディレクターもつとめ、洋楽のラジオ制作者・選曲者として引く手あまたの活躍ぶり。通勤はもっぱらバイク。
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