ViV 公開リハーサル&無料ワンマンで“暴れ歌物系”らしい轟音と熱狂で支配
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ViV
VIV無料ONEMAN TOUR 2016「タダじゃ済まさねぇ夏。」
2016.8.10(WED)新宿RUIDO K4
灼熱の日々が続く8月、ViVは東名阪仙を舞台に初の無料ワンマンツアー『VIV無料ONEMAN TOUR 2016「タダじゃ済まさねぇ夏。」』を行なった。そのファイナルの地となったのが、8月10日(水)新宿RUIDO K4。今回の公演では、観客たちを無料招待した「本編」公演のみならず、5000円のS
「公開リハーサル」は、メンバーが客席後方から入場する形でスタート。予期せぬ登場に、ファンたちも嬉しい興奮の声を上げていた。ライブは「ONE」からスタート。懐深くも激しさを携えた楽曲へ、観客たちは全力で身体を折りたたんでゆく。何時ものライブの光景。むしろ限られた(数十名の)人数だからこそ、誰もがフロアーを存分に使いながら思う存分にはしゃいでいた。
ここでは、「MERRY'S-GO-ROUND」や「Sweet Dayz,Calling」などの躍動曲から、ファンたちへの感謝の気持ちを込めて歌ったバラード「「絆」」など、普段のライブでは触れる機会の少ない楽曲を演奏。そこへ、「完全無欠のスーパースター」や「Supeoki Pain」「MESSAGE」と、お馴染みの楽曲を加えていた。「Supeoki Pain」の間奏では、HIROHIROとファンたちによる絶叫の掛け合いも登場。さらにドラムのさゆきが、観客たちと「SAY HO!!」「SAY プルン」「ミキプルーン」と。ギターの渉がリバーブを深くかけながら「あぅ、いぇーぁ」とやり取りを行なう場面も。巧みに遊び心も加えながら、メンバーも観客たちもパーティムードを楽しんでいた。
MCでも、HIROHIROが「ステージドリンクの水をタオルにしめらせ振りまわしていたところ、飛沫が飛んできた」と語れば、「右肩」にまつわる話をしていたところへ、さゆきが「ラーメンの固さは、バリカタ??」と意味不明な突っ込みを入れてくる場面も。そんな話の緩さも、公開リハーサルならではだった。
本編は無料公演ということもあって、後ろまでぎっしりと人で埋めつくされていた。「殺ろうか、Tokyo!!」、HIROHIROの言葉を合図に満員の観客たちへViVが最初に突き付けたのが、ここに集まった観客たちへ贈るに相応しい「LOVE SICK」。ラウドでヘヴィなグルーブロックが舞台上から大きな唸りとなって襲いかかってきた。場内は、最初から祭り状態だ。何時しか会場は、暴れ狂うことが常識であり、正義という名のコロシアムと化していた。
「Scarred.」や「G-lips.」が、高ぶった感情へ“もっともっと”と熱気を注ぎ込んでいた。ヤバいぜ、感情も肉体も序盤から壊れそうな空気だ。
「完全無欠の!!」「スーパースター」。お馴染みのやり取りに続いて舞台上から解き放たれたのが、「完全無欠のスーパースター」。演奏が進むにつれ、身体の奥底から昂揚した感情がどんどん沸き立ってゆく。魂が嬉しく震える感覚?!。舞台上からけしかける歌と演奏に触発され、冷静でいれるわけがない。まさに、完全無敵な熱狂がそこには描き出されていた。
モッシュナンバー「Supeoki Pain」では、ギュウギュウの観客たちが、狭い空間の中でさえ右に左に駆け、飛び跳ねてゆく。もみくちゃ状態。むしろ熱狂と興奮にまみれてこそ、「Supeoki Pain」の作り上げるバトルなパーティに参加している実感を得れるのも事実。「来い×4」のコール&レスポンスが飛びだせば、間奏では、ドラムのさゆきが「SAY HO!!」「SAY YES!!」「SAY プルプルプル」「ミキプルーン」と、壊れたやり取りを披露。ベースのRayJiがメンバーの名前を呼べば、ギターの渉は思いきり深くリバーヴをかけたうえで、「おぅぅ~、いえぁ~」と色っぽくコール&レスポンスを決めていた。ライブならではなコミカルなやり取りも加えつつ、何時しか「Supeoki Pain」を通し、場内にはクレイジーなパーティ空間が生まれていた。
「暴れようぜ!!」の言葉を合図に、激しくもエモーショナルな演奏が炸裂。「EMOTION」は、間違いなくハートに火をつけてくれた。気持ちにガンガン熱狂のエナジーを注ぎ込んでゆく、その感覚がたまんないくらいに恍惚で快感だ。まさに、心狂うまで暴れるしかない気分だ!!
ザクザクとしたワイルドビートが轟かせながら、ViVは「君の為なら死ねる(僕×君)」を突き付けた。ViVのためなら死ねる?! ここにいる連中は、その覚悟を持って夢中で熱狂の渦に溺れていた。好きなバンドに全身全霊で熱狂の闘いを挑むのは、支持してくれる人たちへ最高のおもてなしをすることも、裸の感情で想いの拳を交わしあうのと同じこと。大サビ後に生まれた♪ラララーララ♪の合唱は、胸に震える喜びと感動を与えてくれた。本気で気持ちを一つに重ね合わせるって、こういうことだよ。これぞ、最上級の快楽じゃないか!!
本編最後に叩きつけた「MESSAGE」でも、会場中が、絶叫と熱狂と愛に満ちた空間に染め上げられていた。動くのも大変な空間の中でさえ、誰に遠慮することなく身体を折りたたみ、頭を振り乱し、暴れ狂い続ける観客たち。それくらい、ViVの演奏が完膚無きまで?! 理性を壊してくれたという証明だ!!
「僕たちとみんなの曲です」。最初のアンコールでは、訪れた一人一人の心へしっかり想いを染み渡らせるように歌った、優しく暖かな想い伝わるバラードの「「絆」」や、無垢な気持ちへ寄り添う「Destiny」が響き渡っていた。まわるミラーボールの下、大勢の人たちが運命を感じでいた。ここで出会ったことが、きっと長く続いてゆく大切な関係に発展していくという喜びを……。
やまないアンコールの声を受け、メンバーらはふたたび舞台へ。飛びだしたのが「MERRY'S-GO-ROUND」。演奏に合わせクルクルと手をまわすたびに、観客たちが指につけたカラフルなリングライトもギラギラとまわり続けてゆく。「輝き始めた夜に」という歌詞に似合う熱した風景が、そこには生まれていた。その熱気をさらに高めようと突き付けたのが、ラウドでワイルドビートな「バレないようにkissして」。冒頭から大きく頭を振りまわし騒ぎ狂えば、舞台上へ絶叫のデスボイスを返してゆく風景も。サビの「バレないように」「kissして」のやり取りを通したスリリングな興奮。まさに絶叫と絶頂を味わっている気分だ!!。「今日という日は今日しかねぇぞ、燃えていこうぜ!!」。最後の最後に「Cage」を叩きつけた頃には、場内は轟音と熱狂に支配されていた。でも、それこそが“暴れ歌物系”を自負するViVらしいライブの光景じゃないか。
ファイナル公演後に、ViVから新たな情報が告知された。それが、9月22日(木祝)に新宿RUIDO K4を舞台に『ViV ONE MAN LIVE「Typhoon Night Fever 2016」』を行なうことの発表だ。ふたたび新宿RUIDO K4の地を選んできたのが嬉しいポイントだ。他にもいろんな主催イベントの発表も控えているように、これからもViVの動向へ目を光らせていて欲しい。そして、ライブ当日を熱く震えて待て!!
文=長澤智典 撮影=Mishimagick
2016.8.10(WED)新宿RUIDO K4
◆公開リハーサル
01. ONE
02. MERRY'S-GO-ROUND
03. 完全無欠のスーパースター
04. Sweet Dayz,Calling
05. 「絆」
06. Supeoki Pain
07. MESSAGE
◆無料ライブ
01. LOVE SICK
02. Scarred.
03. G-lips.
04. 完全無欠のスーパースター
05. Supeoki Pain
06. EMOTION
07. 君の為なら死ねる(僕×君)
08. MESSAGE
-ENCORE-
09. 「絆」
10. Destiny
-2nd ENCORE-
11. 『MERRY'S-GO-ROUND
12. バレないようにkissして
13. Cage
9/22(木祝)新宿RUIDO K4
【開場/開演】18:00/18:30
【前売/当日】3,500/3,800
【出演】 ViV
【
A:e+ 8/13(土)~
■購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002199091P0030001
B:当日
8/20(土)大阪RUIDO
8/21(日)名古屋ell.FITS all
8/27(土)高田馬場AREA
9/5(月)大阪RUIDO
9/6(火)名古屋MUSIC FARM
9/10(土)新宿RUIDO K4
9/22(木祝)新宿RUIDO K4(ワンマンライブ)
9/28(水)大塚Deepa
10/3(月)名古屋MUSIC FARM
10/4(火)大阪RUIDO
10/15(土)札幌Crazy Monkey
10/16(日)札幌Crazy Monkey
10/17(月)小樽GOLD STONE
10/19(水)新宿RUIDOK4
10/28(金)名古屋サーキットイベント(festtoke)
10/29(土)名古屋HOLIDAY NEXT
11/5(土)高田馬場AREA
11/6(日)高田馬場AREA
11/12(土)名古屋HOLIDAY NEXT
11/14(月祝)大阪SUNHALL