楠本桃子のゲームコラムvol.10 事件の謎まで辿り着け! 大人ミステリー『シルバー事件』

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 ※画像は製品紹介サイトより引用

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独特で灰汁の強い大人向けミステリー!『シルバー事件』とは?

※画像は製品紹介サイトより引用

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今回紹介するゲームは『シルバー事件』。
1999年10月7日にグラスホッパー・マニファクチュアからPlayStation用ゲームとして発売されました。最初にこのゲームを見たとき、『シルバー事件』というシンプルな名前と、独特な存在感を持つパッケージに惹かれました。パッと手に取っただけでは全容が掴みきれないワクワク感と、大人向けのキャラクターデザイン。一般向けというよりは、コアユーザー向けのマニアックな作り込みを感じられます。


主人公目線で語られる物語の真相

※画像は製品紹介サイトより引用

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1999年、「24区」。謎の連続猟奇殺人発生。 24署凶悪犯罪課の刑事たちは、ある犯人像……20年前に発生した「シルバー事件」において政府の要人たちを次々と暗殺したと言われている伝説の殺人鬼・ウエハラ カムイに行きあたる。だがカムイの実像を知るものは誰もいない。果たしてカムイは復活したのか? そして、伝説の殺人鬼・カムイとは何者だったのか——?

プレイヤーは、本作のタイトルでもある"シルバー事件"を、数々の謎を解きながら追っていきます。アドベンチャー+ビジュアルノベルが融合した本作は、アドベンチャーゲームの中でも異色で、未だに熱狂的なファンを多く持つ作品です。

シルバー事件は、"Transmitter"編と"Placebo"編、2つの目線から語られます。Transmitter編はでは公安に所属する特殊部隊員の主人公の目線から語られる物語、一方Placeboはフリーライターであるモリシマトキオの目線から語られる物語です。2つの目線から物語を見て初めて、事件の全貌が明らかになります。物語はTransmitter編とPlacebo編合わせ、全12話(オマケ要素含むで)一話一話が短めの構成になっているので、気軽なプレイが可能です。

本作はFPS視点で事件の謎解きを行うアドベンチャーパートと、登場人物同士の会話で進むビジュアルノベルパートが存在します。アドベンチャーパートの操作方法は慣れるまで少し戸惑うかもしれませんが、一話目が終わる頃にはきっと慣れているはず。一見複雑そうに見えますが、慣れてしまえば簡単にサクサクと操作ができるインターフェースとなっています。

推理パートが難しい、と感じる場合は説明書をすみずみまで確認してみてください。推理のヒントを発見できるはずです。


クールでアダルトな雰囲気のビジュアルと演出

※画像は製品紹介サイトより引用

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背景に走る文字や全体の雰囲気は、話により全て異なるという作り込み。話ごとに変化するプレイインプレッションにより、新鮮な気持ちでプレイを続けることができます。細かな部分にも作り手のセンスや想いが込められているゲームです。

怖がりな私からしてみれば少し怖いと感じるシーンもありますが、ホラー要素とサスペンス要素が相まり、唯一無二の世界観を演出しています。基本的に大人達が活躍する大人向けの物語となっているため、上の年代の方々も楽しめる世界観となっています。

銃、警察官、ジャーナリスト、新興都市、凶悪犯罪、ミステリー……。そんなキーワードに惹かれる方は、特にプレイをオススメします!

ゲームクリア後には、本作のことしか考えられなくなるような中毒性を持つ秀作です。一度この世界にハマってしまったら、抜け出すことはなかなか大変かもしれません……。

また、『花と太陽と雨と』では、シルバー事件後の物語が描かれています。本作が好きな方は、是非プレイをしてみてください。もちろん、本作の登場人物たちも再登場します。『花と太陽と雨と』に続く全ての始まりは本作、『シルバー事件』なのです。


『シルバー事件』、リメイク決定!

※画像は製品紹介サイトより引用

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様々な魅力を紹介してきた本作ですが、なんと今秋、リメイクが決定されています!HDリマスター版がSteam/PLAYISM他PCプラットフォームで2016年秋に全世界へ向けて配信開始予定!

プレイをしたことがある方も未プレイの方も、シルバー事件の目撃者となってみてください。事件を追っていく内に『シルバー事件』中毒になってしまっても責任は取れません。皆様の自己責任でお願いします……!

 

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