野田秀樹が挑む“勘三郎へのオマージュ” 、NODA・MAP『足跡姫』~時代錯誤冬幽霊~
NODA・MAPの第21回公演『足跡姫』~時代錯誤冬幽霊~
野田秀樹が作・演出・出演を務めるNODA・MAPの第21回新作公演が、2017年1月より上演を開始する。 そのタイトルは、『足跡姫』~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)~。2012年12月に57歳の若さで惜しまれながらこの世を去った、十八代目中村勘三郎へのオマージュとして作られる。
勘三郎と野田は、歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』(01年初演/05年再演)、『野田版 鼠小僧』(03年初演/09年再演)、『野田版 愛陀姫』(08年)、NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』(10年)で共同作業を行なってきた間柄だった。“決して残ることのない肉体の芸術”に生涯を賭した勘三郎、そんな彼に共鳴し続けた野田。二人は戦友であると同時に、盟友という言葉でもまだ足らないぐらいの固い絆で結ばれていた。 そんなかけがえのない存在であった勘三郎への“オマージュ”を、野田は“江戸”を舞台にした物語として、紡いでゆこうとしている。そこにおいて“足跡姫(あしあとひめ )”なる名前を冠した姫とは一体何者か。さらに、副題である“時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)”という言葉が意味するものは何か。私たちに様々な想像を喚起させながら、その答えは2017年1月18日の公演初日に明らかとなる。
野田秀樹の直筆テキスト
主要キャストは、宮沢りえ 妻夫木聡 古田新太 佐藤隆太 鈴木杏 池谷のぶえ 中村扇雀 野田秀樹。宮沢りえは野田作品7度目の参戦で、5度目の出演となる妻夫木聡とは舞台初共演となる。また、野田作品9度目となる古田新太と妻夫木も舞台初共演となる。佐藤隆太と鈴木杏は野田作品初出演。池谷のぶえは12年ぶりの野田作品出演。そして、過去に3作の野田版歌舞伎で勘三郎と共演したことのある中村扇雀は、NODA・MAP作品には初参戦となるが、“勘三郎へのオマージュ”というコンセプトにおいて重要な鍵を握る存在となりそうだ。
またスタッフは、美術:堀尾幸男 照明:服部基 衣裳:ひびのこづえ 作調:田中傳左衛門 サウンドデザイン:原摩利彦 振付:井手茂太 映像:奥秀太郎 美粧:柘植伊佐夫 舞台監督:瀬﨑将孝という最強の布陣。一般発売は、2016年12月10 日(土) 。
■出演:宮沢りえ 妻夫木聡 古田新太 佐藤隆太 鈴木杏 池谷のぶえ 中村扇雀 野田秀樹
■美術:堀尾幸男
■照明:服部基
■衣裳:ひびのこづえ
■作調:田中傳左衛門
■サウンドデザイン:原摩利彦
■振付:井手茂太
■映像:奥秀太郎
■美粧:柘植伊佐夫
■舞台監督:瀬﨑将孝
■会場:東京芸術劇場プレイハウス
■一般発売:2016年12月10 日(土)
■協賛:住友生命
■共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
■主催・企画・製作:NODA・MAP
■お問合せ:NODA・MAP 03-6802-6681 http://www.nodamap.com