ヴィジュアル系の、いまの王道を作るべく現れたニューカマー『NOW』の初インタビューを公開。彼らの初MVとなる「Reality」も初解禁!

インタビュー
2016.9.16
NOW

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ヴィジュアル系の、いまの王道を作るべく現れたニューカマーだ。顔が見えない「REALITY」のMVを通して、突如メッセージを発信してきたNOWは、ニコ動の“歌ってみた”で注目を集め、ソロでも活躍するKEKE( Vo)とtakuma.( Gt)が過去を“いま”に蘇らせようとタッグを組んだヴィジュアル系ユニット。2016年10月15日、東京・恵比寿club aimで行なう初お披露目ワンマンライブ<Electronica!!>で本格始動。1stミニアルバム『Revive』をリリースする彼らに、ユニットの成り立ちと、このユニットにかけるパッション溢れる熱い意気込みを語ってもらった。

 

――NOWというユニット名の由来から教えてもらえますか?

KEKE:どんなアーティストさんでも最初は誰かに憧れて始まってると思うんですね。そのアーティストには“絶頂期”というのがあって。「あのバンドならこの時代がいいよね」というのが絶対にあるんですよ。そういった僕らがいいと思った90年代のヴィジュアル系のバンドさんの絶頂期のいいところを、僕らの時代に合わせて僕らなりの表現で。

takuma.:蘇らせようと。

KEKE:過去といまをつなぐヴィジュアル系のユニットです。

――ヴィジュアル系の“いま”をNOWなりに表現したものが、一番最初に公開されたモノトーンの洗練されたアー写だった訳ですか?

takuma.:そうです。

――NOWのロゴマークについてる幾何学的な模様にはどんな意味があるんですか?

takuma.:あれ、じつは“NOW”って描いてあるんですよ!

KEKE:僕ら、楽曲にシンセサイザーをかなりとり入れてまして。NOWのサウンドの中心にはデジタルロックというものを置いてたりするんで、ロゴもデジタルなものにしたくて、こういうデザインにしたんです。

NOW / KEKE

NOW / KEKE

――お二人がNOW結成に至った経緯は?

KEKE:7、8年前から知り合いだったtakuma.君と、あれはセッションライブだっけ?

takuma.:うん、そうだね。

KEKE:そこでtakuma.君が「何か面白いことやろうよ」と話をふってきたんですよ。

takuma.:何の根拠もなくね(笑)。

KEKE:それが全てのきっかけです。昔から一緒にバンドやりたいねという話はしてたんですが、彼自身バンドをやってましたし。僕もバンドをやったりソロをやったりしてて一緒にできなかったんです、今年僕が3月にソロでアルバムを出しまして。その後どう展開していこうかと考えてたときに、ちょうど彼とステージに立つ機会があって「一緒に面白いことやろうよ」といわれたんですね。そのとき、彼はまだバンドをやってたんで、これは言っちゃっていいのかなぁ‥?

takuma.:うん。大丈夫だよ。

KEKE:僕が彼に「本当に僕と面白いことやりたいんだったらまずそのバンド辞めてこい」って話をしたんですよ。

――えっ‥本当に?

takuma.:ええ。いわれました(微笑)。

KEKE:そうしたら、本当に辞めてきたんです。

――えーっ!!(驚愕) 

takuma.:辞めましたね。そうしないと話がここから進まないと思ったんで。

KEKE:バンド辞めてこいといったら「ちょっと待ってくれ」っていうんだろうなと思ってたら、二つ返事で「分かった。辞める」っていったんですよ! それで、2日後ぐらいかな?「辞めるって話をしてきたわ」って連絡がきて。これは本気なんだと。それが6月の話ですよ。ホント近々の話です(微笑)。

takuma.:僕の脱退でバンドは解散することになったんですけど。それでも僕はKEKEちゃんと一緒に活動したかったんです。

――takuma.さんをそこまで突き動かしたKEKEさんの魅力というと?

takuma.:人として好き、というのがまず一番大きいんですが。感情ですかね。バンドに対しての熱さと、歌ってるときの感情移入です。ステージでのヴォーカリストとしての熱さは、まさに僕が理想とするヴォーカリスト。彼の性格もそうで。嫌なことは嫌とちゃんという性格なんです。それがステージに出てるんじゃないかと。それができてるヴォーカリストって、あんまりいないんですよ。人としてもヴォーカリストとしてもリスペクトしてます。

KEKE:ただ、人間性はひねくれてるけどね。

takuma.:そこはお互い様だから大丈夫(笑)。

NOW / takuma.

NOW / takuma.

――ではKEKEさんがtakuma.さんと一緒にやろうと思った決め手は何だったんですか?

KEKE:僕は今後の活動を考えたとき、実は70〜80%はソロでやっていこうという気持ちに傾いてたんですね。でも「バンド辞めてこい」といったとき、彼に二つ返事で「分かった」といわれて、腰が抜けたんですよ。「マジ!? コイツ」って。僕思うんですけど、今の若手ヴィジュアル系は、演者がダメなやつが多い気がするんです。彼みたいな“やる気”に満ち溢れてるバンドマンに僕はあまり出会わなかったんですね。僕がバンドメンバーに一番求めているものは、そういう“やる気”なので。彼のその情熱や音楽にかける熱い気持ちを僕はかった感じですかね。

――どうやら音楽にかけるパッションというところがお2人とも共通しているようですね。

KEKE:そうですね。僕はこれまで2回バンドをやりましたけど、どちらも人間関係で崩れましたから。バンドに対する価値観もまったく違ったから、気持ちを共有できなかったんですよ。例えば、新しいシングルを出すとき。「新しく衣装作ろう」と話すと「お金がない」って返ってきたことがあって。“いやいや。ないなら血反吐いてでも働いて金集めてこいよ”というのが僕の普通の考えなんですね。彼はそこも「分かった」の2つ返事で、当たり前のように努力してお金を集めてくるんで。

――そこの本気の価値観が共有できるメンバーにやっと出会えたということ。

KEKE:そうですね。イベントとか出ると、本気じゃないヤツがいっぱいいますから。“何なのコイツら”“何でこんな本気じゃないヤツらと一緒に俺がステージに立たなきゃいけないんだ”って、これまで悔しい思いをいっぱいしてきましたから。

takuma.:悔しいし、腹も立つよね。ウチらの方が全然やる気では勝ってるのに、何でやる気ないあいつらの方がファン多いんだって。いままでそうやって感じてきた悔しさ、腹立たしさをこのNOWで全部ひっくり返してやろうと思ってます。

KEKE:恨みは溜まってるよね(一同笑)。対バンとかで、表では「今日はよろしく」っていい顔しながら、裏では「あいつら絶対に売れねぇよ」とかよく俺はいわれるんスよ(苦笑)。そうやって陰口いってる奴らもトータルで見返してやりたい。それが、俺の中で一番デカい核になってるかもしれない。

takuma.:今までバカにしてきた奴全員を後悔させてやろうかなと思ってますね。

――そういうものがNOWの原動力になっている訳ですね。

KEKE:はい。特に今回のミニアルバムに収録された歌詞はそういったものが多いですね。

takuma.:先に公開したNOWのアー写の中にある“バカにするヤツもいる”“嫌いなヤツもいる”という文字は、じつはMVにもなった「REALITY」という曲の歌詞でもあるんですよ。これはウチらのリアルを伝えるというコンセプトの元に作った曲なんですけど。ここに描いた気持ちは、NOWについてKEKEと話してると毎回出てくることなんです。「NOWは絶対に売れたい」「なんで売れたい?」「バカにしてきた奴らをひっくり返したいから」って。

KEKE:でも、それがあろうがなかろうが、僕は根本にLUNA SEAへの憧れがあって。LUNA SEAみたいに有名になって売れたいという夢が自分の根本。そこに、年齢を重ねていく中でバカにしてきた奴らをひっくり返したいという気持ちがプラスαでのっかってきた感じですかね。

――ああ、なるほど。

KEKE:でも、世の中にはいっぱいいると思うんですよ。僕と同じ考えの人間って。10代の頃だけじゃない。大人になっても陰口をいう奴らはどこに行ってもいて、本当のことをストレートにいうだけで嫌われ者になったりする。そういう世の中の現実を見せるという意味で「REALITY」というタイトルなんです。

――この曲は後半、セリフのように歌詞を唱えているところが強烈でしたね。

KEKE:曲の中にセリフっぽいもの入れてるものってないなと思って。それも、僕が伝えたいことが多すぎて歌詞にハマんなかったんで、じゃあ喋っちゃえばいんじゃね? というのでああしたんですけど(笑)。あそこを歌詞にしたら曲の長さが倍になっちゃいますから。

takuma.:それぐらい、この曲の中に俺らがいいたいことが詰まっているということです。

――いいたいことを吐き出しちゃった感じ?

KEKE:そうです。僕はストレスを歌詞に書いたり歌ったりすることで発散している部分があるなって、この間気づいたんですよ。そういうことを口に出して歌うことで心が洗われるというか。すっきりするんですよね。なので、今回は「REALITY」を始め、全曲前向きなことを歌ってるんじゃなく、マイナスのことを歌ってるんです。そういう負のものを口にすることによって、ライブでみんなにもすっきりしてもらいたいという気持ちもあります。

――「REALITY」はサウンド的にもシンセ音など、デジタルなアプローチを感じさせるナンバーになってますが。なぜ、デジタルロックというのがNOWのキーワードになっていったんですかね。

takuma.:デジタル感というのがいまの時代、ニーズにあってるというのもありますし。単純に、好きなんですよね(笑)。

KEKE:正直、メンバーが2人だから音圧が稼げないからというのもありますけど(笑)。デジタルをフィーチャーすればいろんな音色が使て、表現の幅が広がりますから。そこが大きいです。

NOW / Revive

NOW / Revive

――では、先行公開した「REALITY」を含む6曲入り1stミニアルバム『Revive』はどんな作品になりそうですか?

takuma.:過去をいまに復活させるという意味でReviveなんですけど。ウチらの表に出すトレーラー映像はKEKEが作ってるんですけど。僕はそれを見て、このタイトルを知ったんですよ(笑)。

KEKE:ははっ(笑)。僕が映像を作ってるとき、タイトルがバーンと出た方がいいなと思って、俺ならこれがいいかなと思って仮でこのタイトルを入れて見せたら「Revive、いんじゃね?」って返事がきて仮じゃなくなったんです(笑)。

――そんなエピソードがあったとは(微笑)。

takuma.:サウンド的にはアルバム全曲、デジタルが入ってます。

KEKE:あと、このアルバムのポイントとなっているのは、お客さんとのコール&レスポンスなど、お客さんが声を出して盛り上がれるようなパートが全曲に必ず入ってること。

takuma.:そのコール&レスポンスも単なるoiコールだけじゃなく歌詞が入ってるものもあって。「RENUMBER」という曲はサビがコール&レスポンスなんですよ。そこは、ぜひお客さんに歌ってほしい。

――そこも、NOWなりのいまの時代のヴィジュアル系には欠かせない要素ということですね?

KEKE:それもありますけど。これをやろうと思ったのは、僕のソロの中にお客さんとコール&レスポンスを繰り返す楽曲があるんですけど。これをやると一体感がすごく生まれて、僕もやってて楽しいですし。お客さんにも‥やっぱり“バンギャ”って暴れにライブに来てる人が多いんですけど。その人たちに頭振ったりコブシ上げるだけじゃなく、声を出して発散して楽しんでもらいたいと思ってるんですね。だから、この先もどバラードじゃない限りはNOWの楽曲はすべてコール&レスポンスを入れていこうと思ってます。

takuma.:お客さん参加型のライブを作りたいんですよ。ただ見て、ただ聴いて終わりじゃなくて、もぉ腹の底から思いっきり声張り上げて。

KEKE:ボロッボロになって「疲れたー」っていって、ストレス全部発散してライブから帰ってもらうのが理想。

takuma.:それぐらいの熱さでライブを見てもらいたいんですよね。「NOWのライブ行ったらめちゃくちゃ声枯れるし疲れるけど楽しいから行く」みたいなライブを作りたい。

KEKE:みんなが声を出さなきゃいけないライブだと、来るお客さんもレスポンスをどう入れたらいいのか、ちゃんと曲を予習して聴いてくれると思うんですね。曲をみんなに聴かせたい。そういった意味もじつはそこにはあるんです。

――なるほどっ!

KEKE:でも、バカみたいに声出すのって恥ずかしいんですよ。僕もLUNA SEAさんのライブに行ったとき。東京ドームでみんなメンバーの名前を大声で叫ぶ訳ですよ。僕は恥ずかしくて声が出せなかったんですけど、声出してる人を見たらみんなキラキラしてて本当に楽しそうなんですよ。そういうのを、僕らを見に来る人たちにも味わってもらいたいんです。

――では「REALITY」のMVに関しても聞かせて下さい。ヴィジュアル系なのに顔が全く見えないんですよね。

KEKE:このMVはメンバーが輪になって演奏しているシーンを一発撮りみたいな雰囲気で撮って、ロック感を出したんですけど。顔が写らないとか、顔が出ても暗くて見えないのは、あえてそうしてるんです。なんでかというと、MVは映像を見るものですけど、今作は僕らの顔よりも歌詞や曲をまず聴いてもらいたい。見た目じゃなく中身を見て欲しいという意味で、そうしました。

――リリックが出てくるのは歌詞を聴けってことなんですね。

takuma.:はい、そうですね。「一番ここを聴いて」「俺らはこう思ってるんだぞ」というところを文字にしました。

――では、そんなNOW始動のお披露目ワンマンライブとなる<Electronica!!>について。当日は会場先行で1stミニアルバム『Revive』を発売されるそうですが。お客さんはそこで曲をすぐに覚えて、コール&レスポンスで歌う訳ですか?

KEKE: そうです(きっぱり)。

takuma.:でも大丈夫ですよ。レスポンスするセクションはウチのヴォーカルがカッコよく支持してくれるんで、それに乗っかって。

KEKE:すべて俺に任せてくれればOK!!

――当日はサポートメンバーを入れてバンド編成でのライブになりますか?

takuma.:そうですね。

KEKE:僕らがなんでバンドにしなかったかというと、気が合わない奴を入れて、そこでの人間関係が原因でバンドを壊すようなことはもう2度としたくなかったからなんです。それだけこの2人は人間的に気が合ってるし、本気で売れたい、そのためには努力を惜しまない2人で。そういう気持ちが同じテンションで共有できない奴とバンドはやりたくない。そこは絶対に妥協したくない。ユニットになった理由はそこです。

――分かりました。では、最後にライブを待ち望んでるみなさんにメッセージをお願いします。

takuma.:みなさんには、今までの俺と一緒にしないでくれということ。“change myself”(「REALITY」)なんで。それから、ライブを見に来てくれるお客さんには、本当に期待して来てくれ。この二つを伝えたいですね。

KEKE:今回チケット代を安くしてるんですよ。それは曲数が無いということと、この安い値段で僕らを試しに観に来てくれということなんです。

――つまり、お試し価格ということですか?

KEKE:はい。けれども、僕らはその日来てくれた人全員をファンにする自信があるので、来てくれた全員をかっさらいます! 演奏だけじゃなく、ど頭の始まり。その演出からエンディングまで一つのパッケージとして観てもらって。これが僕らの生き様です、というライブを見せられると思います。あと、この日僕が初めてやることがありまして。そこでは僕の”change myself“が見られると思うので、こちらもお楽しみに!

 

インタビュー・文=東條祥恵

 

NOWの「Reality」Music Videoのフルサイズを初公開!SPICEのインタビュー記事公開と同時に視聴開始!

 

イベント情報
NOW始動 mini one man 【Electronica!!】​

2016.10.15 [Sat] 恵比寿Club aim
開場 : 17:30/ 開演 : 18:00
前売 : ¥1,000/ 当日 : ¥1,500/ DRINK :¥600

 

 

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