HY・仲宗根泉が女子会でファンの悩みを一刀両断! 初の単独トークイベント『Izu This Love?』に潜入
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HY・仲宗根泉
HYの紅一点メンバーで、「NAO」や「366日」などのストレートで赤裸々な楽曲も手がける仲宗根 泉(Key/Vo)。Izuの愛称で親しまれている彼女の、初となるソロトークイベント『Izu This Love?』が、2016年10月10日、新宿ロフトワンプラスにて開催された。「悩める女子のための女子会」と位置づけたこちらのイベントでは、来場したファンたちの悩み相談にIzuがその場で答えるという、会場一体型の内容となっていた。
女子会のテーマは「愛」、ドレスコードは「赤」
今回の女子会のテーマは、ずばり、「愛」。アーティストと一児の母というふたつの顔を持つIzuの元には、これまでにもファンからの人生相談の手紙や、SNSなどでの恋愛相談が絶えなかったという。そうやって悩みを抱えているファンたちに手を差し伸べたいという想いから、この女子会企画がスタートしたのだ。
全国5か所で開催され、約1,500人動員予定のこのイベントは、ほぼソールドアウト状態。この日も、多くの女性ファンがロフトプラスワンに詰め寄せた。来場者には赤のドレスコードもあり、会場は赤いファッションアイテムを身につけた女子たちで賑わっている。来場者には事前に「YES NOカード」が配られ、Izuからの質問に対してはこのカードを挙げて答えることになっているようだ。
ステージにIzuが登場すると、一斉に「Izuー!」という黄色い歓声が上がる。この光景に、Izuも「こんなにみんな女子ばっかりって、16年間のHYの活動の中でもなかなか見たことのない景色!」と驚きつつ、うれしそうな様子で席につく。北海道から遠路はるばる訪れたファンや、前日開催された大阪公演にも昼夜通しで参加したという熱心なファンもいたようで、Izuから名指しで「あなた○○ちゃんでしょ? 昨日も来てたよね!?」とツッコミを入れられていた。
会場には、ごく少数ではあるが男性ファンの姿も見られた。しかし、男性は会場脇に設置された指定席にまとめて座らされ、Izuが「しゃべっていいよ」と言わない限り言葉を発することすらNGという厳しいルールが課されている。そんな彼らに対して、Izuは「女だけの会だよって言ってるのに来ちゃうバカタレ!」と、ドSないじりを連発していた。
笑いあり涙あり!恋の悩みに人生相談、Izuが何でも答えます
最初のコーナーは、その名も「仲宗根泉の一刀両断」。観客がステージ上にあがり、Izuと対面して悩み相談するというものだ。一人目は、「好きな人に何度も告白して振られたけれど、諦められない」という女性。この相談に対してIzuは、「『告白していいのは何回まで』ってルールがあるわけでもないし、そんなに人を好きになれることってなかなかないから、10回でも告白すればいい。気持ちをぶつけ続けたら何かあるかもよ」と答え、何度も玉砕を重ねたのちに11回目の告白で見事恋を実らせたという友人のエピソードを語った。
続いて、「好きな人から『痩せたら付き合う』と言われているのに、ダイエットを頑張れない」というポッチャリ女性からの相談。これには、「もうだめでしょ! 好きな人に痩せたら付き合ってあげるって言われたら普通全力で頑張りますよね! それなのに頑張れないって、本当ブタじゃん!」と鋭いツッコミを入れる。RIZAPで15キロの減量に成功した自身の経験も交えつつ、「太っている人って、心にもどんどん肉がついていくんですよ」とコメントした。
三人目の女性は、「母親が再婚して義理の父親と10年以上同居しているけれど、恥ずかしくて一度も『お父さん』と呼んだことがない」と、打って変わって真面目な相談だ。これにIzuが「人って、自分が感じた思いは言葉にしないと絶対相手には伝わりません。言葉にするっていうのはものすごく大事なこと。それに、人はいつか亡くなりますから。それが明日かもしれないし明後日かもしれない。そうして亡くなってしまった時に、『お父さん』って一度も言わなかったことを後悔しませんか?」とコメントし、感極まって相談者が涙する場面も。見守る観客らもどことなくシリアスな空気に包まれる中、「最初『パパ』って呼んでみて、恥ずかしかったらその後『パパ……パパッパ~』って、歌ってごまかしちゃえばいいじゃない!」と言葉を続けて、会場をふたたび明るい雰囲気へ導いた。
「恋の仕方を忘れたら、まずは毎日を一生懸命過ごす努力をしてみること」
続くコーナーでは、事前に集められたお悩みアンケートに一問一答形式でIzuが答えていく。寄せられた相談は、恋愛や仕事、育児に家事と、女性なら「あるある!わかる!」と言いたくなるような内容ばかり。ちなみに、東京会場で寄せられたお悩みアンケートで多かったのは、
第1位:結婚するべきか迷っている
第2位:昔好きだった男性を忘れられない
第3位:恋ができない
という項目だったそうだ。
第1位の「結婚するべきか迷っている」という悩みには、Izu自身の出産や育児経験を踏まえた上で、「結婚して子供ができたらこの人のこういう部分は直るんじゃないか?っていう期待はやめたほうがいい」とアドバイス。第3位の「恋ができない」という悩みについては、「毎日を一生懸命生きている人は、そういう素敵な輝きやオーラが出るんですよ。それを見て『いいな』と思ってくれる人がいるはずだから、恋愛できない人はまず毎日を素敵に過ごす努力をしてほしい」とエールを送った。
観客の中で一人だけIzuに直接悩み相談をできるという企画では、選ばれた女性が、高校時代に学校の教師三人と立て続けに付き合ったというエピソードを語り始める。驚きのカミングアウトにざわつく会場……。そんな彼女のお悩みは、「最後に付き合った先生から未だに誘いの連絡がきて、断りたいのだけど嫌だと言えない」というもの。さすがのIzuもこれには動揺を隠せないようで、「LINEをブロックするとか……それでもダメなら『バラすぞ!』って言えばいいんじゃない?」と、恐る恐るコメント。そこに司会担当の沖直美が「『教育委員会に言うぞ!』って言いなよ」と続けて、会場は大爆笑。
最後に、Izuがこの日の女子会を総括したコメントを色紙に書く場面では、「もう、今日はこれしかないでしょ!」と言いながら筆を走らせ、「教育委員会」という文字がデカデカと書かれた色紙を先ほどの相談者にプレゼントした。
『Izu This Love?』は、この後10月15日(土)に名古屋、10月16日(日)に福岡、ラスト公演は10月22日(土)にIzuの故郷沖縄での開催を予定している。
取材・文=まにょ
日程:2016年10月15日(土)名古屋・JAMMIN’
2016年10月16日(日)福岡・Gate’s7
2016年10月22日(土)沖縄・Top Note
【昼の部】OPEN 13:00 / 14:00~15:30(予定)
【夜の部】OPEN 17:00 / 18:00~19:30(予定)
料金:3,800円(ドリンク代別途)
ドレスコード:キーワードは「赤」※どこかに赤いもの着用