『JACK IN THE BOX mini』同じ事務所というファミリーならではの楽しみ、KenがユッケでYUKKE祝福

レポート
2016.11.8
『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一 ※YUKKEの服の中、全体にカラーボールが入っています。

『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一 ※YUKKEの服の中、全体にカラーボールが入っています。

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『JACK IN THE BOX』と言えば、音楽事務所MAVERICK DC GROUPの年末恒例イベント。そのmini版とくれば、いったいどんなイベントになるのか、期待が膨らむのも当然。ましてや今日は、YUKKE(MUCC)の誕生日。ということで、この日のために、YUKKE BIRTHDAY UNITも登場。誰がどんな曲をプレイするのか、乞うご期待。

VALS『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

VALS『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

イベントのトップバッターを飾ったのは、シドのマオらがプロデュースするVALS。ドラム、ベース、ヴォーカル、そしてダンサーが二人という、変則的なバンド形態だ。

1曲目の「シルエット」が始まっても、最初は少しとまどいを見せていたオーディエンスもいるようだったが、キャッチーなメロディに、艶のある男らしいRioの声に少しずつ引き込まれていく。「チェリーハント」はスピード感たっぷりのシャッフルで、アダルトな雰囲気を漂わせ、これまでとは異なる世界を見せた。さらに「deuce」ではダンサー二人がラップを聴かせるなど、この編成を活かしてもっともっと幅広い音楽性にもチャレンジできるのではといった可能性を感じさせた。

CLØWD『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

CLØWD『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

続いては、CLØWDの登場。いきなりヴォーカル以外の4人がフロアタムを叩くという、男臭いオープニング。「WAKE UP」が始まると、隅々までしっかりと考えられたステージングやパフォーマンスに、このライブにかける意気込みが伝わってくるようだった。

そして続く「狼煙」は聴かせるサビが印象的で、伸びやかなハリのある歌声で届けられる歌詞には説得力も感じられた。「暴れる曲を持ってきた」と始まった「Worry?」で会場をさらに暖め、男らしさ満載のステージからは熱気がひしひしと迫ってくるよう。演奏はもちろん、見せ方にも隙のない姿は、初めて見るオーディエンスにしっかりとその存在を知らしめたことだろう。

最後「#夏の微熱」まで、バンドとしてのまとまりを崩さず、表情豊かな歌声をきっちりと聴かせつつも、楽器のカッコよさも見せつけるなど、バランスのいいパフォーマンスに引き込まれたオーディエンスも多かったのではないだろうか。

ユナイト『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

ユナイト『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

続いて、3周年記念ライブを行なった思い出深い会場に姿を現したのはユナイト。フロアには蛍光色の指輪などの光がきらめきだし、対するステージにはモノトーンを基調とした衣装を身につけたメンバーが登場。一曲目は「無限ピクセル」。サビで一転明るい世界を展開したかと思うと、「暴れるのは好きですか?」と吠えて、「---キリトリセン---」へ。

一見可愛い表情とは裏腹に、結が激しく荒々しい雄叫びを響かせる。「PiNKY_she_SWeAR」では、どこかエキゾチックな世界観を醸し出しながら、途中にドラムに合わせて皆で手拍子するコーナーも。ドラマティックな雰囲気に酔わせるだけでない、遊び心が彼ららしいのかもしれない。

「HELIOS」から、激しいノリで攻め立てていくと、会場もどんどん熱く高まっていく。そんな中、最後に聴かせたのが、「small world order」。溢れる照明にふさわしい、明るい光を伝えるエンディングでライブを締めくくると、「ハッピーバースデー」とYUKKEへのメッセージを残し、ステージを去った。

AKi『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

AKi『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

イベントもいよいよ中盤、ここで登場したのはAKi。楽器陣の後に悠々と登場すると、一気に会場中の目を釘付けにするようだった。1曲目は「Sing it Loud」。そのタイトルどおり、歌うことを宣言するかのように、堂々と歌声を聴かせていく。

「頭振れ、品川!」「熱くいこうぜ」と煽りつつも、カッコつけすぎないところが、たまらなくカッコいい。男らしさ全開でスタートした「STORY」では、オーディエンスも力強くこぶしで応え、AKiもまた全力でぶつかっていく。そんなぶつかり合いが楽しくてたまらないらしい。終始この空気感を楽しんでいる様子を振りまいていた。

MCでも、「YUKKEおめでとう」と言いつつ、「祝い殺してやる」と物騒なことを口にしたり、ファミリーでこういったライヴができる楽しさをしみじみ噛みしめたりと、ご機嫌な調子で言葉が口をつく。

AKi『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

AKi『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

「とことん盛り上がろう!」と始まった「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」では、途中コール&レスポンスも盛り込み、会場をひとつにまとめあげた。勢い任せで突っ走るかと思った「libido」では、中盤しっとりと聴かせ、それまでと異なる表情を見せるなど、まるで飽きさせることがない。最後「The Inside War」では、ポップなサビに、さわやかささえ感じさせ、元気いっぱいのフロアがそれに応えた。

メンバー紹介をすると、高らかに「どうもありがとう」と告げ、十分にこのステージを楽しんだことが見て取れた。

YUKKE BIRTHDAY UNIT 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

YUKKE BIRTHDAY UNIT 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

トリを飾るのはもちろん、YUKKE BIRTHDAY UNIT。メンバーはVoにmaya(LM.C)、Gに悠介(lynch.)と冬真(CLØWD)、Drに莎奈(ユナイト)。最後に姿を現したYUKKEが弾き始めたのは、「大嫌い」(MUCC)のイントロ。ざわめくフロア。mayaが「嫌い嫌い…」と歌い出すと、普段とはまるで別人。

その後mayaは、この夜を台無しにしてやるとか、今日が何の日か知らないとか言いたい放題。そんな態度の奥底にこそ、YUKKEへの愛が詰まっていた(はず)。続いて「EVOKE」(lynch.)が始まると、さらなる大歓声で、会場は熱気の渦へ。そしてYUKKEはすでに汗だくだ。

maya『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

maya『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

その後は、「Cage」(Dir en grey)、「88」(LM.C)、「ヴァンパイア」(Janne Da Arc)といった、5人バンドならばやってみたかったというYUKKEセレクトの曲が並び、バースデーイベントにふさわしい盛り上がりを見せていたところ、いきなり、おかわりのOKが。タイムテーブルにもない展開に、まずは「EVOKE」を再び。

さらに「大嫌い」では、本家本元である逹瑯MUCC)が登場。出るつもりがなかったから髭もそってないとマスク姿の彼は、曲が終わると共に風のように去っていった。

YUKKE×Ken 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

YUKKE×Ken 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

入れ替わるように登場したのがバースデーケーキ。と思いきや、なんとマグロのユッケで作った特製バースデーユッケ(?)。YUKKEも一口味わうと、「おいしいです」と笑顔。さらにKenからは、ユッケづくしのプレゼント。そして、出演者全員からはくす玉。と、盛りだくさんのプレゼントを前に、YUKKEが感謝のスピーチを始めたところへ、フロアのオーディエンスから一斉に無数のカラーボールがYUKKEを直撃! 出演者は大笑い。仕込みは大成功。

YUKKE BIRTHDAY UNIT 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

YUKKE BIRTHDAY UNIT 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

ここからはお祭りならではということで、AKi、Kenも交えて、「flower」(L'Arc~en~Ciel)をプレイ。出演者同士が自由に絡んでプレイする姿に、仲のよさが感じられる、ほのぼのとした時間となった。そしてこのイベントの最後を飾ったYUKKEがヴォーカルをとる「地獄のLOVE YOU ONLY」(TOKIO)では、YUKKEの、至近距離まで近づいて、じーっと見つめる悠介の姿が見られた。

YUKKE×悠介 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

YUKKE×悠介 『JACK IN THE BOX mini』撮影=西槇太一

実は、ユニット結成にあたってYUKKEが一番最初に声をかけたのが、悠介だったのだとか。しかし残念ながら、その熱い視線に気づかないYUKKE。記念撮影になっても、カラーボールを全身に入れられるなどYUKKEはいじられっぱなし。誰からも愛されるYUKKEのバースデーならではのイベントとなった。と同時に、YUKKEが口にしていたように、これが年末の『JACK IN THE BOX』につながると言うから、いったい12月27日には武道館で何が起きるのか大いに期待したい。

同じ事務所というファミリーならではの、他とは異なるイベントの楽しみをたっぷりと味わわせてもらった一夜だった。

取材・文=村山幸 撮影=西槇太一
集合写真のYUKKEには服の中全体にカラーボールが入っています。

イベント情報
JACK IN THE BOX mini
2016.11.6(SUN) 品川ステラボール

■VALS   
1 シルエット
2 月陽    
3 チェリーハント
4 deuce

■CLØWD
1 WAKE UP
2 狼煙
3 Tomorrowland
4 Worry?
5 RUDENESS RESORT
6 #夏の微熱

■ユナイト
1 無限ピクセル
2 ---キリトリセン---
3 PiNKY_she_SWeAR
4 HELIOS
5 ice
6 small world order              

■AKi
1 Sing it Loud
2 Be Free
3 STORY
4 FAIRY DUS
5 FREAK SHOW      
6 ミッドナイト/狂騒/DARLING:
7 libido
8 Brave New World
9 The lnside War

■YUKKE BIRTHDAY UNIT
Bass:YUKKE(MUCC)
Vocal:maya(LM.C)
Guitar:悠介(lynch.)、 Guitar:冬真(CLØWD)
Drum:莎奈(ユナイト)
Special Guest Guitar : Ken
Guest Bass : AKi
1大嫌い (MUCC)
2 EVOKE (Lynch.)
3 Cage    (DIR EN GREY)
4 88        (LM.C)
5 ヴァンパイア (Janne Da Arc) 
6 EVOKE (Lynch.)
7 大嫌い (MUCC)
8 flower w/Ken、AKi (L'Arc〜en〜Ciel)
9 地獄のLOVE YOU ONLY w/Ken、AKi (TOKIO)

 

イベント情報
MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary JACK IN THE BOX 2016
2016年12月27日(火)  日本武道館
開場 13:00 / 開演 14:00
 
【出演】MUCC、シド、M.A.D SUPER ALL STARS、MDC SUPER ALL STARS、D'ERLANGER、and more…
 
【チケット料金】
   前売¥7,500-(全席指定・税込) 当日¥8,500-(全席指定・税込)
【一般発売日】2016年11月27日(日)
【問】SOGO TOKYO 03-3405-9999


 
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