舟木一夫特別公演上演中! 「先輩が元気すぎて」と里見浩太朗を称賛、笹野は「(私が)1番動きたいと思います」
(左から)笹野高史・舟木一夫・里見浩太朗
「舟木一夫特別公演」が12月2日(金)から新橋演舞場にて開幕した。1部は舞台「『華の天保六花撰』どうせ散るなら」、2部は舟木のシアターコンサートとなっている。この公演に先立つ11月中旬に東京・八芳園にてPRイベントを行い、共演者の里見浩太朗、笹野高史も出席した。
本作は江戸時代に活躍した2代目松林伯円の講談「天保六花撰」に登場する金子市之介(舟木一夫)が江戸を生き生きと駆け抜いていく物語。
舟木一夫
作品について舟木は「歯切れがよくてテンポが早くて、着替えが間に合うかなっていうくらいのテンポですね」と紹介した。
里見浩太朗
体力的な問題を聞かれると、舟木は「先輩がお元気すぎるんで後輩は大変なんですよ」と発言。舟木より10歳上で先輩でもある里見は「今回は槍を持った立ち回りがありますからね、どこまで動けるかな。でも上手く出来たらやりがいのあるところです」と“槍”と“やり“での言葉遊びで会場を笑いに包んだ。
笹野高史
3人の中で最年少の笹野は「舟木さんに頼りっぱなしでございます。どんなに失敗してもいつもカバーしてくださいました。そして、すごいバックボーンとして里見さんがいらっしゃいますから。見た目は年上ですが、身体はまだ若いようなので動けます。1番動きたいと思います」と共演する2人の先輩を褒めたたえ、自身も気合いの入ったコメント。
(左から)笹野高史・舟木一夫・里見浩太朗
舟木は舞台というものついて「昔から言いますよね。初日明けたときは大体70%ぐらいから80%ぐらいの感じで入っていて、お客様が芝居を育てるという部分がありますよね。お客様が入ってこないと出てこないんですよ、やろうと思っても。稽古場では出しようのない熱とかありますんで、そこのところは初日が明いてから波打って上っていくのがおもしろいですよね」と話された。
舟木一夫
今年で芸能生活55周年を迎えた舟木は「流行歌手としてはよく持っているほうかなっと。1ヶ月公演全部生で歌える、ということは幸せの部類に入るほうかなっと思います」と言えば、笹野が「流行歌手。今そんなこと言う人いない」と舟木を茶化すなど、和やかな雰囲気の中で行われた。
「舟木一夫特別公演」は12月2日(金)から12月24日(土)まで東京・新橋演舞場にて上演。
(取材・撮影/鈴木 唯)
■日程:12月1日(火)~23日〈水・祝)
■会場:新橋演舞場
■出演:
舟木一夫
里見浩太朗(特別出演)
笹野高史
丹羽貞仁
瀬戸摩純
外山高士
小林功
伊吹謙太朗
川上彌生
近衛れい子
真木一之
真砂京之介
田口守
林啓二
冨田恵子
■演目:
一、『華の天保六花撰』 どうせ散るなら
作:齋藤雅文/演出:金子良次
二、シアターコンサート(昼・夜別構成)
■公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/schedule/2016/12/post_305.php