『君の名は。』がLAFCAでアニメ映画賞受賞!中国公開でアジア5冠も達成
現在公開中で、大ヒットを記録している新海誠監督作品『君の名は。』が、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞でアニメ映画賞を受賞。12月2日に公開を迎えた中国では週末興行収入ランキング1位を獲得した。
1975年から始まったロサンゼルス映画批評家協会賞は現役の映画批評家が選考する映画賞で、ゴールデングローブ賞と並びアカデミー賞の前哨戦として注目されている。過去に同賞を受賞した日本映画は、『千と千尋の神隠し』(01)と『かぐや姫の物語』(13)の2作品のみだったが、今回新たに『君の名は。』が栄冠に輝いた。
そんな本作は、中国での公開初日の興収が約7597万元(約11億3000万円)と、日本映画として新記録を樹立。週末3日間の興収としても『STAND BY ME ドラえもん』(14)の持っていた2.3億元(約38億円)を上回る2.8億元(約42億円)と、共に新記録となった。これで日本、台湾、タイ、香港に続き、アジアで5冠を達成。
『君の名は。』は、アニメのアカデミー賞と言われているアニー賞で長編インディペンデント作品賞と長編監督賞にノミネートされており、今後の賞レースにも期待が高まっている。加えて、すでに世界92の国と地域で海外配給が決定しており、来年には韓国でも公開。アジア6冠も射程圏内だ。【Movie Walker】