口が飛び出すサメ、ミツクリザメに触れてみよう
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ミツクリザメ
1000m級の深海生物に「手で触れる」貴重な体験
『横浜・八景島シーパラダイス』で、 希少な深海生物「ミツクリザメ」の冷凍標本に直接触ることのできる期間限定の特別イベント「ミツクリザメのタッチングタイム」を8月22日(土)~8月31日(月)まで開催されている。
この夏誕生したアクアミュージアムの新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」で標本を展示している未知の深海生物「ミツクリザメ」。
「ミツクリザメ」は、突き出した鼻のような突起の下にある口がガバッと飛び出して、獲物を捕食することで有名となった深海のサメである。世界でも捕獲例があまりなく、その生態が謎に包まれている大変希少な種類でもある。
『横浜・八景島シーパラダイス』では2009年より、 この未知なる深海生物「ミツクリザメ」の飼育展示挑戦と生態研究「ミツクリザメプロジェクト」を実施しており、その一環として、その貴重な「ミツクリザメ」に直接触れ、その謎に包まれた生態の一端を直に感じることのできる特別イベント「ミツクリザメのタッチングタイム」を期間限定で開催することになった。
ほかにも、 イベント期間中は時間になると「ラブカ」「オオワニザメ」といった貴重な深海ザメも登場。 こちらの標本にもタッチすることが可能。
また、スタッフによる生態についての解説も行われるので、夏休み終わり間近となった今、まだ夏休みの宿題が終わっていないお子さまの自由研究に良いかも。 話題の新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」とあわせて、楽しみたい。
ここ数年、ファンを増やしている「深海」とその生き物。ミツクリザメは第二のダイオウグソクムシとなるか!?
<ミツクリザメ>
英名:Goblin shark
学名:Mitsukurina owstoni
科名:ミツクリザメ科
分布:東京湾、 相模湾、 駿河湾などをはじめ、 世界各地で散発的に報告されている。
生息水深帯:~1300m
○動物学者の箕作佳吉(みつくりかきち)氏と発見者のアラン・オーストン氏の名前から「ミツクリザメ(学名:Mitsukurina owstoni)」と命名されました。
英名のゴブリンシャークは、 捕食するときの姿が悪魔・鬼(ゴブリンを意味する)を連想させることから名付けられました。
<ラブカ>
英名:Frilled shark
学名:Chlamydoselachus anguineus
科名:ラブカ科
生息水深帯:~1,300m
分布:全世界の深海
○原始的なサメの特徴を残していることから「生きた化石」と呼ばれるサメ。
東京湾や相模湾では、 深海刺し網で捕獲されることがあります。
期間 :8月22日(土)~8月31日(日)
場所 :アクアミュージアム1階 ジンベエホール
時間 :平日 11:00~11:30 / 15:30~16:00
土日祝日 11:00~11:30 / 14:00~14:30 / 16:00~16:30