スタジオライフの人気作が11月に再演!「PHANTOM〜THE UNTOLD STORY」
オペラ座の怪人が生まれるまでの物語…
昨年の11月に行われたスタジオライフ創立30周年記念製作発表の場で、代表の藤原啓児の口から再演決定が報じられると、詰めかけた多くのファンから拍手と歓声が沸き起こった人気作「PHANTOM~THE UNTOLD STORY」。いよいよ今年11月11日(水)からシアター・サンモール(東京都・新宿区)にて上演される。
ガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」を基に、その後アンドリュー・ロイド=ウェバーが作り上げたミュージカルや、その他あらゆる関連作品を踏まえ、スーザン・ケイが「オペラ座の怪人」が生まれる前の物語を描いたのが「PHANTOM」という物語だ。
作品は2部構成になっている。「PartⅠ~The Unkissed Child~」では、“怪人”エリックがこの世に生まれ、その恐ろしい風貌のせいで母マドレーヌに受け入れられず、仮面を被せられ屋根裏部屋に閉じ込められたまま育つ幼年期が描かれる。そんな環境で生きながらも天賦の才能が目覚め出すエリックは、建築学そして音楽でもたぐいまれなる才能を発揮し始め、やがていかにして母の愛を勝ち取るかを考えるようになる。天使のようなエリックの歌声に包まれ揺れ動く母マドレーヌ。母としての真実の愛に導かれたマドレーヌに気付いたエリックは――。
「PartⅡ~The Kiss of Christine~」では、長じて世界的な奇術師となったエリックが“オペラ座の怪人”になる過程を描く。ペルシャ皇帝にその天才的な才能を請われたエリックだが、次第に皇帝たちの要求がエスカレートし、ペルシャを脱出するはめに。生まれ故郷に戻ると既に母はこの世にはいなかった。その後、オペラ座建築決定の報を知り、エリックはパリに乗り込み、十数年に渡りオペラ座の建築に携わる。だが、地上の生活に疲れ果てたエリックはオペラ座の地下深くに秘密の安住の住処を作りあげる。その安住の地を更に確固たるものにする為、あらゆる知識を駆使するエリックは「オペラ座の怪人」となり、人々を震え上がらせていく。
そんな中、エリックは一人の新人歌手に出会う。運命の人、クリスティーヌだ――。
初演に続き今回も、2010年の新演出版『レ・ミゼラブル』の舞台装置と映像デザインを手掛けたマット・キンリーが美術・映像を、ロンドン・ナショナル・シアターの「War Horse ウォー・ホース ~戦火の馬」の照明を担当したニック・シモンズが照明を手掛ける。脚本・演出は倉田淳。
舞台上の、たった10m四方の空間の中で、生まれ落ちたボッシュヴィルの村からパリ・オペラ座まで、時を超え場所を超え、エリックの生きた全ての世界を創り出す点には是非とも注目したい。
PartⅠはA(Auber)チームとG(Gluck)チームに分かれ、エリック役を山本芳樹と松本慎也がWキャストで演じる。PartⅡもH(Halevy)チームとS(Scribe)チームに分かれ、それぞれWキャストで上演される。PartⅡでのエリック役は、山本芳樹と笠原浩夫。この他、関戸博一、曽世海司、久保優二ほかが出演する。
公演情報
スタジオライフ30周年記念公演第4弾「PHANTOM〜THE UNTOLD STORY」
会期:2015年11月11日(水)~12月7日(月)
会場:シアターサンモール
原作:スーザン・ケイ
脚本・演出:倉田淳
出演:山本芳樹 松本慎也 笠原浩夫 関戸博一 曽世海司 久保優二 深山洋貴 船戸慎士 奥田 努 牧島進一 仲原裕之 緒方和也 鈴木智久 松村泰一郎 田中俊裕 江口翔平 倉本 徹 石飛幸治 藤原啓児 ほか
公式サイト▶http://www.studio-life.com/
会期:2015年11月11日(水)~12月7日(月)
会場:シアターサンモール
原作:スーザン・ケイ
脚本・演出:倉田淳
出演:山本芳樹 松本慎也 笠原浩夫 関戸博一 曽世海司 久保優二 深山洋貴 船戸慎士 奥田 努 牧島進一 仲原裕之 緒方和也 鈴木智久 松村泰一郎 田中俊裕 江口翔平 倉本 徹 石飛幸治 藤原啓児 ほか
公式サイト▶http://www.studio-life.com/