生田斗真の“怪優”っぷりに脱帽!?本田翼、菜々緒、仲里依紗が見た“男の世界”

インタビュー
イベント/レジャー
2016.12.24

興行収入21.9億円の大ヒットを記録した『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』(14)の三池崇史監督、生田斗真主演タッグが『土竜の唄 香港狂騒曲』(公開中)でカムバック!前作以上にルール無用で大暴れしているこのタッグを、周囲はどのように見ていたのか?本田翼、菜々緒、仲里依紗、3人の女性キャストに直撃!

童貞&全裸キャラの主人公・菊川玲二役を圧倒的な熱量で演じ、“怪優”のイメージを定着させた生田。“全裸キャンプファイヤー”をはじめ、今回も意味不明なシーンであっても常に全力で体を張っている。

「生田さんは本当にスゴい!」と語るのは菜々緒。玲二と敵対するチャイニーズマフィアの刺客を演じている彼女は、「裏側の話を聞くと、かなり危険なシーンもノースタントでやっていたらしくて。すべての力をキャラクターに注ぐのは生田さんならではのものだなと思います」と生田の全力っぷりに脱帽したという。

本作で生田と初共演の本田も「私の目の前で生田さんが変顔をするシーンがあったんですけど、家で変顔の練習をしてきたと聞いて、すごいな…と(笑)」と驚きを隠せなかったようで、「あんなに綺麗なお顔をしてるのに、どうやったらそんな変顔ができるの?っていう顔なんです。変顔ひとつとっても全力でしたね」と細部に至るまで完璧だったと振り返る。

生田の姿を前作から間近で見てきた仲は、「『土竜の唄』の菊川玲二役は、もはや生田さんのライフワークですよね(笑)」と笑う。「生田さんは主演だから一番大変なはずなんですけど、現場で一番楽しそうにやっているんです。何事にも全力な生田さんの姿が、玲二くんにぴったり重なるんですよね」。

そんな生田と共犯関係を築き、エキセントリックなシーンを嬉々として演出していた三池監督について、本田は「三池さんが楽しんで撮ってるのが伝わってきた」という。「無茶振りなのか、思いつきなのか、三池さんから『これを口に含んで』って笑いながら渡されたのが血糊だったんです。えっ、聞いてないけど…と(笑)」。

菜々緒も三池監督の狂気を感じたシーンがあるらしい。「玲二にズッポンで口を押さえられるシーンがあるんですけど、あのズッポンを持っているのは三池監督なんです。えっ、自分でやるんだ!みたいな(笑)。あと、一番熱く語られたのは、玲二にパンツを見せるシーン。わざわざ私の近くに来て『脚をものすごく、ゆ~っくり広げてください』と指示があって、ゆ~っくり広げてやりましたよ(笑)」。

2人とは違い、前作のほかにも『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲-』(10)で三池作品に参加している仲は「いつものこと(笑)」と慣れた様子。「三池組の現場は毎回大変。今回も朝4時ぐらいまで待機してたのに『今日は撮れません!』と言われた日もありました(笑)。でも、待ってても全然イラッとしないというか、やっぱりそこは映画に対する愛情がある監督だから、現場の雰囲気が悪くならないんですよ」。

アクション&お色気てんこ盛りで、玲二が愚直に正義を求めるストーリー展開もまさに男の世界一直線。インタビューの最後に、女子目線で本作を楽しむコツを教えてもらった。

「男の人って可愛いな、面白いなと思える作品ですね。女性にはない男の考え方が知れる作品だし、勉強になると思う。例えば、玲二くんが落とし前として指を切られそうになるシーンがあるんですけど、頭の中で考えていることが『これじゃあ、おっぱい揉めなくなるな~』ですからね。いや、そこじゃないだろ!と(笑)」。

本田「女子的には『またケンカしてんの?バカだな~』って言いながらも見守ってしまう男子たちなんです。男子って女子が好きよね~、おっぱいも好きよね~、脚も好きよね~と感じます(笑)。確かに『土竜の唄』はザ・男の世界という気はしますけど、男の真理がきっとわかります!」。

菜々緒「おバカさんなりにいろいろ考えていたり、一生懸命だったり、がむしゃらだったり…。気持ちのアツさが伝わってくるのがこの作品の良さです。クリスマス直前の公開なのに、クリスマスっぽいキラキラ感はまったくないんですけど、こういう映画を選んでいく人の方が、男性でも女性でも私は好感が持てます(笑)」。

【取材・文/トライワークス】
 

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