独学で外国語習得&津波資料を検証、被災地の「たね屋」追う記録映画
©2016 KASAMA FILM+KOMORI HARUKA
ドキュメンタリー映画『息の跡』が、2月から東京・ポレポレ東中野ほか全国で公開される。
岩手・陸前高田で種苗店「佐藤たね屋」を経営する佐藤貞一の活動を追った同作。東日本大震災による津波の被災地に店舗を建て直した佐藤が、震災後から独学を開始した英語、中国語、スペイン語で手記を綴る姿や、過去の津波に関する地域資料を検証する様子などを記録している。
監督の小森はるかは1989年生まれの映像作家。2012年から陸前高田に拠点を移し、23歳で『息の跡』の撮影を開始した。2015年からは宮城・仙台で活動を続けており、同作が初の劇場長編作品となる。