TVアニメ 有頂天家族が「京都特別親善大使」に就任!

ニュース
アニメ/ゲーム
2017.1.13


 森見登美彦原作、4月9日(日)より放送開始のTVアニメ「有頂天家族2」の成功祈願イベント、「有頂天家族2」成功祈願!下鴨神社糺(ただす)の森たぬきの集いが、世界遺産・下鴨神社(京都府京都市)にて、1月12日(木)に開催された。

この下鴨神社で行われる史上初のアニメイベントで、「モフモフたぬきポンチョ」を被ったファンの待つ中、主人公 矢三郎役の櫻井孝宏をはじめとする関係者が、全員着物姿で登場した。たぬきに扮したファンを見て森見は「こういう風になるんだなと、大変面白く見させて頂いています」とコメントし、吉原正行監督も「先生の描く変な本にぴったりですね」とコメントし笑いを誘った。

ここで、スペシャルゲストの登場が告げられ、2期より登場する新キャラクター「二代目」役の間島淳司が、着物ではなくキャラクターの衣裳に合わせた、白のタキシードで登場した。森見より二代目は天狗の赤玉先生の息子であることと、昔親子で大喧嘩をした後イギリスへ行き、2期で日本に帰ってきた設定だと説明があった。また間島より、オーディションなしで役が決まったこと、そんな重要な役とは知らず台本にある「二代目の帰朝」というタイトルを見てびっくりしたことが語られた。

その後、関係者とたぬきに扮したファンは、赤玉先生がたぬきのことを「毛玉」と呼ぶことにちなんで「毛玉の皆様」と呼ばれ笑いを誘いながら成功祈願のご祈祷を受けた。

祈祷後に番組のビジュアルと映像が初公開され、キャストたちより「二代目は存在感がある」とコメントがあった。さらに新キャラクターの声優陣の紹介と、オープニング・エンディング曲のアーティストの発表が行われ、前作に引き続きmilktubとfhánaが担当し、曲のタイトルはそれぞれ、milktub「成るがまま騒ぐまま」、fhána「ムーンリバー」であることが発表され、それぞれのビデオメッセージが流された。

続いて門川大作京都市長が登場し、京都市が「京都ブランドの向上及び観光振興」を目的に新たに設けた「京都特別親善大使」に、アニメ作品として初めて「有頂天家族」が就任することが発表され、たぬきの形をした任命証を堀川憲司プロデューサーに手渡し、関係者一同で鏡開きが行われた。門川市長より「有頂天家族2の成功と森見先生、3部早くお願いします。」と一言があり笑いを誘った。

今後、有頂天家族キャラクターによる、「おもしろき古都は、良きことなり」キャンペーンが京都市内を皮切りに、全国各地で繰り広げられる。第1弾として、2月1日(水)~5月30日(火)に叡山電車「有頂天家族号」が運行する。「有頂天家族」のキャラクター、設定、美術ボードなどをポスターにて車両に展示。冬から初夏の京都の風景を眺めながら、作品を楽しむことができる。そして今後も叡山電車との、様々なコラボレーションが予定されている。

有頂天家族とは、2013年に放映された森見登美彦原作の「第17回 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門」優秀賞を受賞したテレビアニメーション。古都・京都を舞台とした、たぬき一家の波瀾万丈で家族愛にあふれるコメディドラマ。【関西ウォーカー/千束】
 

Walkerplus
シェア / 保存先を選択