特別展『春日大社 千年の至宝』にて「春日権現験記絵」の出品が決定 絵巻作品の中でも、最高峰のひとつ

2017.1.13
ニュース
アート

特別展『春日大社 千年の至宝』公式サイト(http://kasuga2017.jp/)より引用

特別展『春日大社 千年の至宝』が、2017 年1 月17 日(火)から3 月12 日(日)にかけて、東京国立博物館にて開催される。

春日大社では「式年造替」と呼ばれる社殿の建て替えや修繕が約20 年に一度行われており、2016年には60 回目を迎えた。本展は、この大きな節目に、社外ではめったに拝観することのかなわない貴重な古神宝と、春日の神々への祈りが込められた選りすぐりの名品を展観するものとなっている。

本展にて、「春日権現験記絵」のうち、計2 巻(展示替有)が特別出品されることが決定した。「春日権現験記絵」は、延慶2 年(1309)頃に制作された絵巻で、春日大社に祭られる神々の利益と霊験が描かれている。本格的なやまと絵技法による描写は極めて精緻であり、当時の風俗を知る資料としても高く評価されている。また、傷みやすい絹地の作品でありながら完全な姿で700年もの長い年月を経て現存しているということもあって、絵巻作品の中でも最高峰のひとつに数えられている名品だ。この貴重な機会を逃さぬよう、ぜひ会場に足を運ぼう。

イベント情報
特別展『春日大社 千年の至宝』

会期 2017 年1 月17 日(火)~3 月12 日(日) ※会期中展示替有
会場 東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)
開館時間 午前9 時30 分~午後5 時 ※入館は閉館の30 分前まで
休館日 月曜日 観覧料(当日) 一般:1,600 円 大学生:1,200 円 高校生:900 円 ※中学生以下無料
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト:http://kasuga2017.jp/

  • イープラス
  • 美術館/博物館
  • 特別展『春日大社 千年の至宝』にて「春日権現験記絵」の出品が決定 絵巻作品の中でも、最高峰のひとつ