Misarukaが解散を発表 5月の高田馬場AREAワンマンライブで終幕へ
Misaruka
ヴィジュアル系バンド・Misarukaが解散を発表した。
Misarukaは、1月12日高田馬場AREAでのワンマンライブ『この身が朽ち果てて、やがて灰になるとしても』に先立ち、「この日のライブの内容や集客面で納得のいかない結果が出た場合は、バンドの解散も辞さない」と語っていた。同ライブでは187人を動員している。
1月13日付の公式サイトの発表によれば、Misaruka は2017年5月30日、高田馬場AREAでのワンマンライブをもって解散。「メンバー5人で何度も何度も話し合いを重ね決めた決断ですが、応援してくださったファンの皆様、関係者の皆様には突然のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます」と報告している。また、「結成から約9年、現メンバーとなってから約6年と長きに渡り活動を続ける事が出来たのは、ひとえにファンの皆様ならびに関係者の皆様のお陰です」と感謝の言葉も綴っている。
解散発表を受けて公開されたMisarukaメンバーの各コメントは以下のとおり。
rui
まずは、皆を悲しませてしまう報せをしなければならない事、本当にごめん。
Misarukaは僕が生きている意味で、人生の全てでした。
人生でバンドを一度も解散した事が無いのが、僕の誇りでした。
だから皆に別れを告げる日が来るなんて思ってもなくて、今もまだなんだか信じられない様な気持ちです。
解散は今回の高田馬場AREAでのワンマンライブを完売出来なかった事だけが理由ではありません。
長い間、何度も何度もメンバーで話し合った結論です。
今まで、本当に色々な感情や物語を皆に伝えてきました。
それなのに、今この気持ちを皆にどう伝えたらいいのか正直うまくまとめる事が出来ないでいます。
だからその思いの全てを最後のワンマンライブに籠めようと想います。
4月から始まる7都市ツアーが、Misarukaでの最後のツアーになります。
最後のツアー、そして最後のワンマンライブ、今までMisarukaを愛してくれた1人でも多くの皆との1秒1秒を大切にしたいと思います。
rin
このような急な発表でファンのみなさんを悲しませてしまってごめんなさい。
私たち2期メンバーが加入してミサルカとして活動をはじめてからの約6年間。本当にいろいろなことがありました。たくさんのみなさんに出会えました。そしてみなさんの力を受けてたくさんの夢を見てきました。Misarukaを好きでいてくれること、関わってくれたこと、本当に感謝してます。
私に居場所をくれたのはMisarukaというバンド、そしてファンのみなさんです。本当にありがとうございます。
あと4ヶ月という限られた時間になってしまいましたが、この幸せな夢はまだ終わりません。今まで通りみなさんに愛と喜び、そして感謝の気持ちを音楽で、ライブで伝えていきます。
いつまでも永遠に続くものなんてどこにもないからこそ、最後の瞬間まで強く気高く美しく私らしく在り続けますので一瞬たりとも見逃さないでくださいね。
sawah
応援してくれたみんな本当にありがとう。不甲斐ない結論を出してごめん。でも、後悔はないしrui、rin、azami、vetchieとバンドを組むことが出来て本当に良かったなって。俺はMisarukaを続けたかったけど結果を受け入れて解散を決意した。正直、悲しい気持ちはない。前から言ってるけどお客さんを集められないバンドは去ることになるのはわかっていたことだから。みんなに謝ることしか出来ないけど応援してくれた人たちみんなに感謝をするね。俺らはここで終わりじゃない。もしかしたら、解散の日に馬鹿みたいお客さんが入ったら社長が、「ん〜、おまえらぁ〜、もう少し続けてもええんちゃうの?」とか言ってくれるかもしれないしね!俺はそこに賭けます(笑)他力本願ですまんすまん(笑)加入して6年間ぐらい経つけどMisarukaでギターを弾くことが出来て嬉しかったし楽しかったです。今すぐにMisarukaが終わる訳じゃない。時間に限りはあるけどここからのキセキを俺はおこしたいな。俺は諦めたくない。みんなを納得させるためにも力を貸してくれたら嬉しいな。まだ、バンドをやっていたいんだよね。
azami
長らくの間には、リスナーの皆様にも各々の環境に変化があったりするのでしょうか。
そして、これから私達を知ることになる新しい世代の皆様にもこんにちは。
色々な出来事がありましたね、沢山のCDやDVD、伴うツアーがあったり、映画に出たり、カバー曲をやったり。
おかげ様で、好きなことに充分に取り組めた時間だったと感じています。
その中でも今、私が思い出しているのはなにかの特典映像になった豆を運ぶミニゲームとかだったりするから不思議だ。
それだけ、穏やかであり楽しい時間でもあったのですね。
しかし、私達は厳しい競争の世界にも身を置いていました。
音楽を通じて何を求めるのか、それもまた自由でしょう。
多くの人達が関わってくれたこの活動には、それだけの多様な夢、希望が詰まっていました。
一旦これらを洗い直し、最善のかたちで再構築する必要があると感じました。
Misarukaとして振舞うことは残り少ないが、其々の音楽は以降にも続きます。
そして皆様にも、良い音楽と豊かな日々があり続けることを願っていますよ。
vetchie
Misarukaが始まってから9年。僕にとっては始まりの場所であり、人生の拠り所であり、このまま人生を終えるとばかり思っていました。振り返ってみたらみんなには感謝の言葉しかありません。本当にありがとう。心からそう思っています。
この様な残念な答えに辿り着きましたが、あと4ヶ月経ったら、もう5人で演奏する事が許されないのか?そんな事はありません。音楽は誰にとっても自由。それを表現する事を制限出来るものなどありません。今の5人にしか表現出来ない奇跡を確かに感じ、幸せを得てきました。でも、僕達5人は1つのアーティスト集団として、みんなと共にあるこのシーンで生きていくと決めました。その瞬間から自分達だけの音楽じゃなくなったのは分かり切っていたはずです。幾度となく僕達のステージへ足を運んでくれた方々は、幾度となくそうしたいだけの価値を感じ、そう出来る様に日々の努力を続けていたのでしょう。幾度となく僕達の音源やMVを聴いてくれていた方々は、僕達の音楽に価値と人生の幸せを感じてくれていたのでしょう。幾度となく僕らの活動を支えてくれたスタッフの方々は、僕達の未来に可能性を感じ、協力する事に人生の価値を感じたからこそ協力してくれたのでしょう。今回のワンマンの結果だけが、解散の理由では決してありません。そうした沢山の方々を前にして、上へ上へと、十分に応え続ける事が出来なかった僕達5人が、解散という道を選ばざるを得なくなってしまったんです。正々堂々戦ってきました。ですが、文字通り申し訳が立ちません。つまりこれは、僕ら5人のけじめです。決して許されない事です。言い訳もしません。本当に申し訳ありません。残り4ヶ月、誠意を持って全力で取り組んでいきたいと思います。
個人的な事を書きます。僕は音楽で人を救いたい。1月12日のワンマンを終えて、楽しかったです、またライブ行きたいですというメッセージを沢山戴きました。正直、今までで最多のメッセージを戴いてます。誰かの為に成れる事が、どれほど嬉しい事か。僕は音楽を辞めません。あと4ヶ月で僕は居なくなりません。みんなが僕に抱いてくれた希望を、決して失わせたりはしません。バンドは解散の道を選びましたが、僕は何度でもこのシーンで、みんなに音楽で訴え続けていきます。だから、これからも応援よろしくお願いします。
なお、Misarukaは解散を控え、ラストツアー『Misaruka LAST TOUR』を開催。4月1日の神楽坂TRASH UP!!を皮切りに、4月28日(金) 新宿HOLIDAYまで 8カ所でライブを行い、5月30日の高田馬場AREA『Misaruka 解散ワンマンライブ-Finale-』で終幕を迎える。
Misaruka LAST TOUR
Misaruka 解散ワンマンライブ-Finale-