ライアン・アダムス、テイラー・スウィフトのアルバムを丸ごとカバー。
ライアン・アダムスが、テイラー・スウィフトの『1989』をアルバム丸ごとカヴァー。
ライアン・アダムス(Ryan Adams)は、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)のアルバム『1989』を1枚丸ごとカバーしたアルバムを制作し、9/21発売に配信販売をスタートさせた。
ライアン・アダムスは、以前から『1989』をアルバムごとカバーするという企画をツイッターなどで発表しており、このニュースは大きな驚きをもって受け止められていたが、当の本人であるテイラー・スイフトも歓喜のコメントをツイッターを通じて出している。
Ryan's music helped shape my songwriting. This is surreal and dreamlike.
(ライアンの音楽は、自分のソングライティングに影響を与えている。このニュースはシュールだけれど、夢を見ているようだ)
ライアン側の発表では、このカバーアルバムはオリジナルと同じく『1989』と名付けられ、まずは9月21日にデジタル配信で先行でリリースされ、その後にCD、アナログなどのフィジカルでのリリースも予定されているとのこと
また、Youtubeのライアン・アダムスのチャンネルでは全13曲中12曲が公開されている。
ライアン・アダムスは天才肌のシンガーソングライターとして世に出て以来高い評価を得ているが、それと同じぐらい様々な問題を起こしてもいるトラブルメーカーとしての側面もある奇才。
ただ、今回のこの企画は今までのライアンの活動の中でも飛びぬけてユーモアのある行為であり、その側面からも大きな話題となっている。
このアルバム『1989』はチャートを制したテイラー・スイフトの名盤だが、ライアンはそこにまた新たな魅力を付加させて、まったく異なる印象を聴き手に与えることを成功させている。
アルバムを丸ごとカバーしてしまうという企画は、是非、他のアーティストのケースでも聴いてみたいと思わせる秀逸な企画だ。
Ryan Adams 『1984』 9月21日デジタル発売開始