T-works『源八橋西詰』、丹下真寿美×後藤ひろひと×久保田浩×坂田聡に直撃!

インタビュー
舞台
2018.1.8
(左から)後藤ひろひと、丹下真寿美、久保田浩、坂田聡 [撮影]吉永美和子(このページすべて)

(左から)後藤ひろひと、丹下真寿美、久保田浩、坂田聡 [撮影]吉永美和子(このページすべて)

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「私を売り出すとかどうでもいいから、絶対に観てもらいたいです」(丹下)

涼やかな風貌と、コメディもシリアスも何でもござれな高い演技力で、関西では毎月のように何かの舞台に出演している女優・丹下真寿美。その彼女の魅力を、全国に知らしめるべく結成されたのが「T-works」だ。その記念すべき第一弾の作品に選ばれたのは、後藤“大王”ひろひとが、96年に遊気舎で発表した名作『源八橋西詰』。大阪にある実在の交差点で出会った、悪魔に魂を売った3人の男女の話がオムニバスで展開される。丹下のほかには、初演のキャストの一人だった遊気舎座長・久保田浩と、ジョビジョバ坂田聡が出演。今回は演出&出演もする後藤を加えたおっさんたち3人に囲まれ、丹下がいかに潜在能力を開花させるのか? この4人のインタビューが、初の通し稽古の日に実現した。


■「20年ぶりにやらせてもらうのは“ああ、嬉しいなあ”と」(久保田)

──まず丹下さんが、この企画を始めたきっかけは?

丹下 私というより、(プロデューサーの)松井(康人)さんがきっかけですね。私が出演した『筋肉少女17』(石原正一ショー)に松井さんが制作に入っていて、その打ち上げの席で「関西だけじゃなく、他の所からも呼んでもらえるような企画をやりませんか?」と誘っていただいたんです。それで「ぜひやりたいです」と答えて、その1ヶ月か2ヶ月後にはユニット名を決めてという、もうトントン拍子と言いますか。

後藤 どの段階だったかね? 俺に話が来たのは。

丹下 ユニット名を決めた辺りですかねえ。その時話していたのが、まず少人数でやりたいという。人数が多すぎると「丹下真寿美をより多くの人に知ってもらう」という目的が、やっぱりちょっと……。

──ああ、あまり大人数だと見せ場が少なくなるから。

後藤 だと、意味ないよね。

丹下 というのと、新作を書き下ろしてもらうには(公演時期までの)時間が短いというのもあって、少人数の既成の本を探したんです。その中でも、序盤の段階で『源八橋西詰』は出てましたね。出演者の数も3人でちょうどいいし、松井さんが初演を観ていて、(初演キャストの)楠見薫さんの演技がすごく今でも印象に残っているとおっしゃってて。で、その話が終わってしばらくしてから「決まりました」みたいなことに。

後藤 最初は「台本を貸してくれ」というだけだったけど「いやいや、ちょっと無理することになるけど、空いてるから演出もさせてよ。出演もするわ」っていう話を。

「T-works」の中心で、本作で「女優」と「入院患者」を演じる丹下真寿美。

「T-works」の中心で、本作で「女優」と「入院患者」を演じる丹下真寿美。

丹下 そうそう。その話が来た時、私はある舞台の本番中で。マチネとソワレの間に松井さんから「後藤さんが演出して、しかも出てくれるので、(公演が)1月になってもいいですか?」とおうかがいが来て。私は返信する間もなく「何だとー?」という気持ちのまま、本番に出ました(笑)。

後藤 でもバーターとして「久保田浩を出すこと」を条件に(一同笑)。

──まさかのバーター出演だったと。

久保田 ありがとうございます。

後藤 その時ちょっと(久保田が)ふさぎこんでる時期だったんでね。メールしても、呑みに誘っても返事がなくて、何か引っ張り出す方法はないかなあと。

丹下 それであと一人(男性キャストを)どうしよう? ってなったんですけど、私の方では心当たりのある人はいなくって。

後藤 で、俺が昨年『FILL-IN』って芝居の稽古中に、稽古場の喫煙所で坂ちん(坂田)に毎日会ってたのね。彼は別の芝居に出てて、顔を合わせるたびに「面白いのやりましょうよ~」って言われてたのが、何か印象に残ってた。それで「坂ちんにクボッティ(久保田)」「ゲーさん(丹下)に坂ちん」って組み合わせを考えて「あ、やっぱり面白いわ。彼を呼ぼう」ということになったんです。それが確か、夏頃のことだよね?

坂田 今携帯のメールを確認してたんですけど、7月5日ですね。

後藤 実はその後のやり取りが相当面倒だったから「そこまでこっちが苦労する価値あるのかなあ? 坂ちんに」と思ったけど(笑)、今思えばありましたね。その価値は。

「殺人犯」と「童話作家」を演じる久保田浩。

「殺人犯」と「童話作家」を演じる久保田浩

──後藤さんが、割と前のめりで今回の演出を引き受けた理由は、何かあったんですか?

後藤 俺はしばらく作家の仕事を休んでたけど、一昨年から再開したら、またバタバタっと大きい企画が入りだしたんですよ。それは予想はしてたけど「次はどんな大物芸能人と組むの?」みたいな、しょうもない期待がなくなっている今のうちに、何かご褒美として本当に小さい劇場で、もう一回好きなことをやるチャンスが与えられるべきだ……と思っていた。そんな時に、ちょうどプロジェクトKUTO-10(『財団法人親父倶楽部』)と、この話が来たというわけ。それでどうせなら、やっぱり自分で演出もしたいし、本当に近い距離でお客さんの前に立ってみたいなあって。

──最近はいろんな方が後藤さんの脚本を使って演出をされてますが、やはり自分で演出したい欲というのがあったんでしょうか?

後藤 それはもちろん。どんなに巧みに演出してくれようが「いや、そこは違うんだけどなあ……」っていうのは、どうしても出て来るからね。特にコメディ部分に関して。だから笑いへのこだわりが、俺は強いんだろうね、きっとね。

──その笑いを体現するためには、久保田さんのバーター出演が必要だったと。

後藤 もう、最強のバーターですよ(笑)。

久保田 この作品は最初「遊気舎でいろいろな場所に売りに行こう」って言って作った作品やったのに、全然(劇団で)やってなかったしね。だから逆に、(98年の再演から)20年経った今やらせてもらえるのは「ああ、嬉しいなあ」という気持ちです。

「劇団主宰」と「詐病師(さびょうし)」を演じる坂田聡。

「劇団主宰」と「詐病師(さびょうし)」を演じる坂田聡。

■「ダーク寄りにもできる本だけど、後藤さんはポップに見せる人」(坂田)

──本作は大きく分けて「詐病師と殺人犯」「女優と劇団主宰」「童話作家と入院患者」の3つの二人芝居が並びますが、このうち「童話作家と入院患者」は初演の時、本番直前に書き直したものだったそうですね。

後藤 本当は全然違う作品だったんだよ。でもそれがとにかくつまらなくて、本番3日前に「やめる!」って言って、その日の晩にあの話を書いて。だから2日しか稽古期間がないという中で(台本を)出した時の、楠見の鬼気迫る姿が忘れられないね。家の中も、何触ってもバチッ! っていうぐらいの緊張感でしたよ(笑)。(注:後藤と楠見は実の夫婦)

──久保田さんはいかがだったんですか?

後藤 それがね、この人「覚えてない」って言うんだよ!

久保田 いや、俺何でも覚えてないよ(一同笑)。でも多分ね、俺はその頃「羽曳野の伊藤」(注:久保田が遊気舎で演じている常連キャラクター)一色で、童話作家のような役をやることがあまりなかったから、作り方が全然できてなかったと思う。何も考えんと勢いでやった気がするから、それで「やった」感が残ってないんだと。殺人犯の方は、伊藤のキャラそのままだったから、そっちは「やった」感が残ってますね。

後藤 でも羽曳野の伊藤はね、(メイシアター×ホルマリン兄弟の)『タッチャブルズ』(16年)や『だーてぃーびー』(16年)にも出てたし、これでもう一回伊藤リバイバルを仕掛けたいなあと思ってるんですよ。この殺人犯の役名も「伊藤」です。

死刑判決確実な犯罪者を、精神鑑定で「責任能力なし」と診断されるように仕向ける「詐病師」の角(坂田)。連続殺人犯の伊藤(久保田)に、多重人格者に見える言動を指導していく。

死刑判決確実な犯罪者を、精神鑑定で「責任能力なし」と診断されるように仕向ける「詐病師」の角(坂田)。連続殺人犯の伊藤(久保田)に、多重人格者に見える言動を指導していく。

──今回久々に演出して、改めてこの作品について感じたことなどはありますか?

後藤 最初の読み合わせの時に飲み屋でみんなに言ったんだけど、すごいバランスで書かれているなあと。コントあり、悲しい話ありで、俺が持っている要素をちゃんと3つに分けて書いたという気がしました。しかもこれを書いたのが、27歳の時だからね。今の27歳の子がこういうのを書いたら「すげえな、お前!」って、多分言うと思うわ。

──で、久保田さんは当時のことを覚えていないということですが(笑)、逆に言うと、今も新鮮な気持ちで本に当たられてるということでは。

久保田 うん。伊藤の役に関しては身体が覚えてるものがあるけど、童話作家の方はそうですね。でも多分、(初演は)めっちゃ下手やったんやろうなって思う。昔の舞台写真で、自分の立ち姿とか見ると「うわ、下手そうやなあ」と思うから(笑)。

後藤 童話作家の所では「本当にどうしていいかわからない」という感じだったのは、俺も覚えてるなあ。で、伊藤の所になったらやっぱりね、どうしたらいいのかを俺に教えてくれる(笑)。

──初めてこの作品を演じる、丹下さんと坂田さんはいかがですか?

坂田 詐病師の役って、一人で読んだ時はダークな感じで考えてたんですよ。でもみんなで本を読んで、後藤さんの演出を聞いてると、そんなに深刻に考えなくてもいいというか、むしろアップテンポを求められていて。ダークに寄せようと思えば全然ダークにできる本だけど、そこを後藤さんはポップに見せる人なんだなあと確認しながら、今はヒーヒー言ってやってます(笑)。

丹下 役者が本を読むのは、セリフを覚えるという作業的なことが結構あるんですけど、ついつい小説のように読んじゃうんですよ。「おおっ!」というような裏切られ方をするし、何回読んでも「面白いなあ」って、一読者みたいになってしまいます(笑)。でも私は、後藤さんの作品を、この前の(河原雅彦演出の)『人間風車』しか観たことがなかったので、どんな風に演出されるのか、全然わからない状態だったんです。

後藤 「後藤は演出しない」ってみんなに言われるけど、してるよねえ?

久保田 ゲームばっかりしてる(笑)。ただ今回はやってないね。

後藤 4人でできるゲームがないから(一同笑)。もっと人数がいたら、毎日やってる。

丹下 だから後藤さんに会う前は「演出しない。ゲームばかりして稽古が終わる」という話を聞いて「マジか。どうしよう」って、逆に困ってましたね。

劇団主宰の古屋敷(坂田)に、次回公演からお笑い路線に変更することを告げられた主演女優の沢田(丹下)。最初は戸惑うものの、古屋敷の指示に従ってどんどん芸風を変えていく。

劇団主宰の古屋敷(坂田)に、次回公演からお笑い路線に変更することを告げられた主演女優の沢田(丹下)。最初は戸惑うものの、古屋敷の指示に従ってどんどん芸風を変えていく。

後藤 あと坂ちんにも言われたんだよね?「僕はあなたを追い詰める」みたいなことを。

丹下 そうそう。フライヤー撮影で初めてお会いした時に「僕は台詞を稽古の初日までに覚えてきます。そしてあなたを追い詰めます」みたいなことを言われて、ただただ怖い人のまま初対面を終えたという(笑)。

坂田 俺が? でも、それだけ聞くと怖い奴だよね(笑)。

久保田 あの撮影って(坂田は)日帰りやったから、「何かやるべきことをやって帰らんといかん」みたいな感じがあったんかもわからんね。

坂田 言葉って難しいねえ。そんなに怖がってらっしゃいましたか? ごめんなさいね。

後藤 で、今どの辺で追い詰めてるんだろう?

坂田 全然追い詰めてない(一同笑)。俺一人でヒーヒー言ってる。

後藤 うん、むしろ逃げ回ってる。

丹下 だからね、稽古が始まったら「あれ? あの日に会った人と違う」って(一同笑)。こんなに毎日コーラとか、お団子とかを買ってくれる人とは思わなかったです。

後藤 今では「坂田」と呼び捨てにしてるぐらい……あ、言ってないか。それはまだか?

丹下 そうですね。頑張って「坂ちん」と言えるまでになれば(笑)。そんな感じで、稽古が始まるまでは不安が大きかったけど、今はすごく楽しいです。

病院を訪れたスランプの童話作家・平井(久保田)は、無邪気な入院患者のレーコ(丹下)と出会う。童話が好きというレーコは、平井の前で『カッパミイラちゃん』という一風変わった童話を語り始める。

病院を訪れたスランプの童話作家・平井(久保田)は、無邪気な入院患者のレーコ(丹下)と出会う。童話が好きというレーコは、平井の前で『カッパミイラちゃん』という一風変わった童話を語り始める。

■「多分最後になる小劇場の公演を、満喫しようと思ってます」(後藤)

──実際今日の通し稽古を見ても、後藤さんは丹下さんに有声音と無声音の使い分けまで指示を入れたりと、結構細やかな演出をされてますよね。

後藤 最初に松井さんに言われた「丹下ちゃんを売りたい」という第一司令を、やっぱり実行したいからね。このT-worksの1本目で、丹下真寿美という女優に今まで持ってなかったスキルをちゃんと持たせて、そしてまたどこかで会いたいと思うんですよ。そのためには、そういう音の使い分けみたいなことも指摘しておこうと。普通プロデュース公演で演出する時は、そこまで言わないですよ。でもそういう所からまず上に上がる努力の仕方を、げーさんにはこの機会に教えてあげたいなと思ってます。

──特に客いじりは、後藤さんの現場じゃないとなかなか学べない技術ですよね。初演の楠見薫さんとか、本当に客をいじる塩梅が絶妙でしたから。

丹下 緊張しますよねえ。でも『筋肉少女17』でも、初演で楠見さんがやっていた役(当時のタイトルは『キン肉ひろみ』)を私がやらせてもらったんですよ。(作・演出の)石原(正一)さんが、初演の時に使った衣裳のベルトを大事に持っていて、それを今回私が付けてっていうのがあったので、勝手にチャンピオンベルトを受け継ぐみたいな感じになってました(笑)。で、今回また楠見さんがやった役をやらせていただくと。

後藤 縁があるよね、何かね。

作・演出の後藤ひろひとも、全ストーリーの中でエキストラ的に出演する。

作・演出の後藤ひろひとも、全ストーリーの中でエキストラ的に出演する。

──久保田さんと坂田さんは、丹下さんの「ここがすごい」って思われる所はありますか?

久保田 ……まだないかなあ(一同笑)。

後藤 忘れてんじゃないだろうな?

久保田 いや、多分台詞が完全に入ってないからやろうなあ。俺もそうやけど。まだ僕らが100%から110、120になるような状態じゃないから、そうなった時に舞台の上で、絶対何かが出て来るやろうなあとは思ってる。しかも多分今回は、彼女が普段やらへんような役だと思うから、余計にね。

丹下 ああ、それはそうですね。最近は結構ワチャワチャした役が多かったんですけど、それは「ご自由にどうぞ」という感じだったので。今回みたいにちゃんと組み立ててワチャワチャするっていうのは、すごく新鮮です。

坂田 結構年齢がイッてるんだけど(一同笑)、子どもの役がきつくないんですよね。意外とちゃんとスイッチを入れないと、ああいう子どもの役ってできないし、それでも最初の段階から「うわ、きっつー!」っていうレベルの人もいるんですよ。でもそれは簡単にクリアしてるし、だからそこからどう派生していくか、また演出で変わっていくのかなあというのが楽しみですよね。あとはまあ、一切のエロスを感じないんですよ、丹下さんからは(笑)。何かサバサバしてんなあと。

後藤 風呂なんか一緒に入れそうな。

坂田 もう全然。稽古場で着替えたりもしてるけど、何なら「別に」って思ってるぐらい。

後藤 でもそれに対して「失礼じゃないですか!」って、怒ったりもしないよね?

丹下 「ははは」って思いますね(一同笑)。まあ「それはどないやねん」という気持ちは、なきにしもあらずですけど。

後藤 今はまだアップアップしながら演じてるところがあるけれど、でもそれが面白いんですよ。アップアップしている君の姿を見て、一瞬「お、かわいいぞこいつ」って思ったりするよ、俺は。

丹下 あら? おー!

「すっごい面白いものができた」と、本作の自信を語る後藤ひろひと。

「すっごい面白いものができた」と、本作の自信を語る後藤ひろひと

──でもエロスは感じないわけですよね。

丹下 ただの生物でしかない(笑)。でもそれぐらいが、ちょうどいいですね。私最近「かわいい」って言われるのが、すごくありがたいけどすげー恥ずかしいので。とにかく、おじさんたちの話を聞いて楽しくやりながら、最終的には褒めてもらえればいいと思います。

──後藤さんはこの舞台とその次のKUTO-10が終わったら、当分小劇場の舞台の仕事はないそうですね。

後藤 この2つが、多分最後の小劇場になるんじゃないかなあ。だからといって気負いはせず、満喫しようと思ってますよ。今回何べんもチョコチョコと出て来る役を自分でやってるのも、小さい空間ならではのお客さんとの距離感を楽しみたいからだし。でもあんな役、役者の仕事じゃないでしょ?(笑)演出家に演出されてやるもんじゃないからね。

──では最後に、月並みではありますが公演に向けての意気込みなどを。

久保田 僕はもう、心を新たに打ち込んで頑張ります。本当に20年ぶりだから、本当に気持ち一新で。再演というより、ゼロから楽しんでやろうと思います。

坂田 こんなにしゃべる役は久しぶりなんでね。1シーンにぎやかしで出て、とにかくドッカンドッカンやって帰ってくるという役が多かったから。これは決められた台詞もいっぱいあるし、ちゃんとやろうと思ってます。いや、嬉しいです。こういう役に会えて。

後藤 ああ、良かった。もうねえ「観てー! すっごい面白いのできたから!」って気分ですね。そんな気分は久しぶりかもしれない、俺。もう通し稽古の時点で、すごく楽しいしね。観て! だから観て!!(笑)

丹下 一応私を売り出すための……っていうくくりになってる公演ですけど、私のことはどうでもいいから(笑)、この作品を見に来てくれたらいいなと。私に興味がなくても、全員を観たことがない人も、特に今演劇をやってる人に絶対見てもらいたいと思います。

──今後T-worksを続けていくとしたら、まずこの一発目が伝説となるような。

後藤 伝説にはなるでしょ? この第一回は。次を誰が(作・演出を)やるのかわからないけど、これより面白いことをやってくんなきゃ、今後につながらないわけですから。

丹下 上へ上へと行きたいですよね。作品にしても、自分もね。

後藤 あまり安易に、しょうもない……○○○○や□□□□とかには声をかけないようにと、最後にレジェンドからのアドバイスを(一同笑)。

(左から)後藤ひろひと、丹下真寿美、久保田浩、坂田聡

(左から)後藤ひろひと、丹下真寿美、久保田浩坂田聡

公演情報
T-works#1『源八橋西詰』
 
《大阪公演》
■日時:2018年1月12日(金)~14日(日)
■会場:一心寺シアター倶楽

 
《東京公演》
■日時:2018年1月23日(火)~28日(日)
■会場:テアトルBONBON

 
■作・演出・出演:後藤ひろひと(Piper)
■出演:丹下真寿美、久保田浩(遊気舎)、坂田聡(ジョビジョバ)
■公式サイト:http://t-works-works.com/archives/125
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