観客が公演後に客席を掃除？　あますことなく“世界のエンタメ”を楽しむ方法

東京・品川ステラボールでロングラン上演中の「フエルサ ブルータ『WA!!』」では、風・水・光・音など五感すべてに訴えかけるパフォーマンスをほぼ毎日おこなっている。1度の公演で約10トンの水と大量の紙吹雪を使用する本公演は、デジタルテクノロジーではなく、人のパワーによって作られる非常に手間の掛かったアナログなエンターテインメント公演である。

終演後には大量の水を吸った紙吹雪が床にはりつき、毎公演ごとにスタッフが客席を掃除しているのだが、2017年末にこの散らかった床をスタッフと一緒に掃除する『大掃除deフエルサ』を実施したところ大好評。世界が注目するエンタメ公演の裏側を垣間見られるということもあり、その反響は大きなモノとなった。

この度、年末に参加できなかった方々に向けて『掃除deフエルサ』の再実施が決定した。加えて、掃除終了後に現場のプロデューサーやスタッフによる公演・舞台装置の解説や質疑応答もなされるとのこと。

来場者に掃除をしてもらうという本企画は一見ネタの様にも思えるが、通常の来場者が退場したあとの特別な空間で公演の裏側を観られることから、簡単なバックヤードツアーと言っても過言ではない。またとないこの機会を存分に楽しんでほしい。

『大掃除deフエルサ』概要　※公式サイトより引用

＜お掃除報酬＞
１ドリンク（事前にお渡ししますので公演中にお楽しみください）

＜留意点＞
・所要時間は長くて30分程度です。
・お掃除は結構しっかりやります。スニーカーなど動きやすい格好でお願いします。
水を片付ける関係上、靴に関しては、場所によっては少々汚れる可能性がありますのでご了承ください。
・おかげさまで本企画は大好評をいただいております。１人の方が本企画に複数回リピートで参加することは可能ですが、多くの方にバックヤードを観ていただきたいのでご配慮いただければ嬉しく思います。