入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也、和合真一にスイーツや結婚観を聞く舞台『若様組まいる〜若様とロマン〜』 キャストの仲の良さも浮き彫りに

インタビュー
舞台
2018.8.28
(左から)和合真一、入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也

(左から)和合真一、入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也

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舞台『若様組まいる〜若様とロマン〜』は畠中恵の小説を原作とする舞台で、明治時代の若者たちによるスイーツをめぐる青春群像劇。2016年の夏に第1弾『若様組まいる』、そして2018年春に第2弾『若様組まいる~アイスクリン強し~』が公開され、そして今年10月には第3弾となる『若君様まいる~若様とロマン~』の公演が控えている。

今回は第1弾より出演している入江甚儀宮﨑香蓮和合真一の3名と、今回初参加となる宇野結也に、今までの舞台の感想や好きなスイーツ、そして結婚観について聞いた。舞台の衣装着用で行われた取材は、過去2作を経てまるで数年来の友達のように冗談を言い合える仲の良さを見ることができた。

■入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也、和合真一 それぞれの役柄とは?

ーーご自身の演じられるキャラクターの紹介と、出演が決まったときの感想を教えてください。

長瀬健吾役 入江甚儀:若様組のリーダー格で、小泉沙羅と皆川真次郎(原嶋元久)とは幼馴染です。一番元士族の名残が残っている人物でもあり、ピンチの時にその場を打開する策を思いつくなど、明治の世の中を生きて駆け抜けることができる男です。2016年夏の初演からトータルで2年間同じ役を演じられることと、続けて出ているメンバーともまた一緒にできることが嬉しいです。

入江甚儀

入江甚儀

小泉沙羅役 宮﨑香蓮:小泉沙羅は時代が明治に代わって、商売大成功を収めた小泉家のお嬢様です。この時代には珍しい、時代を切り開いていく力や自分の言いたいことをきちんと言える女の子です。お転婆でまっすぐで天真爛漫。幼馴染の長瀬さんと真さん、そしてお父様に溺愛されて育ちました。

入江:リボンがチャームポイントです!

小泉:そうです! 真さんがくれました~♪ 出演が決まったときはすごく嬉しかったのですが、沙羅を再びできるのだろうかという不安もありました。同じ役を2年間やるということに感謝しつつ、挑戦していきたいです。皆様に頼りながらも、頑張れたらいいなと思います。

真さんがくれたリボン♪

真さんがくれたリボン♪

園山薫役 宇野結也:園山薫という役を演じさせていただきます。前回演じられたのが塩野瑛久くんだったんですが、彼は僕の所属する劇団の副リーダーで、一緒に舞台も出ていたりします。近い存在の人が同じ役を演じていたっていうのはプレッシャーもありますが、楽しみでもあります。2年間作品が続いているという作品をより良くできるように、カンパニーに新しい風を吹かせられたらと思っています。

入江:期待しています!

牧忠行役 和合真一:よろしくお願いしまぁす!

宇野:よろしくお願いします! ただ、出演されている方はみんな個性が強いんですよね。特に僕の右側にいる方……。ひしひしと感じてます。

和合:すごいよね、今日初対面って感じじゃないですもんね。

宇野:よろしくお願いします!

和合:(イケボで)ああ、よろしく。

ーー初対面だったんですか?

宇野:そうなんです、僕は全員今日が初対面でした。

入江:僕も和合くんとは初対面です! 初対面でありたい(笑)

和合:そのくらいの気持ちの方がいいよ。「仲良くなったよ」って言うといろんなところから偏見を受けるかもしれない。

宇野:鋼のメンタルですよね?

宇野結也

宇野結也

和合:「鋼のメンタル(強がり)」なので。

入江:意外と傷付きやすい!

和合:牧はですね、最初は元旗本で若様組らと一緒に教習所に通っている仲間でした。実は第1弾で忍者の生き残りっていう設定が出てくるんですが、そもそも原作の小説にはその設定はありません。ほとんどしゃべらない寡黙な役で、いざ喋ったと思ったらいい声で教科書を音読するとかそれしか台詞がなかったんですよね。でも忍者っていうおいしい設定においしいシーンやセットまで作っていただいたりもしました。そうして牧忠行の暗躍が最後につながるというか。あ、でもあれ失敗しているのか。

入江:勘違いだったんだよね。

和合:でも仲間を助けようという気持ちで動いていたり心優しい青年の役だったんですが、まさかの第2弾でこんな感じ(衣装を指さす)になるとは思っていなかったですね。元忍者で事業に成功してめっちゃしゃべるようになって、いつの間にか社交ダンスを教えている……そんな設定ありますか!?

宮﨑:克服したんだろうね、何かを……。

和合:お客様の中には「わたしの知ってる牧忠行はもういませんでした」っていう意見もあったりしましたが、そんな牧の転身の過程はいつかスピンオフで描いていただきたいです。前回は牧忠行の恋路を描く話が重きでしたが、今回は物語に深く絡んでひっちゃかめっちゃかにしてやろうと。そのくらいのインパクトを残したいです! 出演が決まったときは……「でしょうね」でした。前回は出演シーンも少なく、メインの話にも絡まないので3作目はないだろうなって思ってたんです。でもケンケンさん(玉井和馬役 鎌苅健太さん)たちと一緒に賑やかしに徹して、それで「沢山の人の印象に残りました」という話を頂けたので、そういういったところからも牧忠行っていう第2弾で作り上げたキャラクターを今回に生かしたいと思っています。

■初めましての方も多い第3弾。カンパニーの雰囲気は

ーー入江さん、宮崎さん、和合さんは第1弾から3作通してのご出演ですが、これまでのカンパニーの雰囲気はいかがだったでしょうか?

入江:誰かがわかりやすく指示を出すとかでもなく、各々が楽しいように無理せずっていう感じですごく居やすかったです。いい雰囲気でした。

宮﨑:それは第1弾も第2弾も変わらないね。

入江:うん。第2弾は、皆川真次郎役の玉城裕規くんが座長をしてくださって、僕もその背中を見て勉強させてもらいました。第3段もキャストはたくさん変わりますが、変わらず楽しくいい雰囲気で終えられればなと思います。

ーー過去に共演されたり、仲の良い俳優さん、女優さんとかはいるのでしょうか。

宮﨑:第1弾から皆勤賞は5人。それ以外は皆さん初めましてです。

和合:同じ役を違う人が演じる楽しみって、我々演者からすると余計にあると思います。お客様は出来上がったキャラクターを観るわけですが、我々は本人がどういう過程でそのキャラクターを作り上げていくかっていう過程を含めて楽しめます。前作のキャラに寄せるのか、それとも全く違うキャラクターを作り上げちゃうのかとか、どういう風にやるんだろうっていう楽しみがすごくあります。

和合真一

和合真一

宇野:僕はついこの前まで井澤巧麻(福田春之助役)と森田桐矢(加賀三太郎役)と共演してました。

和合:桐矢とは僕も共演してて、しかもこの前舞台に見に来てくれて「若様組よろしくね」って話もしたよ。「和合さんがいるから毎日楽しくなりそうです」って。

宮﨑:なんていい子……!

和合:買収してるから。

入江:すごいね、和合財閥!

宇野:和合財閥!? ありそう!

和合:事業が成功しちゃってね!

ーー宇野さんにお聞きしますが、前回同じ役を演じた塩野さんと、「若様組」についてお話ってされましたか?

宇野:しました! 決まった瞬間に連絡して、「頑張ってね!」って言われました。僕は前回スケジュールが合わなくて見れなかったんですが、友人の観劇話ですごく楽しかったって聞いていたので、そのことも含めて出演が決まったときはすごく嬉しかったです。

宮﨑:DVDが発売中なので、ぜひ買って見てください。

宮﨑香蓮

宮﨑香蓮

宇野:はい! 買います!

和合:特典映像に和合真一いっぱい出てますから。

宇野:ホントですか? そのシーン飛ばした方がいいですか?

宮崎&入江:見なくていいんじゃない?

(一同笑)

ーーこの作品は演出方法も独特ですが、印象に残っている演出はありますか?

入江:毎回、いままで見たこともない試みを取り入れてます。出る側も「えっ、そんなことするの?」ってびっくり! 第1弾では、明治でいきなりマカロンの書き割り(張り物、パネルのこと)を持って出てきたと思えば、ペンライトでオタ芸をしはじめて。マカロンを食べれるという喜びをオタ芸で表すという。みんなで居残ってオタ芸練習したよね。「ローマーンスッ!」って。大変だったし、難しかった。

宇野:僕もこの前舞台でオタ芸をやったんですが、みんなであわせるのがめっちゃ難しいんですよね!

入江:そうそう腰を低くしなきゃいけないとか、とにかく大変だった。第2弾はスイーツ。舞台セットがぐるぐる回って展開するとか僕は経験なかったし。

(左から)宇野結也、宮﨑香蓮、入江甚儀

(左から)宇野結也、宮﨑香蓮、入江甚儀

和合:舞台上でお菓子を作る工程をそのまま再現したり、クリームを塗るシーンでは本当にクリーム塗ってたり。

宮﨑:桃のクリームなので、桃の香りが会場にぶわわ~って広がったりとか。

和合:そこまでこだわるんだ~って。スイーツという題材だからこそですね。

宮﨑:実際に食べてましたし。

和合:そうそう。実際に当時使ってたであろう調理器具も揃えていたので、見ているお客様もこんなものを使って作ってたんだって勉強になったと思う。

宮﨑:私は「お菓子食べれる~♪」って思ってましたが結構大変でした。1日2公演続くと、シュークリーム6個くらいになっていたので……。

宇野:そんなに!? 人生で1日に6個も食べたことないよ!

宮﨑:小さかったですし、実際に舞台上で食べることってなかったからおもしろかったんですけどね。

宇野:舞台上で実際に食べるのって大変ですよね。計算して食べなきゃいけない!

宇野結也

宇野結也

■自身の結婚観について。同じマンションで別の号室に住む!?

ーー今回は「お見合い」がテーマです。結婚観や、パートナーに求めるポイントなどがありましたら教えてください。

宮﨑:えー! みんなの聞きたい! ……(和合さんを見て)特殊そうだよね。

入江&宇野:絶対独り身でしょ!

和合:結婚はしたいです。でも周りにそのイメージがないらしくて。「和合ちゃんはいきなり海外の美女を連れてきて結婚します、って言ってほしい」とか言われます。僕はすごく自分を持っている人が好きです。個性のぶつかり合いとか、そのくらいインパクトのある人とかの方が一緒にいて楽しいのかなと。いざ結婚をしたとしたら、同じマンションで違う号室に住みたいです!

入江:でも和合くん寂しがりやだもんね。

和合:うん、ずっと一緒にいると新鮮味が薄れちゃうのかなって思っていて。そういう新鮮さを保ちながら結婚生活を続けたいなって。

宮﨑:そんな条件に合う人いるかなぁ……。

宇野:難しそうですよね、同じ部屋じゃないって。

和合:シェアハウスとかじゃないの。違う号室なら隣同士でもいい。ピンポン押したらすぐ会える位置でもあるからお互い干渉もできる。

宮﨑:それって結婚しなくてもいいんじゃない? 意味ある?

入江:子供はどうするの?

和合:子供はお互いの家を行き来する。

(一同笑)

宮﨑:「なんでパパとママは同じ部屋に住まないの?」って言われちゃうじゃん!

宮﨑香蓮

宮﨑香蓮

和合:でも僕も向こうの部屋遊びに行くし。

宇野:遊びに(笑)。

宮﨑:期待を裏切らない答えが聞けて嬉しいよ、うん。

宇野:結婚いいですよね。したい派ですし、僕一人っ子なので子供は2人以上欲しいって思います。あと大型犬飼いたいです! だから子供が好きな人がいいかな~。料理作ってくれる人はポイント高いです!

宮﨑:私も結婚したいです。理想は、私の話を聞いてくれる人……。

宇野:話を聞いてくれる人っていっぱいいません?

宮﨑:いやいや、取り留めもなく話してしまうので、それをある程度うまいこと流しつつ、話を聞いてくれる穏やかな人がいいと思いますね。ツッコミも入れてほしい。

入江:しゃべりすぎてるんじゃないかって思わせない人がいいんだよね、多分。いっぱいしゃべって、あとで反省してるから。

宮﨑:そう~! そういうのを上手くコントロールしてくれる方がいいなぁ。

宇野:精神的に年齢が上の人がいいんじゃない? 包み込んでくれる感じの。

宮﨑:私が引っ張っていくというのはないかも。あと自分が子供を産んでお母さんになってる姿はまだ想像できないんですが、子育てはしてみたいですね。

和合:いいお母さんになりそうだよね。子供と同じ目線で接することが出来そう。

宮﨑:そっちね……!? それは、自信ある(笑)。うん、でも私は旦那さんと同じ部屋で暮らしたいです。

和合:それは普通そうらしいね。

入江:あなたは無理ですって言ってるようなもんじゃん!

(一同爆笑)

宮﨑:いやいや、和合さんってとても素敵な方です!

和合:人間としてはそう思ってくださってるかもしれないけど、結婚は無理ですってね。わからないよ? 新しい扉が開けるかもしれないし?

入江:僕は友達でもあり、恋人でもあり、夫婦でもあるような人と結婚したいですね。お互いに責任を擦り付け合いたくもないし、自立し合った人と一緒にいれて何にでもなれる関係になりたい。料理もどっちが作るなんて役割を決めずに、支えたり支えられたり、柔軟な関係になりたいと思います。

宮﨑:みんな結婚はしたい派ですね。

(左から)和合真一、宇野結也、宮﨑香蓮、入江甚儀

(左から)和合真一、宇野結也、宮﨑香蓮、入江甚儀

宇野:うん。

入江:したいね。

和合:したぁい。

宮﨑&宇野:したぁい。

宇野:このおもしろさ、文面で伝わるのかな……?

宮﨑:伝わってほしい! この和合イズム!

和合:しとぅぁい。(和合さんのお声を脳内再生でどうぞ)

■入江さんと宇野さんの共通点。2人は似ているかも?

ーー最近のスイーツエピソードをお願いします。

入江:夏になってからやたらとアイスを食べてます。ほぼ毎日2個くらい食べてるかも。

ーー何がお気に入りですか?

入江:サクレですね!

宮﨑:レモン!

宇野:いいですね~!

入江:ガリガリくんでもいいんですが、レモンの輪切りが入っててすごくおいしいし、シャリシャリ系が好きかな。冬はクリーム系が食べたくなるんだよね。

入江甚儀

入江甚儀

宮﨑:ああ~わかるわかる。私は、前回の本番中にチーズケーキ作っていきました!

入江:そうだったね~。

宇野:すごい!

宮﨑:稽古場に、小早川俊輔くん(相馬小弥太役)がクッキーを作ってきてくれたの。

宇野:ええっ!? 俊輔がですか! イメージないっすね!

宮﨑:それがすごいおいしかった。ケースにキッチンペーパー敷いて持ってきてくれて、すごく嬉しかったのと同時に「ヤバイ! ヒロインがやらなくてどうする!」って思っちゃって。あまりお菓子作りってしないので、楽しかったです。

入江:おいしかったです。

和合:おいしゅうございました。

宇野:僕は5月に誕生日があったんですが――。

入江:えっ、いつ? 僕は18日。

宇野:21日です。近い! で、その舞台の千穐楽が5月20日で、その時にたくさんの人にお祝いしてもらったんですが、その日にホールケーキを食べて、その翌日にイベントで2個。人生で一番ホールケーキを食べました。嬉しかったですが、それからしばらくひと口もケーキを食べていません。そろそろ食べてもいいかな……。

ーーどんなケーキがお好きですか?

宇野:うーん、モンブラン!

入江:あ! 同じ!

宇野:うまいっすよね! 実はモンブランってお店によっていろいろ違うんです。下がカリカリのタルトなところもあればスポンジなところもあって。

入江:そうそう! たまに食いたくなる!

宮﨑:誕生日も近いし、同じものが好き。ふたり似てるんじゃない?

和合:来年一緒に誕生日会すればいいじゃん。

(左から)和合真一、宇野結也、宮﨑香蓮

(左から)和合真一、宇野結也、宮﨑香蓮

宮﨑:(入江さん、宮﨑さん、宇野さんの)3人でやるね。

和合:おめー呼んでね~からって?

入江:お財布だけ置いてって(笑)。和合くんのスイーツエピソードは?

和合:スイーツねぇ。

宇野:でも似合いますよね。スイーツ食べてそう。

和合:逆に僕の出会ってないスイーツってあるのかなって思って。

宇野:返しがすごいっす、斜め上にきますね。

和合:おいしいスイーツをいろいろ食べてきたので、食べ尽くした感はすごくありますが……「若様組まいる」のトークイベントの時に普通の一般家庭にチョコレートファウンテンがないっていうことを初めて知りました。

宮﨑:えっ? 家にあったの? 噴水みたいなやつ。

入江:普通は家にないよ!

和合:あったんだよ。普通に実家に最初からあって。

宮﨑:備え付け?

宇野:家の間取りのところに「トイレ・バス別、床暖房・チョコレートファウンテン付き」って(笑)? 日本の国民性が変わりますよ!

和合:大阪で言うたこやき機みたいな感じで、「おめーんちのチョコレートファンテンどんな?」みたいな話題とかないんだなぁって。

宮﨑:大人になってからそれに初めて出会ったから、家にはなかったよ。

和合:たまたま家にあったんでしょうね。チョコレートファウンテンが。引っ越すときに捨てられちゃいましたけど。

入江:スイーツに例えるとどんな女性が好きですか?

和合:ほろ苦いビターな感じかな。大人になっていくと苦味の良さがわかるようになっていくように、子供の頃は苦手だったけど歳をとるにつれてちょっとビターな女性をすごく好きになっていっています。

和合真一

和合真一

宮﨑:(笑いをこらえている入江さんを見ながら)なんでそんな質問しちゃったの……!?

入江:わかんない……(笑)。

ーー記事を読んでくださるファンの皆様にメッセージをお願いします。

和合:「若様組まいる」という原作のある舞台ではありますが、毎回舞台ならではのエッセンスもたくさん入っていて、それを個性豊かなキャストの面々が演じています。前作を見ていない方でも今回だけでも十分楽しめる要素がたくさん詰め込まれていると思うので、あわよくば第1弾第2弾も見ていただければよりいっそう牧忠行を楽しめるでしょう。アフターティーパーティーなどの三越劇場の場を活かした企画もありますので、ぜひお越しください。

宇野:約2年間続いているという作品でもあり、第1弾から全部見ている方もいらっしゃると思います。原作の園山薫、過去に演じられた方の園山薫、そして全てから感じられる「若様組」カンパニーの雰囲気を吸収して、僕なりの園山薫を演じたいです。そして今日、この3人にお会いして、これからが本当に楽しみになりました。さきほどは夫婦の話になりましたが、家族のような良いカンパニーになれたらと思います。

宮﨑:明治の若者の青春群像劇です。彼らが抱える葛藤や未来が見えなくて苦悩するっていうのはどの時代の若者も持っていることだと思うので、現代の私たちでも共感できる部分があると思います。見ることで勇気をもらえたり、楽しい気分になって帰っていただけたらと思っております。ぜひ見に来てください。

入江:「若様組まいる」は今まで第1弾、第2弾とやってきましたが、恋がメインになったことはありませんでした。若様の面々が恋をしていく様を見て一喜一憂したりとか、私もこんな恋愛したいなとか、現代との恋の描かれ方の違いとかも勉強にもなると思います。そしてドレスコード特典もありますし、360度明治の空気感を体感していただけるように僕たちも頑張ります。ぜひこの10月は、「若様組」を見に来てください!

(左から)和合真一、入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也

(左から)和合真一、入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也

取材・文=松本裕美 撮影=岩間辰徳

公演情報

舞台『若様組まいる〜若様とロマン〜』
 
期間:2018年10月6日(土)~10月21日(日)
劇場:三越劇場
原作:畠中恵「若様組まいる」(講談社文庫)「若様とロマン」(講談社刊)
脚本・演出:村上大樹
 
出演:
入江甚儀
宮﨑香蓮
原嶋元久
宇野結也
井澤巧麻
安川純平
伊崎龍次郎
森田桐矢、市川美織
栞菜
高柳明音(SKE48)(Wキャスト)
小槙まこ(Wキャスト)
和合真一
山口大地
小多田直樹
角島美緒
斎藤直紀
綾乃彩
内藤大希
鎌苅健太
岡田達也 ほか
 
「若様組まいる」公式HP http://www.mmj-pro.co.jp/wakasamagumi/
「若様組まいる」公式Twitter  https://twitter.com/wakasamagumi
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