第7回ブス会*『エーデルワイス』アフタートークに峰なゆか、トミヤマユキコ、安藤玉恵が登壇

ニュース
舞台
2019.2.14
(左から)峰なゆか、トミヤマユキコ、安藤玉恵

(左から)峰なゆか、トミヤマユキコ、安藤玉恵

画像を全て表示(5件)

 

2019年2月27日(水)より東京芸術劇場 シアターイーストにて上演される第7回ブス会*『エーデルワイス』のアフタートークゲストが決定した。さらに、あらすじも明らかとなった。

2月28日(木)に登壇が決定したのは、ペヤンヌマキの著書『たたかえ!ブス魂~コンプレックスとかエロとか三十路とか』にてカバーイラストを担当、『アラサーちゃん』などのヒット作で知られる漫画家の峰なゆか。司会には、早稲田大学などで少女漫画研究をメインとしたサブカルチャー関連講義を担当、『小説すばる』、『yomyom』、『マンバ通信』などで執筆中のライター・トミヤマユキコを迎え、主宰・ペヤンヌマキとともにトークを繰り広げる。多くの女性から共感を得る三名のクロストークに期待。

(左から)峰なゆか、トミヤマユキコ

(左から)峰なゆか、トミヤマユキコ

3月2日(土)には、ブス会*『女のみち』シリーズに出演し、『男女逆転版・痴人の愛』ではペヤンヌマキとタッグを組んだ安藤玉恵が登壇。ペヤンヌマキ、さらに今回『エーデルワイス』に出演する女性キャスト鈴木砂羽、高野ゆらこ、藤井千帆を交え、ブス会*の舞台裏などについてトークする。

(左から)安藤玉恵、ペヤンヌマキ

(左から)安藤玉恵、ペヤンヌマキ

また、著書『私は猫ストーカー』が映画化されるなど、イラストレーター、エッセイストとして活躍中の浅生ハルミンが劇中に登場するイラストを手掛けることとなった。さらに、バーレスクパフォーマーとして自らも舞台に立ちながら、振付や指導と多方面で活躍中のViolet Eva(紫ベビードール)が振付を務めることも決定した。

(左から)浅生ハルミン(写真:ただ(ゆかい))、Violet Eva(写真:Lilly Lens)

(左から)浅生ハルミン(写真:ただ(ゆかい))、Violet Eva(写真:Lilly Lens)

このように才能溢れる女性たちが集結し、過去のブス会*とは一味違った広がりが見られそうだ。そんな気になるブス会*『エーデルワイス』のあらすじも到着したので、紹介しよう。
 

<あらすじ>
今作『エーデルワイス』は、ペヤンヌマキが描く現代を生きる女性の為のおとぎ話。「王子なんていない」と絶望の淵に立たされた女は「魔女」になってしまうのだろうか。
主人公はスランプに陥っている漫画家、森アキナ、43歳(鈴木砂羽)。自身の代表作「たたかえ!いばら姫」以降、ヒットを出せずに苦しんでいる。長年の付き合いの担当編集者も呆れ顔。
「たたかえ!いばら姫」は地方から上京した18歳の女性・ミユキが様々な価値観に翻弄されていく物語。自分が何者か見出せないままのミユキは、男たちに「NO」を言えず、流され続けてしまう。ちまたに溢れている「女の幸せ」という呪いをかけていたのだった。30歳の誕生日にどん底に到達したミユキは、やっと「自分だけにできること」を見つけるが・・・。
過去の自分を認め和解するという普遍的なテーマを、ペヤンヌマキ自身の経験を投影し、過去と現在を交錯させながら描きます。


●ブス会*とは
2010年、ぺヤンヌマキが、舞台作品を上演する為に立ち上げたユニット。ぺヤンヌマキとその友人たちが、女だけで集って愚痴や自慢をぶちまけまくる飲み会を「ブス会」と呼んでいたことに端を発する。劇団員を持たず、ぺヤンヌマキが毎回好きなメンバーを集めて作品を上演。女の実態をじわじわと炙り出す作風で、回を追うごとに話題を呼ぶ。立ち上げ当初は、出演者は全員女で女同士の関係における醜くも可笑しい“ブス”な実態を群像劇として描くのが特徴だったが、近年は男も登場させ、様々なアプローチで“女”を描いている。
〈過去公演〉
・第1回ブス会*『女の罪』 2010年7月29日~8月10日 リトルモア地下
・第2回ブス会*『淑女』 2011年4月17日~5月3日 リトルモア地下
・第3回ブス会*『女のみち2012』 2012年10月11日~14日 下北沢ザ・スズナリ
・第4回ブス会*『男たらし』 2014年1月29日~2月4日 下北沢ザ・スズナリ
・第5回ブス会*『女のみち2012 再演』 2015年5月22日~31日東京芸術劇場シアターイースト
・第6回ブス会*『お母さんが一緒』2015年11月19日~30日 下北沢ザ・スズナリ
・ペヤンヌマキ×安藤玉恵生誕40周年記念ブス会*『男女逆転版・痴人の愛』2017年12月8日~19日 こまばアゴラ劇場
・リーディング『男女逆転版・痴人の愛』2017年7月 ギャラリースペースしあん(東京都・台東区)、2018年1月 久留米シティプラザ・和室「長盛」(福岡県)、2018年7月 富山能楽堂・茶室(富山県)、大船渡リアスホール・和室(岩手県)

●ぺヤンヌマキ プロフィール
1976年生まれ、長崎県出身。ブス会*主宰/脚本・演出家。早稲田大学在学中、劇団「ポツドール」の旗揚げに参加。2004年よりフリーのAV監督(ペヤングマキ名義)として活動する傍ら、劇団ポツドール番外公演‘女’シリーズとして、2006年に「女のみち」、2007年に「女の果て」を上演(脚本・演出)。2010年、演劇ユニット「ブス会*」を旗揚げ。以降全ての作品の脚本・演出を担当。第4回ブス会*『男たらし』、第6回ブス会*『お母さんが一緒』が二年連続で岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネートされる。近年はフリーの映像ディレクター・脚本家としてテレビドラマなども手がける。BSジャパン「メンズ温泉」(演出)、テレビ東京「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(演出)、NHK総合「祝女シーズン3」(脚本)、NHK総合ちょいドラ「斬る女」(脚本)、フジテレビ「リテイク 時をかける想い」(脚本)、テレビ東京「恋のツキ」(脚本)、NHKラジオ 劇ラヂ!ライブ「ふたり暮らし」(脚本・演出)。著書に、半自伝的エッセイ『たたかえ!ブス魂~コンプレックスとかエロとか三十路とか』(KKベストセラーズ)、『女の数だけ武器がある。たたかえ!ブス魂』(幻冬舎文庫)がある。

公演情報

第7回ブス会*『エーデルワイス』
 

 
■脚本・演出:ペヤンヌマキ
■出演:鈴木砂羽、水澤紳吾、大和孔太、高野ゆらこ、土佐和成、後藤剛範、藤井千帆、金子清文
■会場:東京芸術劇場 シアターイースト
■日程:2019年2月27日(水)~3月10日(日)
■料金:全席指定 前売4,500円/当日4,800円 高校生以下前売当日共1,000円
※最前列の「ブスシート」あり
※高校生以下は受付にて学生証提示
■問い合わせ:info@busukai.com
■ブス会*公式HP:http://busukai.com/
シェア / 保存先を選択