歌川国芳など、“子どもの遊び”がテーマの浮世絵約120点が集結 『くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展』

ニュース
アート
2019.3.1
歌川芳藤《新工風うつしゑ》(部分)安政(1854-60)頃 (800x657)

歌川芳藤《新工風うつしゑ》(部分)安政(1854-60)頃 (800x657)

画像を全て表示(6件)

『くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展』が、2019年4月28日(日)〜6月9日(日)まで、練馬区立美術館にて開催される。

公文学習法で知られる公文教育研究会は、長年にわたり、子ども文化に関する研究のために浮世絵を中心に約3,200点におよぶ歴史資料の収集と研究を行なっている。本展では、その中から子どもの遊びをテーマとした選りすぐりの浮世絵、絵巻、屏風、絵本、玩具など約170点を展示する。

菊川英山《子供遊七福神 大黒》文化8年(1811)頃 (733x1024)

菊川英山《子供遊七福神 大黒》文化8年(1811)頃 (733x1024)

江戸の庶民の生活を描いた浮世絵には、歴史的な一面だけではなく、子どもたちの日常や自然の中で無邪気に遊ぶ姿、母の情愛を受け健やかに成長する姿が数多く描かれており、今と変わらぬ子どもの愛おしい自然なしぐさが見て取れる。

また、浮世絵版画は江戸時代の代表的印刷物であったことから、子どものための絵本や教具、双六や凧などのおもちゃにも用いられ、広く庶民に楽しまれていた。

本展では、こうした江戸時代の子どもたちの生活の様子や、当時の遊びを題材に、大人も子どもも楽しめる浮世絵の世界を紹介する。

歌川国芳《ほうづき尽 すまふ》弘化(1844-48)頃 (2)

歌川国芳《ほうづき尽 すまふ》弘化(1844-48)頃 (2)

歌川国芳《坂田怪童丸》弘化2-3年(1845-46)

歌川国芳《坂田怪童丸》弘化2-3年(1845-46)

一林斎芳重《鎧甲組上げ》嘉永6年(1853) (559x800)

一林斎芳重《鎧甲組上げ》嘉永6年(1853) (559x800)

歌川国芳《押絵羽子板 牛若丸》天保14-弘化3年(1843-46)頃

歌川国芳《押絵羽子板 牛若丸》天保14-弘化3年(1843-46)頃

イベント情報

くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展
会期:2019年4月28日(日)〜6月9日(日)
会場:練馬区立美術館
開館時間:10:00~18:00(入館は 17:30 まで)
休館日:月曜日 ※ただし4月29日(月・祝)〜5月6日(月・振休)は開館、5月7日(火)は休館
観覧料:一般 1,000 円、高大生・65~74 歳 800 円、中学生以下・75 歳以上無料(その他各種割引制度あり)
※一般以外の方(無料・割引対象者)は年齢等の確認できるものをお持ちください。
シェア / 保存先を選択