野村萬斎とトークゲストが“表現の本質”に迫る MANSAI◎解体新書 その参拾 特別版『5W1H』が開幕
photo by Suguru Saito
2019年7月9日(火)、世田谷パブリックシアターにて「MANSAI◎解体新書 その参拾 特別版『5W1H』」が開幕した。
『MANSAI◎解体新書』は、世田谷パブリックシアターの芸術監督・野村萬斎がホストとして毎回多彩なゲストを招き、“表現の本質”に迫るシリーズ。芸術監督企画として第30回目を迎えた。今回の『5W1H』は、これまでの集大成とも言える「特別版」としてビジュアルデザイン・テクニカルディレクションに真鍋大度・石橋素・ライゾマティクスリサーチを迎えた新作パフォーマンスと、毎回異なるゲストを迎えてのトークを開催している。初日の9日(火)には、ダンサーの首藤康之、翌10日(水)にはメディアアーティストの落合陽一がトークゲストとして登場した。
当日の舞台写真と、野村萬斎からのコメントが届いた。
photo by Suguru Saito
photo by Suguru Saito
photo by Suguru Saito
photo by Suguru Saito
野村萬斎[企画・構成・演出・出演]
この公演の見どころは、アナログとデジタルが正面からぶつかり合って人間存在に揺らぎを与えるというところにあるかと思います。「最新テクノロジーと伝統的身体感」その共存からこそ生み出される、全く見たことのない新しいパフォーマンスが皆さんも体感できる作品かと思います。今はSNSで名前を変えて違う人格になったりする事は皆さん慣れているけど、場所という次元を変えたり、時間という次元を変えたり、自己存在に浮遊感を与える、そういう貴重な体験ができると思います。これからの新しいパフォーマンスはやっぱり、世田谷パブリックシアターから生まれるのだと実感できる公演だと思います。残りわずかではありますが、今を逃さず、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
なお、本日7月11日(木)以降のトークゲストは以下の通り。公演は、7月14日(日)まで行われる。
<トークゲスト>
7月11日(木)14時公演 佐々木正人(多摩美術大学総合デザイン学科教授・東京大学名誉教授)
7月11日(木)19時公演 大友良英(音楽家)
7月12日(金)14時公演 コロッケ(エンターテイナー)
7月13日(土)14時公演 稲葉俊郎(医師・医学博士)
7月13日(土)19時公演 樋口真嗣(映画監督・特技監督)
7月14日(日)13時公演 田根剛(建築家)