名古屋城をバックに野外オペラ『蝶々夫人』が上演される「ジャパン・オペラ・フェスティヴァル」開催

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2019.9.18

日本の歴史的建物を借景として上演する、世界でも唯一無二の壮大なスケールの野外オペラ、“ジャパン・オペラ・フェスティヴァル”が、2019年9月26日(木)から29日(日)にかけて開催され、名古屋城天守閣前広場 特設ステージで『蝶々夫人』が上演される。

イタリアの作曲家プッチーニが作曲した『蝶々夫人』は、明治初期の長崎を舞台にした作品で、世界中で今もなお愛され続け上演回数も多い作品。本年の野外オペラの演出を手掛けるのは、世界各地を飛び回り斬新とひらめきの中、うっとりする美しいオペラを演出することで知られるガブリエーレ・リビス。昨年一般公開となり話題となった本丸御殿を蝶々夫人の家屋と見立てる演出を予定している。指揮はイタリアが認めた日本人指揮者、吉田裕史が務める。イタリア有数の歌劇場で現在活躍中の豪華実力派のソリスト、オーケトラ、合唱、舞台美術、衣裳、照明、演出が勢揃いし融合する、まさに世界最高の舞台芸術。イタリアの文化と日本の文化が織り成す美の饗宴がこの秋、名古屋城で楽しめる。

さらに9月30日には、ミューザ川崎シンフォニーホールにてボローニャフィルハーモニー管弦楽団による特別ガラコンサートが開催される。第1部は表現力、技術力が必要とされるオペラ序曲を演奏。2部は、名古屋城に出演した歌手と共にオペラ『蝶々夫人』をハイライト形式にして披露される。ボローニャフィルは、もともとボローニヤ歌劇場の主要メンバーで構成されたオーケストラ。オペラを知り尽くす彼等だからこそ奏でられる、歌うような”うねる”オーケストラ・サウンドで会場を包み込むことだろう。

 

公演情報

ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2019 名古屋
野外オペラ『蝶々夫人』公演
 
■日時:2019年9月26日(木)、27日(金)、28日(土)、29日(日)  (全4公演)
開場17:00 開演18:00 終演20:50(全2幕)
■会場:名古屋城天守閣前広場 特設ステージ(愛知県名古屋市中区本丸1-1)
■演目:
ジャコモ・プッチーニ作曲 オペラ『蝶々夫人』
全2幕/原語上演/日本語字幕付き
 
■出演:
指揮|吉田 裕史(ボローニャフィルハーモニー管弦楽団芸術監督、さわかみオペラ芸術振興財団芸術監督)
 
演出|ガブリエーレ・リビス
演奏|ボローニャフィルハーモニー管弦楽団
合唱|ヴェローナフィルハーモニー合唱団 さわかみオペラ財団選抜合唱団
合唱指揮|アルマンド・タッソ
 
出演キャスト|蝶々夫人・ピンカートン・シャープレス・スズキは、Wキャストです
★ロッソ/Rosso 出演日:26日、28日
 
蝶々夫人:レナータ・カンパネッラ
ピンカートン:ロレンツォ・デカーロ
シャープレス:マルチェッロ・ロジェッロ
スズキ:ソフィア・コヴェリゼ
 
★ビアンコ/Bianco 出演日:9日、11日、14日
 
蝶々夫人:マリリー・サントーロ
ピンカートン:マックス・ヨータ
シャープレス:ピエール・ルイージ・ディレンジーテ
スズキ:マリアンナ・マンガネッロ
 
ゴロー:倉石 真
ボンゾ:松中 哲平
ケイト:サラ・カッペッリーニ・マッジョーレ
ヤマドリ公爵:藤山 仁志
 
勅使:友杉 誠志
 
■主催:ジャパン・オペラ・フェスティヴァル実行委員会  公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
■共催:名古屋市/テレビ愛知
■後援:在日イタリア大使館/イタリア文化会館/名古屋日伊協会/名古屋市教育委員会/名古屋商工会議所/一般社団法人中部経済連合会/公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー
■お問合わせ:公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団 事務局
 
■公演特別サイト:
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