miwa 武道館2daysで5周年ツアーは有終の美! 宮本笑里、ハジ→もゲスト出演
miwa Photo by 佐藤 薫
シンガーソングライターmiwaが、オリコンチャート1位を記録した初のバラードコレクションアルバム『miwa ballad collection ~graduation~』を携え、全国13都市18公演で展開したツアー『miwa "ballad collection" tour 2016 graduation~』のファイナルを3月9日、日本武道館で迎えた。以下、公式のレポートでお届けする。
昨年3月にアコギ1本で開催された公演以来1年ぶり、バンドスタイルとしては初となる日本武道館での2DAYS。昨年末には3回目となる紅白歌合戦に出演し、今年のNHK合唱コンクール中学の部の課題曲も担当する等、勢いを増すmiwaのライブに集まった観客は2日間合わせて2万人。今回は初めてバラードコレクションツアーと銘打ち、しっとりとした大人の演出を多く取り入れた構成となっており、いつものmiwaのライブとはまた違う一面を魅せるツアーとなった。
miwa Photo by 佐藤 薫
会場が暗転すると、miwaによるポエトリーリーディングが始まり、真剣に耳を傾ける観客。miwaの登場と共に会場のボルテージが上がると、1曲目からデビュー当時から絶大な人気を誇るバラード曲「めぐろ川」を披露し、早くも会場からはすすり泣く声が聞こえた。その後もホームページでファンから募集した曲にまつわるポエムを読みながら歌詞をしっかり噛みしめるように歌うmiwa。季節的には卒業を控えたファンもいるのだろう、デビュー当初に発表したスクール感溢れる曲に感情移入している様が見受けられた。
着席しながらじっくり聴かせる曲が続いた後、「Chasing hearts」、「春になったら」等リズムのある曲を続けて会場を盛り上げ、ライブも中盤を経た頃、miwaのポエムにのせて登場したバイオリンの美しい旋律が奏でられ芳醇な時間が漂い、スポットライトを浴びたその旋律の主はなんと美人バイオリニスト宮本笑里。会場が騒然となる中、そのまま昨年大ヒットしたバラード「夜空。feat.ハジ→」のイントロが始まり、コラボをしたハジ→も登場し大きな拍手に包まれる。miwa、ハジ→、宮本笑里、となんとも新鮮でバラードツアーに相応しい豪華なサプライズに会場は一体となった。
miwa Photo by 佐藤 薫
その後、miwaのバラード代表曲ともいえる『片想い』ではmiwaがステージセンターに設置されたグランドピアノに座り、弾き語りを披露。演奏中にバイオリンを手にした宮本笑里が再登壇し、ピアノとバイオリン2人だけによるアコースティックなセッションで観客を魅了した。お互いテレビ番組で一緒になりつつ、気になる存在だったそうで今回の共演に喜びを発散させた。2人にmiwaバンドとハジ→も加わったアップナンバー「ミラクル」では更に盛り上がりを見せると、「君に出会えたから」、「ヒカリヘ」とシングル曲を続けた。昨年の11月にリリースされた“誕生”をテーマにしたバラード曲、「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」では、ステージに映し出された映像マッピングに赤ちゃんの写真が流れ(miwaの友人やスタッフの子供らしい)、miwaの伸びやかな歌声に相まって会場全体が温かく優しい空間となった。
miwa Photo by 佐藤 薫
本編ラストでは、「皆のおかげで沢山の夢が叶いました。皆と会って新しい夢も出来ました。18才の時にこの曲を書きましたが、今もこの気持ちは変わらないです。」と語るとmiwaがデビュー前、高校生の時に作ったバラード「つよくなりたい」を会場の観客への応援と共に自分に言い聞かせるように歌い締めた。
鳴り止まないmiwaコールに応えるように再登場したアンコールでは、miwa本人が観客に対して振付を指導し、紅白で使用したギターを使って「fighting-φ-girls」をファンと大合唱。そこから昨年テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ”民王”の主題歌で話題の「ストレスフリー」を披露した後、最終日となる公演に「このツアーはmiwa史上歴史に残る最高のツアーになりました。皆がいてくれたから強い想いを抱くことが出来ました。本当にありがとうございました」と涙を浮かべながら感謝の気持ちを伝え「これからも皆と未来を描いて沢山夢をかなえていきたいです」と、ラスト曲「Delight(English ver)」をギター1本、miwa1人の弾き語りで熱唱しツアーを締めくくった。
デビュー6年目を迎え、更なる高みを目指して邁進し続けるmiwa。今後の活躍から目が離せない。
miwa Photo by 佐藤 薫
M1 めぐろ川