80年代アメリカ美術を代表するキース・ヘリングの日本での活動に着目 『キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism』展が開催

ニュース
アート
2017.1.23
『キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism』

『キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism』

画像を全て表示(5件)

『キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism』展が、2017年2月5日(日)~2018年1月8日(月)にかけて、中村キース・ヘリング美術館にて開催される。

中村キース・ヘリング美術館は、80年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリングの作品を展示する世界で唯一の美術館。本展は、中村キース・ヘリング美術館が2017年に開館10周年を迎えるにあたって開催されるもので、作家の日本での活動にフォーカスした内容となる。

1983年初来日したキース・ヘリングは、屏風や掛け軸など、日本特有の家具や道具に墨を用いたドローイングを制作する。さらに、1988年には東京で「招き猫」を制作。本作は、本展にて世界初公開される貴重な一品だ。さらに1988年には、青山に〈トーキョー・ポップショップ〉をオープン。本展では、そこで販売されていた器や扇子など代表的な作品を紹介し、日本文化をポップに昇華させたヘリングの自由な世界観を提示する。また会場では、1987年の東京多摩市のパルテノン多摩で制作された壁画を期間限定で特別展示。約500人の子どもたちと共同制作された作品からは、言語を超えアートでの交流を試みた作家の活動の軌跡を追うことができる。

「僕のプロデュースするものは”ポップ”ということをコンセプトにしているから東京でもNYでも同じものが受け入れられるはずなんだ。今の日本人って西洋の方ばかり向きすぎていると思う。アメリカっぽくなりたい、西洋っぽくなりたいってね。でも日本の伝統文化をポップに表現すれば、それはアメリカ的なコピーをしたものより、素晴らしいものになると思う。」
—1988年 キース・ヘリング

 

イベント情報
『キース・ヘリングと日本:Pop to Neo-Japonism』

会期:2017年2月5日(日)~2018年1月8日(月)
開館時間:午前9時〜午後5時
休館日:2017年6月26日(月)~6月30日(金)、2017年10月16日(月)~10月20日(金)
入場料:一般1000円、シニア900円、学生700円、13歳〜18歳500円、団体割引・障害者割引あり
交通:JR小淵沢駅下車、駅から車で8分 JR新宿駅より中央線特急で約2時間
JR名古屋駅より中央線特急で約3時間(塩尻乗換) 中央高速道路、小淵沢I.Cより6分
シェア / 保存先を選択