P★リーガー列伝 Vol.14 「キューティーアイズ 安藤 瞳」
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安藤 瞳(あんどう・ひとみ)プロ©P★LEAGUE実行委員会
BS日テレ『ボウリング革命 P★LEAGUE』のレギュラー放送が、2015年4月で10年目を迎えた。P★LEAGUEの「P」にはPretty(キュート)、Performance(魅せる)、Passion(情熱的な)、Power(力強い)、Perfect(300点GET)という5つの意味が込められている。 出場するP★リーガーは、その5つのキーワードを象徴するかのように、技術、体力、美貌を兼ね備えた女性アスリートばかりだ。SPICEでは、P★リーガーに単独インタビューを敢行。今回は、毎回ファッショナブルな衣装に身を包んで見る者を魅了する、第1回次世代P★リーガー発掘プロジェクトの合格メンバー"キューティーアイズ"安藤 瞳プロの登場だ。
――ボウリングを始めたきっかけは?
小さい頃からやっているボウラーの方も多いんですが、私はちょっと遅めで中学3年生の時からです。それまでも家族でボウリング場に遊びに行くことはあったんですが、ある日、お母さんが「市の広報にジュニアスクールのことが載っているよ。行ってみる?」と声をかけてくれて。そこで初めてプロに教わって、ものすごくハマっちゃったのがきっかけです。
P★LEAGUE実行委員会
――小さい頃からスポーツ選手に憧れていたのですか?
本当に小さい頃は体操選手になりたいと思っていましたね。でも、20歳くらいで進路を決める時は、プロテストを受けようか、カウンセラーになるための大学に行こうかで迷った時期はありました。
――カウンセラーという夢もあったんですね。
子どもの頃にご飯が食べられない病気をしていて、その時に救って下さった先生を神様だと思っていました。なので、私もそういう風に誰かの力になれたらいいなあと思っていた時はありましたね。
――迷った結果、プロボウラーの道を選んだ。
はい。1年間、女子プロの方にしっかり教えていただいて投げ込んだんですけど、1年目のプロテストは雰囲気を見てくる意味で受けようと。そうしたら、まさかの合格。奇跡でしたね(笑)。こんなこともあるんだと思いました。今、P★LEAGUEに出させてもらっていることも、私にとっては奇跡です。両親も、本当に好きなことを見つけて元気になってくれたことに喜んでくれています。
――今年はプロ7年目。プロボウラー生活はいかがですか?
今が一番楽しいです! プロボウラーになってよかったなあとつくづく思います。
――ボウリングの楽しさって、どんなところにあるのでしょうか。
たしかに、「投げ続けているだけなのに、何が楽しいんだろう」って思いますよね(笑)。ボウリングのプレー自体も、自分が頑張った分の結果がスコアにそのまま素直に出るので楽しいんですけど、全国のいろんなところにチャレンジマッチや大会で行かせていただくたびに、たくさんのお客さまやボウリング関係の方との素敵な出会いがいっぱいあるんです。本当にいい仕事をさせていただいてるなあと思う瞬間ですね。
――全国のたくさんの人たちに出会えるって、いいですね。
もう本当に。去年も九州で嬉しいことがありました。トーナメントの後にチャレンジマッチを入れていただいたんですが、震災でトーナメントが延期になってしまって。それでも自分はすごく行きたかったのでチャレンジに行ったら、「トーナメントがなくなったのに来てくれて、本当にありがとう」と言ってもらったんです。もしかしたら、私が行くことで皆さんが大変になるのかなと心配していたんですけど、「ありがとう」って。すごく嬉しくて幸せなことだなあと思いました。
――では、プロボウラーになって後悔したことはない?
ありました、ありました(笑)。3年目くらいまではつらいなと思うことがたくさん。夢だけを見てプロボウラーになったので、厳しい現実がたくさんあって。「なんで試験に受かっちゃったんだろう」って思ったことは何回かありましたね。
――よくフェードアウトせずに続けられましたね。
つらいな、イヤだなという気持ちはあっても、実際に大好きなボウリングをやめてまで、そのイヤなことが本当にイヤなのかと比べたら、「好き」のほうが勝っているよなと思って。じゃあ、そういうことを一つひとつ乗り越えるにはどうしたらいいだろうと、前向きに考えられるようになりました。自分の中で闘いだったんですけどね。
――そういう時期を今は乗り越えて。
はい! 私もだいぶ強くなりました(笑)。今では「自分の足りないところはここなんだよ」と教えるために、必要なことが必要なタイミングでやって来てくれるんだなと思えるようになりましたね。
――安藤プロはP★リーガーの中でも個性的なファッションで知られています。洋服選びのポイントは?
私は基本的に原宿系というか、カラフルなものやドリーミーな世界観がすごく好きなので、そういうのを基調に、投げる前から気持ちが明るくなるような服を選びたいと思っています。
――ファッションについて、ファンの方から感想を聞くことはありますか?
いつもフワフワしたスカートが多いんですけど、たまにそれ以外を選ぶと「今日はスカートじゃないの?」と言われて、「あ、じゃあやっぱりスカートにしようかな」とか(笑)。自分では、ファッションが個性的だから特に年配の方に受け入れられづらいんじゃないかと思うんですけど、「いつも個性的でいいよ」と言っていただけることが多くて。なので、自分は自分の好きなものを選んでいいんだと開き直って、服選びもモチベーションにしていますね。
――絶対に身につけるアイテムはありますか?
絶対というのはないですけど、私はユニコーンが好きなので、そういうアイテムをつけていると、すごく気分が上がりますね。
――プレースタイルについて、他のP★リーガーにここだけは負けない!という強みはありますか?
私は、たとえば高い点数を連発したり、スピードがあるわけではないですけど、自分が持っているものの中で「ボウリングには色々できることがあるよ」と伝えられたらなと思っています。あと、自分は常に楽しく、できることに感謝してプレーしたいなと思っているので、皆さんにもそういう色々な事を楽しんでほしいという思いが伝わったらいいですね。
――最後に、これからの目標や夢を教えて下さい。
2歳の姪がいるんですが、優勝したことがハッキリと分かる時にP★LEAGUEでの優勝を見せてあげたいというのが今の夢ですね。公式戦でもボウリングに対して真剣に向き合って、自分の納得するボウリングをして成績を出したいというのはもちろんなんですけど、見て下さるお客さまに「プロボウラーってカッコいいものなんだ、素敵だな」と思ってもらえるように頑張りたい。どんな環境から始めても、努力したらやりたいことができる、夢をつかむことができると周りに自然と広まるような存在になりたいと思っています。
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