危険アーティスト増田ぴろよの個展 『新宿回転ベッド 「男犬」-「MOTHER」』+関連演劇
新宿眼科画廊に電動回転ベッド出現。会期中に演劇公演も!
新宿眼科画廊が同ギャラリー史上最も危険なアーティストと呼ぶ、美術作家・増田ぴろよの個展 『新宿回転ベッド 「男犬」-「MOTHER」』が要注目だ。
増田ぴろよは男性への愛憎を糧に女の業と機能不全家族をテーマに性モチーフのテキスタイルを制作する一方で、ひさつねあゆみ(デザイナー)七菜乃(特殊モデル)と共に、かわいそうでかわいい洋服「ぺ凡なの。」を展開。また、実体験を描いたアートコンプレックスまんが「画廊の画家ガール」シリーズ、男根テキスタイルによる回転ベッドインスタレーションなどを発表している。最近では大森靖子とのコラボでも世の注目を集める。
千代田芸術祭2014で『消滅のキルト』が「辛酸なめ子賞」を受賞した際、辛酸なめ子による選評コメントが的確だった。「一般的に花柄が女性器を象徴しているとか、キノコは男性器とか、世の中は安易な暗喩に満ちています。増田ぴろよさんの『消滅のキルト』は、対照的に、精緻な作業によって直接的なモノを幻想的なアートに昇華させました。そんな上級者向けの性表現に可能性を感じずにはいられません」
今回の展覧会では電動回転ベッドが出現。会期は前期(「男犬」)、後期(「MOTHER」)で展示替えが行われ、 予約制の演劇イベント、増田ぴろよ劇場「愛の若草物語~呪いの女系家族に生まれて~」、ならびに、脚本・演出:根本宗子による「私の可愛さと可哀想さで少しだけ世界が変えられたらいいのに。」も開催される。最先端アートファンだけでなく、最先端演劇ファンも今これを見逃す手はない。
増田ぴろよExhibition 新宿回転ベッド 「男犬」-「MOTHER」
日時:〔前期〕「男犬」2015年7月03日(金)~15日(水)
〔後期〕「MOTHER」2015年7月17日(金)~29日(水)
12:00〜20:00(最終日〜17:00) ※木曜休廊
会場:新宿眼科画廊 http://www.gankagarou.com
〔会期中・関連イベント01〕
プリンレディpresents 増田ぴろよ劇場
「愛の若草物語~呪いの女系家族に生まれて~」
日時:2015年7月7日(火)、8日(水) 19:30オープン / 20:00スタート
会場:新宿眼科画廊 スペース地下
料金:各日 / 前売り:¥2000-
※予約特典有り
※当日券の有無につきましてはイベント前日にツイッターにてお知らせ頂きます
https://twitter.com/gankagarou
〔イベント概要〕
この物語は、北関東の田園地帯に代々続く由緒ある女系家族の闘いの記録である。そして、ペニスを心底憎みながらも真実のペニスを探し求め、振り向くことなく走り続けている増田ぴろよと、その姉妹達が、自分の運命を切り開いていく愛とロマンである。
〔脚本・総監督〕
美貴ヲ(プリンレディ)
〔出演〕
ゆっきゅん、川畑usi智史、遠藤ちえ、衣純、増田ぴろよ
※公演後に出演メンバーによるチェキ会、物販有
〔オープニングトーク〕
「ぴろゆっきゅんの歌謡ショー」※スペシャルゲスト有
協力:舞台芸術創造機関SAI
美術:増田ぴろよ+美貴ヲ
衣装:Drink me 映像:ナマコラブ
〔会期中・関連イベント02〕
根本宗子presents
「私の可愛さと可哀想さで少しだけ世界が変えられたらいいのに。」
脚本・演出 根本宗子
日時:2015年7月27日(月)~29(水)
27(月)20:00開場 / 20:20開演
28(火)20:00開場 / 20:20開演
29(水)16:00開場 / 16:20開演
会場:新宿眼科画廊 スペースM
出演:尾崎桃子
料金:1,200円(展示中のスペースを使った短編演劇。)
【受賞暦】
2014年 3331千代田芸術祭’14 辛酸なめ子賞受賞
2013年 TOKYO MX「5時に夢中!」夕刊ベスト8コーナーで1位獲得。
〔Twitter〕
https://twitter.com/masu_piyo
〔Web-site〕
http://masudapiroyo.com