「ナショナル・シアター・ライブ」が神戸に再び、『ザ・オーディエンス』『橋からの眺め』など傑作舞台4作品を特別上映決定
「ナショナル・シアター・ライブ」NTLive
日本の映画館で世界レベルの傑作舞台を楽しめる「ナショナル・シアター・ライブ」が神戸に戻ってくる。
今回の「ナショナル・シアター・ライブ」は、NTLiveラインナップの中から演劇界を代表するトニー賞やローレンス・オリヴィエ賞を受賞した傑作4作品を3月19日と4月23日に分けて上映する。
3月の上映作品は、先日、即位65周年を迎えたエリザベス女王を描く『ザ・オーディエンス』(主演ヘレン・ミレンがトニー賞演劇主演女優賞、リチャード・マッケイブがトニー賞演劇助演男優賞受賞)と、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(ローレンス・オリヴィエ賞を7部門受賞し、トニー賞プレイ部門最優秀作品賞、最優秀演出賞などを受賞)。
そして4月には、トニー賞演劇リバイバル作品受賞作と演劇演出賞を受賞した『橋からの眺め』と、トニー賞演劇リバイバル作品賞を受賞した『スカイライト』が上映される。
世界で絶賛を受けた4作品を、工夫を凝らすカメラワークで収録し、生の舞台と引けを取らない緊張感・感動を味わえるNTLiveで、ぜひ堪能してほしい。
作品基本情報
『ザ・オーディエンス』(原題:The Audience)
映画『クイーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが再びエリザベス二世に扮した話題作。この舞台に着想を得たドラマ『クラウン』は本年度ゴールデングローブ賞を受賞。1952年の即位以来、女王が毎週行っている首相との謁見の模様を描きながら、一人の人間としての女王の苦悩やユーモアなどを描き、観るものの心を魅了する傑作。
演出:スティーヴン・ダルドリー(『リトル・ダンサー』、『めぐりあう時間たち』)
脚本:ピーター・モーガン
出演:ヘレン・ミレン、リチャード・マッケイブほか
美術:ボブ・クロウリー
上映時間: 2時間38分
『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(原題:The Curious Incident of the Dog in the Night-Time)
並外れた頭脳をもつ15歳のクリストファーは、その才能を活かして隣人シアーズさんの犬を殺害した犯人を探そうとする。2013年のオリヴィエ賞で作品賞を含む主要7部門(最優秀プレイ賞、最優秀演出賞(マリアンヌ・エリオット)、最優秀主演男優賞(ルーク・トレッダウエイ)、最優秀助演女優賞(ニコラ・ウォーカー)ほか)を独占し、ブロードウェイ公演では第69回トニー賞プレイ部門最優秀作品賞や最優秀演出賞などを受賞した。日本でもV6森田剛主演で上演され、高い評価を受けている。
演出:マリアンヌ・エリオット(NTLive『戦火の馬』)
原作:マーク・ハッドン(ガーディアン賞受賞)
脚色:サイモン・ステファンズ
出演:ルーク・トレッダウェイ
上映時間: 2時間51分
『橋からの眺め』(原題:A View From The Bridge)
シシリア系の違法移民である従兄弟家族を受け入れた主人公だが、溺愛する姪がその違法移民の一人と恋に落ちたことから悲劇が起こる……。上演後、各紙から絶賛されてが瞬く間に売れたヒット作。「イミテーション・ゲーム」や「裏切りのサーカス」で印象に残るマーク・ストロングの演技力は舞台上でも輝き、彼が本物のスター俳優であることを証明した一作となった。本作でオリヴィエ賞を受賞したイヴォ・ヴァン・ホーヴェは、今最も注目が集まる才能ある演出家の一人だ。
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(オフブロードウェイ上演音楽劇「Lazarus(ラザロ)」)
作:アーサー・ミラー
出演:マーク・ストロング
上映時間: 2時間14分
『スカイライト』(原題:Skylight)
1997年に緒形拳&若村麻由美の共演で日本初演された、デヴィッド・ヘアー作の3人芝居。『ザ・オーディエンス』のスティーヴン・ダルドリーが演出する今回、 名優ビル・ナイと若手実力派キャリー・マリガンが不倫関係にあった元恋人同士に扮する。人気デザイナー、ボブ・クロウリーが手掛けた舞台美術にも注目だ。
演出:スティーヴン・ダルドリー(『リトル・ダンサー』、『めぐりあう時間たち』)
作:デヴィッド・ヘアー
出演:キャリー・マリガン、ビル・ナイほか
上映時間: 2時間42分
■2017年3月19日 (日)
午前11時 『ザ・オーディエンス』
午後14時30分 『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
※全席指定(完全入替制)
■2017年4月23日(日)
午前11時 『橋からの眺め』
午後14時30分 『スカイライト』
※全席指定(完全入替制)
■料金:各作品 一般3,000円 学生2500円(入場時学生証提示)