「ユーリ!!!onICE」トーク&ALLナイト上映会レポート
2016年10~12月に放送された本格男子フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!! on ICE」のファン待望の「まだまだ滑走しちゃうよ!「ユーリ!!! on ICE」トークショー&オールナイト上映会」が2月11日、TOHOシネマズ六本木ヒルズと、全国49館でのライブビューイングにて開催された。各劇場で複数スクリーンを使用してのライブビューイングは、アニメでは初開催とのことで待ち望んでいた約3万人のファンが集結した。
放送終了後初のトークショーには、原案・ネーム(脚本原案)・キャラクター原案の久保ミツロウ、主人公 勝生勇利役の豊永利行、ヴィクトル・ニキフォロフ役の諏訪部順一、ユーリ・プリセツキー役の内山昂輝が登壇し、放送が終了してようやくできる話やここでしか聞くことができない話など、ファン必見のトークが繰り広げられた。
まず久保ミツロウの挨拶から始まり、豊永の「オールナイトなので、グランプリファイナルあたりで寝てた(笑)とならないように、最後まで頑張ってください!」という挨拶で会場は盛り上がった。当日は新ビジュアルが解禁となり、スクリーンに映し出されると会場からは歓声が上がった。
フィギュアスケートに合わせてトークは、ショートプログラム、フリースケーティング、インタビューで構成され、「ショートプログラム・振り返りトーク!!!」では、各キャストが演技を振り返り、豊永の「心で演じたいと思っていたので、7話くらいから記憶がない。でも本作を通して諏訪部さんと深い関係になれた。」に対して「そうかな?」と諏訪部がヴィクトルのような返しをして笑いが起り、息の合った掛け合いを見せた。
また豊永が「1話の一番最初の勇利のセリフは、いつの勇利なのか?を想像してほしい」と、作品を新たに楽しむポイントを語り、内山は、印象的だったセリフについて「豚関係」と答えると会場から笑いがおきた。「豚に食わせる金メダルはねぇ!」、「家畜」など本作の特徴である、勇利に対するユリオの印象的なセリフの発想元を尋ねられた久保は「かつき(勝生)→かちく(家畜)」だったと暴露し、大いに盛り上がった。
「インタビュー」は、予め公式Twitterで募集された質問に回答するコーナーで、「11話でクリスを迎えにきた彼は誰ですか?」という久保への質問がスクリーンに映し出されると、ずっと疑問に思っていた客席からは共感の声が。これはスイスのスケート連盟の男性であることが久保により明らかにされた。
また「自分がやりたいフィギュアの技」についての質問では、内山が「スピンがすごいと思う。目が回らないのが不思議」と語ると、久保が「JJのスピンを是非見てほしい。ずっとカメラ目線(笑)。今日はJJソングも是非歌ってください」と、オールナイト上映会を控えた客席を盛り上げた。
トークショー締めの挨拶ではそれぞれが「ユーリ!!! on ICE」への愛情を語り、久保は「みんなが全力で作った作品がどのように皆さんの中で完成するのかが大事だと思う。朝まで寝ないで楽しんでいってください!」と締めくくった。
トークショー後は、TVアニメ全12話が一挙上映された。この上映会では14人のキャラの張替えシールで、自分の応援したいキャラの応援うちわを作ることができる来場者特典「ユーリ!!! on ICE スケーター応援うちわ!!!」を使ったり、ペンライトを使ってキャラクターのイメージカラーで応援したり、またJJ(ジャン・ジャック・ルロワ)のショートプログラムでは、会場のファンが一緒に歌ったり、各キャラの演技が終わるごとに拍手が鳴り響いた。
トークショーの最後に、2月24日(金)はBlu-ray&DVD第3巻が発売予定、3月3日(金)には「ユーリ!!! on ICE ~フィギュアスケートを100倍楽しむ集中講座~」も全国でライブビューイングが開催予定されていることが案内された。上映終了後も大きな拍手が沸き起こり、この人気はまだまだ続きそうだ。【ウォーカープラス編集部/千束】