東京ディズニーシー®『バレンタイン・ナイト2017~コンサート・オブ・ラブ~』 “想像以上の愛”が溢れるイベントの様子をレポート
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千葉県浦安市の東京ディズニーシーで、先月22日より開催されたバレンタインのショー『バレンタイン・ナイト2017~コンサート・オブ・ラブ~』が、2月19日をもって最終公演を終えた。昨年は迂闊にも大切な人へのメッセージを送りそこねてしまい、「来年こそは」とプロメテウス火山に誓いながら東京ディズニーシーを後にした筆者であったが、さて、その結果とは? そしてバレンタイン・ナイト2017から新たに得たものとは? 昨年に引き続き、自称・SPICEイチのディズニー好きであるシマザキがレポートをお届けする。
バレンタイン・ナイト2017とは、ディズニーのラブソングの名曲の数々を、オーケストラの生演奏と心に響く歌声、迫力あるダンスで綴り、ディズニー映画の名シーンとともに“愛の大切さ”を届けるロマンティックなコンサートだ。パークの他に、事前に鑑賞券の購入が必要となっており、例年「ブロードウェイ・ミュージックシアター」でバレンタインシーズンに開催されている。2016年には装いも新たに再始動し、今年で10年目に突入した。
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コンサートでは、事前にゲストから預かった“大切な人へのメッセージ”の一部がロマンティックな生演奏をバックに読み上げられるのだが、そのひとつひとつのメッセージに寄り添ってくれるディズニーの仲間たちの愛らしい姿にゲストの顔も自然とほころぶ。中には、通常パーク内ではあまり耳にすることの出来ない名曲もオーケストラによって生演奏されるのだからファンにはたまらない。
さらにディズニーの仲間たちもたくさん登場し、ポップで華やかなダンスシーンもあるバレンタイン・ナイトは、耳だけでなく目でも存分に楽しめるステージとなっている。しかし、「コンサート・オブ・ラブ」と銘打っているのにはこんな理由があるのかもしれない。それは「ステージの主役はゲストである!」ということ。
例えば、続く映画『ライオン・キング』の「愛を感じて」はゴスペル調にアレンジされており、会場が手拍子で大きなエネルギーと一体感に包まれた。それによって、ひとりひとりがまるでディズニーの世界に入り込んだかのような気持ちになるのだ。「夢はひそかに」の生演奏をバックにプロポーズを受けた女性は、素敵な王子様が迎えに来てくれた『シンデレラ』の気分そのものだったのではないだろうか。
そして、今年も大切な人へのメッセージを送りそこねてしまった筆者が、そんなシーンを前に寂しさを覚えかけた頃――。映画『トイ・ストーリー』の「君はともだち」が優しく響くなかで、友情のメッセージから、親と子、先輩や後輩など、気が付けばあらゆる形の愛が会場を包み込んでいた。そう、「バレンタイン」と言ってもその対象は恋人たちの限りではないのである。もちろんそれは、自分自身への愛だってかまわないだろう。
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日々、上手くいかないこともあるかもしれない。しかし、初演からテーマ曲として愛され続けてきた「Season of the Heart(シーズン・オブ・ハート)」が華やかなフィナーレを締めくくる頃にはきっと、あなたの周りにも想像以上の愛が溢れていることに気が付くことが出来るはず。今年も多くのリピーターが訪れていたバレンタイン・ナイト。観るごとに深みを増す新たな風物詩に、今後も期待したい。
※公演は終了しています。
公演日:
2017年1月22日(日)、27日(金)、28日(土)、29日(日)
2017年2月3日(金)、4日(土)、5日(日)、8日(水)、10日(金)、11日(土)、12日(日)、13日(月)、14日(火)、18日(土)、19日(日)
会場:東京ディズニーシー「ブロードウェイ・ミュージックシアター」(アメリカンウォーターフロント内)
http://eplus.jp/sys/web/s/vn2017/index.html