A.B.C-Z塚田僚一が乗馬を披露! 片桐仁曰く「塚ちゃんは馬の筋肉ばかり見ていた」~舞台『サクラパパオー』製作発表
鈴木聡、黒川智花、片桐仁、中島亜梨沙、中屋敷法仁
4月26日(水)から彩の国さいたま芸術劇場 大ホールを皮切りに、埼玉、東京、仙台、愛知、大阪で上演される舞台『サクラパパオー』の製作発表が、3月2日(木)東京乗馬倶楽部にて行われた。
本作が、競馬場を舞台にした人間模様を描く物語ということもあり、製作発表会見の前に、本作の主演を務める塚田僚一(A.B.C-Z)が乗馬を披露することになった。
塚田さんが乗ったタマモラッシュ号
元競走馬のタマモラッシュ号に騎乗し、馬場に登場した塚田は、係員の誘導に従ってゆったりと走行。大きな声を出すと馬が驚いてしまうので、声を抑えて「本日はお越しいただきありがとうございまーす!」と挨拶。時々手を振ったり馬をなでたりと余裕の乗馬ぶりを見せる。運動神経の良さには定評のある塚田だが、騎乗時の姿勢・体幹の良さが特に印象的だった。
乗馬披露のあとは、共演の中島亜梨沙、黒川智花、片桐仁と脚本の鈴木聡、演出の中屋敷法仁も登場。「春の設定で」とノースリーブのワンピースで登場した中島に「寒そう!」「女優魂、すごい!」と声が上がる中、会見スタートとなった。
鈴木がこの作品を書いたのは20数年前。「競馬に夢中になっていた当時の勢いで書いた。そのときの僕のワクワク感がいっぱい詰まっているんです。競馬場って人のいろいろな気持ちが溢れている。一人ひとりの気持ちを力いっぱい描いてほしい」とコメント。
鈴木聡、黒川智花、片桐仁
演出を務める中屋敷は、「これだけ華々しいキャストが揃っているので、このメンバーの華々しいところとバカバカしいところをたくさん観ることができる舞台にしたい。台本上ではバック転とかはないんですけど、勝手に増やそうかな?(笑) 馬券を買う、興奮するという状態を塚田くんの身体で表現してもらいたい」と語る。その言葉に、「筋トレしておきます」と嬉しそうに反応する塚田だった。
単独初主演となる塚田は、おなじみの金髪を封印し、アッシュブラウンぽい色合いに。「競馬場の話ですが、それ以外の人間ドラマの部分、人間と人間が触れ合ったりドタバタになったり……最終的にはサクラパパオーを全員で応援するところを観ていただきたい」とアピール。すかさず片桐が「(挨拶が)パーフェクト!」と褒めると、塚田は「いつもはこういうコメントはグループのはっしー(橋本良亮)に任せるんですが……センターって居心地悪いんですよ」と照れ笑い。
中島亜梨沙、中屋敷法仁
馬にちなんだ質問が飛ぶと、塚田は「自分は暴れ馬。でもそれを気にしてないので、この舞台ではもっと暴れます!」と宣言。一方、エリートサラリーマン役の片桐は「ぱりっとスーツを着こなしているんだけど、いちばんめちゃくちゃな人の役。台本に書かれている通りにやれば楽しくできる役だと思うので、暴れることなく、忠実にやりたい」と真逆のコメント。「僕はエキセントリックな人間と思われがちですが、根は保守的なので。頭がよくて、ちゃんとしたところに入っていたらお役所の人になっていたと思う。でもそういう成功した人ってどこかあやういところがあったりするので、そういうところを表現したい」と語った。
タマモラッシュ号。東京乗馬倶楽部では初心者教室もあるそうですよ!
黒川は本作の昔からのファンに向けてメッセージを送る。「個性豊かなキャストと一緒に、また新しい『サクラパパオー』を作っていけたらいいですね。私が演じるのは塚田さん演じる田原の婚約者で(「お世話になります!」と塚田が横からカットイン。笑)マリッジブルーになっていて悩んでいるんですが、最終的に二人の恋の行方がどうなるのか……が見どころかな。塚田さんのバク転も楽しみです!」と笑顔を見せた。
先日、キャスト全員で競馬場に行ってみたという。「競馬場の雰囲気に圧倒された」塚田は、「土日だったので、お父さん世代が多いのかなと思っていたら、カップルや家族連れもいっぱいいて、いろいろな感情が交錯していておもしろかった」と興奮を口にした。
なお、競馬にも挑戦してみたが、片桐の馬券の買い方が独特で、「単勝で8頭賭けて、当たったんですがマイナス500円……でもどうしても当たってみたかったんです!」
片桐さんの胸元。おしゃれ!
会った人がすぐメロメロ、骨抜きになってしまう謎の女・ヘレンを演じる中島は、一つだけ買った馬券(馬単と思われる)が当たり、「100円が390円になり、お蕎麦をいただきました!」と嬉しそう。
初めての競馬体験をワイワイと語るキャストたちを眺めながら、鈴木は「(競馬場は)みんなでいくのが楽しいんですよね。馬券が外れても。ゴール前を馬が走っていくのがすごい迫力で! 『運命が走っているようだ』という芝居中の名セリフそのままにドラマティックで」と改めて競馬のおもしろさ、ひいては本作の見どころを語っていた。
なお、会見前に乗馬を体験した塚田は、馬の乗り心地について「より馬を感じることができました。馬の曲線が……ゴツゴツしていて馬の背骨を感じるんです、自分のお尻で。僕のほうが馬との距離が縮まりましたね」 すると、競馬場での塚田を思い出した片桐が「塚ちゃん、パドックでも馬の筋肉ばかり見ていたよね!『あの馬の筋肉がいいねー!』ってそればっかり(笑)」と突っ込むと、塚田含め皆が笑い出していた。
東京乗馬倶楽部の厩舎。ここから塚田さんが登場しました!
取材・文・撮影:こむらさき
■演出:中屋敷法仁
■出演:
塚田僚一(A.B.C-Z)
黒川智花
伊藤正之
広岡由里子
木村靖司
市川しんぺー
永島敬三
■日程:2017年4月26日 (水) ~2017年4月30日 (日)
■会場:彩の国さいたま芸術劇場
■問合せ:パルコステージ 03-3477-5858
(月~土 11:00~19:00/日・祝 11:00~15:00)
■日程:2017年5月10日 (水) ~2017年5月14日 (日)
■会場:東京国際フォーラム ホールC
■問合せ:パルコステージ 03-3477-5858
(月~土 11:00~19:00/日・祝 11:00~15:00)
■日程:2017年5月16日(火) 19:00開演
■会場:電力ホール
■主催=仙台放送/ぴあ
■問合せ=仙台放送 022-268-2174(平日9:30-17:30)
■日程:2017年5月19日(金) 16:00開演
■会場:穂の国とよはし芸術劇場 PLAT
■主催=キョードー東海
■問合せ=キョードー東海 052-972-7466