古川雄輝がNetflixオリジナルドラマ『僕だけがいない街』に主演 世界190ヵ国で配信へ
Netflixオリジナルドラマ『僕だけがいない街』キャスト
コミック『僕だけがいない街』が、古川雄輝主演でNetflixオリジナルドラマとして制作されることが決定。ドラマはNetflixを通じて190の国と地域で配信される。
原作コミック『僕だけがいない街』は、『ヤングエース』(KADOKAWA)にて2012年7月号から2016年12月号まで連載された作品。『マンガ大賞』、『このマンガがすごい!(オトコ編)』(宝島社)のどちらにも2014年から3年連続ランクインし、累計部数429万部を突破する人気コミックだ。2016年にはテレビアニメ化&実写映画化されており、今回が3度目の映像化となる。
同作の主人公・藤沼悟は時が巻き戻る‟リバイバル”という現象により、母親を殺害した犯人を突き止めるために18年前までさかのぼることに。悟は、自身が小学5年の時に起きた連続児童殺人事件に母親が殺された原因があると確信し、事件の謎を追っていく。今回のNetflixオリジナルドラマは、原作完結後初の映像化。制作を担当する関西テレビのプロデューサー・池田篤史氏は「原作ファンの一人としてオリジナルの魅力である伏線の妙を大切に、軸のぶれないストーリーラインをしっかりと伝えていきたい。そして、原作完結後だからこそできる今回のドラマならではの解釈を盛り込んでいるので、その仕掛けに気付いてほしいなと思います」と、新解釈に含みを持たせるコメントを発表している。
主人公の藤沼悟を演じる古川は、映画『脳内ポイズンベリー』ではクールな年下男子を、『ライチ☆光クラブ』ではカリスマ的な独裁者を、そして連続テレビ小説『べっぴんさん』では実年齢より一回り以上も若い役を演じている。池田プロデューサーは、古川起用の理由について、「主人公・悟は、‟リバイバル”現象を通じて、無気力な自分から精力的な自分へと脱皮する。その変化を演じ分けることができるのは古川さんだけだと思いキャスティングしました」と、演技力を挙げている。また、「Netflixで世界190カ国に配信するということで、古川さんは自分の言葉で世界に向けて発信できる説得力を持っているので、日本に留まらず世界で活躍していくような俳優だと思います」とコメントしている。
共演には、優希美青、白洲 迅、 内川蓮生、柿原りんか、江口のりこ、眞島秀和、戸次重幸、黒谷友香ら実力派をキャスティング。撮影は、原作と同じ舞台の苫小牧でクランクインし、2017年冬にNetflixオリジナルドラマとして配信される。
制作決定を受け、原作の三部けい氏、監督の下山天氏、主演の古川からのコメントも発表されている。
原作:三部けい
原作で描いた少年期と同じ街(苫小牧)・季節に撮影が行われていると聞き、自分がイメージした空気感がそのままの形で味わえるのでは、と楽しみにしています。配信がとても待ち遠しいです!
監督:下山天
『僕街』を映像化する上で主に心掛けた事は3点。まずはキャラクターとロケーションの再現。次に三部先生が張り巡らした見事な伏線をどう観客に<映像の記憶>として埋め込むか。そしてアニメや映画版もなし得なかったあのクライマックスの完全映像化です。現在、NETFLIXでの世界配信へ向けて、作品のリアルな季節感や空気感を描く為、真冬の北海道での4K撮影が続いています。日米のスタッフが満場一致で選んだ主人公・悟を演じる古川雄輝さん、他のキャストの皆さん、下山組スタッフとが一丸となって、主人公のように『未来を変える』全世界に向けたジャパンオリジナルのドラマを目指します。
主演:古川雄輝
世界中に発信されるということで、日本だけでなく、世界中の方々に見て頂けることを嬉しく思います。役柄は自分と同じ29歳。口数が少なく無気力だった悟が、リバイバルを繰り返すことによって憧れていた「ヒーロー」、気力に満ちた自分に成長していく姿を見せられるように頑張ります。久しぶりの主演ドラマなので楽しみながら、原作ファンにも、新しく『僕街』に触れる方々にも満足して頂ける悟を演じたいと思います。
Netflixオリジナルドラマ『僕だけがいない街』は、2017年冬、Netflixにて世界190カ国配信開始。
Netflixオリジナルドラマ『僕だけがいない街』
原作:『僕だけがいない街』三部けい(KADOKAWA/角川コミックス・エース)
監督:下山天(『SHINOBI』『L-エル-』他)
脚本:大久保ともみ(『アンフェア the special ダブルミーニング』他)
制作プロダクション:関西テレビ放送 コクーン
製作:ドラマ『僕だけがいない街』製作委員会
【ストーリー】
漫画家を志すもうだつの上がらない藤沼悟(古川雄輝)は、自分にだけ起こる現象‟リバイバル”-何か「悪いこと」の原因が取り除かれるまで、そのきっかけとなった場面に巻き戻される現象-に悩まされていた。ある日、家に帰った悟は、自宅で母・佐知子が殺されているのを目撃する。犯人を追う悟だったが、逆にはめられ、自分が母親殺しの犯人として追われることになってしまう。母親の死を食い止めたい悟はリバイバルを強く願うが、リバイバルした先は18年前。小学校5年時にまでさかのぼった。 それは、同級生 雛月加代が殺される直前の時期だった。この時代に起こった雛月加代を含めた連続児童誘拐殺人事件に、母親が殺されることになった原因があると確信する悟は、同級生の小林賢也や担任の八代学の助けを借りて加代を救おうとすると同時に、事件の謎を追うことにする。