「警部補 矢部謙三」イケテツ「僕の芸能人生は『トリック』とともに」
「警部補 矢部謙三~人工頭脳(ZUNOU)VS人工頭毛(ZUMOU)~」配信記念イベントの様子。 (c)テレビ朝日・東宝
「警部補 矢部謙三~人工頭脳(ZUNOU)VS人工頭毛(ZUMOU)~」の配信記念イベント「プレミアム矢部フライデー」が、昨日3月31日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、キャストの池田鉄洋と演出の木村ひさしが登壇した。
本作は、2010年と2013年に放送された「警部補 矢部謙三」シリーズの完全新作撮り下ろしドラマ。仲間由紀恵と阿部寛主演の「トリック」シリーズで生瀬勝久が演じたキャラクター・矢部謙三が主人公となって難事件に挑む。
イベント冒頭では、矢部になりきった生瀬からのメッセージ映像が。生瀬は「何がプレミアムなの? 早く帰れるから?」「暇人がぎょうさん集まってるなあ」と自由な一人語りで会場を盛り上げる。「今日はもじゃもじゃ頭とぽっちゃり中年に代役をお願いしましたよ」という生瀬の紹介で池田と木村が登場し、アットホームな雰囲気でトークがスタートした。
「警部補 矢部謙三」シリーズは約4年ぶり復活で、池田は「スタッフの皆さんも忙しい中、やりたい!って参加してくれて。木村監督のもと、同窓会みたいな雰囲気で作りました」と撮影を楽しんだ様子を見せる。
本作では温泉を舞台に、袴田吉彦演じる天才科学者ディープ・マナブと矢部が火花を散らす。撮影は山梨・赤石温泉で行われたそうで、池田が「温泉の質は最高でした。ただ、寒い!」と回想すると、木村も「壁なかったもんね」と同意。池田は「廊下のシーンがありますが、窓がなくてほぼ表なんですよ! そこでギャグやるのはしんどかったですね……」と憔悴した顔を見せつつ、「『トリック』シリーズのときも、わざわざそこで撮らなくてもっていうような過酷な場所で撮ってましたね」とシリーズの変わらない“らしさ”を懐かしんだ。
イベント後半では、「池田鉄洋 人生の軌跡」と題されたコーナーも。池田の俳優人生を、創世記、安定期、停滞期などに分けた図がスクリーンに映し出され、池田が関わった作品と当時の暮らしぶりを木村が紹介していく。自身の軌跡を振り返り、池田は「僕の芸能人生は『トリック』とともに歩んできました。皆さん、作品のことだけを愛してくださいね」としみじみ。そして「私も生瀬さんもやる気満々なので。次作も期待してます」と続けると、木村も「(次作があれば)絶対ほかの監督には撮らせない! 『矢部謙三』を堤さんが撮りたいって言っても断固拒否ですよ!」と吠え、シリーズが続くことを願った。
ドラマ「警部補 矢部謙三~人工頭脳(ZUNOU)VS人工頭毛(ZUMOU)~」は、auの動画配信サービス・ビデオパスとテレ朝動画にて見放題配信中。4月4日23時23分に最終話が配信される。
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