14年間の“集大成”を見せる『CLUB SEVEN ーZEROー』玉野和紀、吉野圭吾、東山義久、西村直人ロングインタビュー
東山義久、玉野和紀、吉野圭吾、西村直人(左から)
歌に芝居にダンスにコントに、とあらゆる要素を詰め込んだエンターテイメントショー『CLUB SEVEN』。今年の6月に始まる『CLUB SEVEN–ZERO–』は2003年の初演以来、11回目のステージとなる。舞台の脚本・構成・演出・振付を手がけ、自らも出演する玉野和紀と、これまでショーの原型を作ってきた吉野圭吾、東山義久、西村直人に、作品への思いや意気込みを聞いた。
“集大成”を見せたい
――『CLUB SEVEN』の中で、今回『ZERO』を加えました。そこに込められた思いはどんなものなのでしょうか?
玉野:6年ぶりにこの4人が集まりました。これまでの『CLUB SEVEN』の形を作ってくれたのがこの面子なので、男5人女2人の7人で始まった時に立ち返って、ゼロの気持ちでまたやろうということです。過去にやったいろんな作品の一つの集大成にしたいですね。なので、ゼロっていう名前がいいんじゃないかなって。
――新たなスタートというよりは集大成ですか?
玉野:今までやったいろんなキャラクターがありますから、その集大成ですね。前は一度やったらどんどん次を作って、走り続けてきたので。10th(※前回の2015年4月公演)までの過去にやった作品を手直ししつつ、また新しいものをお見せできたらなと思っています。
吉野:もちろん新作もやりますよ!
――4人がお揃いになるのは2011年の7thの時以来です。6年ぶりに集まっていかがですか?
吉野:何でもできる感じ(笑)。
西村:うん、なんでも来いだよね(笑)。
玉野:なんでも任せられますね。「これ頼むね」って白紙の脚本でもいけるぐらいです(笑)。
東山:いやいや、方向性だけは言ってください!
西村:実際白紙もありますよ。“ここお願いね”みたいな。
玉野:そうですね。台本を元に、みんなでアイディア持ち寄ってやっています。方向性としてはみんなが“アンサンブルでも主役でもある”ことなんです。お互いにいろんなことをやってきたので、安心して任せられるんですよね。(他の共演者である)原田優一、香寿たつきは過去に『CLUB SEVEN』に出たことありますし、蘭乃はなだけは初めてですけど、一緒にやったこともありますし、百戦錬磨の宝塚でやってきた方なのでね。驚きはしないでしょう。……でも初めての人はびっくりするかもしれません。ひとつのショーの中でこれだけたくさんのキャラクターをやって、ミュージカルもやって、最後の50音順メドレーなんてね(笑)。今回は78曲やります。
魅力は「僕たちの汗も苦しい顔も全部見える」こと
東山義久
――『CLUB SEVEN』の魅力はどんなところにあるのでしょう?
西村:覆ることかな。「こんなこともやるの? この人」って。そこが楽しいんじゃないかな。他の舞台とは違う新しい発見がある。一生懸命演じているということには変わりはないんですが、玉野スパイスが入っているので、何か変貌するようなところが面白いと思います。
吉野:出演者がこれだけヒーヒー言っている舞台はないと思いますし、これだけ体力を使う舞台はなかなかないので、自分でも挑戦ですね。「俺たちの生き様を見ろ!」みたいな(笑)。不安はいっぱいありますよ? でも、それができた時に、なんとも言えないものを味わえるんです。そこに向かってワクワクしながらいきたいと思います。
東山:おふたりが言ったことは本当にそうだし、いろんな自分を出せるので新しい発見をさせてもらえます。キャストも客席も「これだけやっているんだから応援しよう」みたいな空気感を感じますね(笑)。僕たちの汗も、苦しい顔をしているのも全部見えるし、“ジェットコースター型エンターテイメントショー”として楽しんでくれるのが大きな魅力の一つだと思います。
玉野:みんなミュージカルとかお芝居をやってる時って一つの役を突き詰めるじゃないですか。でもこの舞台って、スケッチ(※コントのこと)でもなんでもやるので、他の舞台とは全く違います。そもそも『CLUB SEVEN』は本人が出てくるので上っ面じゃなくて、本質が見えてくる。(演出家としても)そこを引き出したいと思うしね。一生懸命って格好いいじゃないかって思うから。キャストたちがもっともっと高みを目指してきたからこそ、ここまでこられたと思う。お客さんも応援してくれていて、“観劇”じゃなくて“観戦”しに行くって言うぐらい(笑)。『CLUB SEVEN』はとにかく僕がやりたいことをみんなにぶつけて、それに応えてくれた人間が残っていると思うのでね。嬉しいですね。
舞台で出会った新しい自分
――『CLUB SEVEN』のご出演を通じて初めて出会った自分って何でしょう?
西村:長年やらせてもらっている「ニャンコ先生」なんですけど、あれがこんなに続くとも思っていなかった(笑)。あれをやるともう一人の自分が出てきてる気がする。いい例が、最近流行りのピコ太郎さんを見ていて、ピコ太郎さんとそうでない時って全然違うじゃないですか。あんな感じですよ。僕の方が先ですけど(笑)、もう一人の自分が出てきている気がしてねぇ。発見でした。
吉野:僕は初めの頃、モノマネとか恥ずかしくてやっていなかったんですよ、30代の頃。でも金八先生のモノマネをした時に、何か自分が壊れた(笑)。あそこから、なんでもできるようになった気がする。自分がやっと打ち破れたような気がする。それがなければ今の自分はいない。
玉野:プレイヤーとして……どうかなぁ。でも「たま子」もここまで続くと思わなかった(笑)。何かやんなきゃいけないようなことになって、僕はなんだろうな、逆に……。
吉野:女装好きですよね?(笑)
玉野:いやいやいや(笑)。
東山:意外と足がキレイなんですよ。
西村:よく足見せますよね、衣装合わせのときとか。
玉野:最初大っ嫌いだったんですよ。嫌で嫌で。
東山:そういうので笑わすことしかしてないじゃないですか(笑)。
玉野:今はね(笑)。若い頃って突っ張っているところがみんなあるじゃないですか。でもそれって自分だけの問題で、結局は“何を伝えるか”っていうのが一番大事。伝えるための手段としてやっていると思ったら何でもスパーンとできるようになってくるんです。そこからショーとして色んなことをやってきたから、みんなにもやってもらいたいなっていう思いはありますね。
例えば、女装することが目的じゃなくて、そこから何を伝えるかを考えるようになると、何でもできるようになる。だから僕は『CLUB SEVEN』が始まった頃は、何でもやらなきゃなって。人にやらすなら自分もやらなきゃっていうところから入りましたから。苦手も何も、やるしかない。
玉野和紀
玉野:でもここまで続くと、お客さんの方が「『CLUB SEVEN』はこうだ」って段々決めてきて、自由がなくなってきて、一人歩きし始めた部分もあった。全部変えてもいいんだけど、「いや、でもあれはないと」とか色んな意見を聞くようになって……段々固まってきてしまった感じかな。僕と直人はやることがだいたい決まっていて、あとの2人が色んなことをやるっていう形になってきたのかなぁ。それも『CLUB SEVEN』の一つの形だとは思いますけど。
やりながら進化していったし、ハードルも上がっていきました。みんな何でもやってくれるので、プレイヤーの色んな顔が見れて楽しいと思います。“真似る”っていうのはリスペクトしているからこそであって、馬鹿にしているわけではない。それを使ってどうするかっていうことを考えると、もう一個上に行けるかな。『CLUB SEVEN』ってあのままだったらここまで続いてこなかったと思う。ちゃんとみんなの意識も技術も全て上がってきたからこそ、14年も続けられたのかなって思うんです。
東山:……何の話でしたっけ? あぁ、新たな一面か!(笑) 僕、1回目は出ていなくて2回目から参加させていただいたんですけど、その時に玉野さんが「このメンバーでやりたかったんだよ、参加してくれてありがとう」みたいな感じだったんです。で、早速振付行こうかっていう時に、まず“蚊”だったんですよ。モスキート。
玉野:あはは!
東山:で、「蚊か」って。僕は1回目を見ていないから、何をするかも分かっていなくて。設定は、「蚊が不倫をする」ですよ。もう、初日からパニック! “あれ、格好いいショーじゃなかったっけ?”みたいな。でも、不思議と「蚊も不倫するかな」って思えてきて(笑)。そういう時に何でもありだって思ったんです。それで実際お客さんも笑ってくれるし。
『宝塚ボーイズ』っていう、圭吾さんもご出演された作品の劇場がシアタークリエだったんですよ。僕にとっては何かクリエって神聖な場所で、7回目も前回も『CLUB SEVEN』でクリエに立った時……まさかね、全身金の総タイツでダンスするとは思わないじゃないですか。
玉野:嬉しそうにやってたよ?(笑)
東山:だから逆に、「俺、振り幅でかいや」って思って(笑)。本当にありがとうございます。今回もギアあげて新しい自分を知りたいと思います。
今回は詰め込んで詰め込んで「2公演分」!
「四股踏もうかな」と東山が突然言い出し、西村がそれに便乗。玉野と吉野は見て見ぬ振り。
――言える範囲で構わないので、構想を教えてください。
玉野:初演から見ている人がいたら懐かしいキャラがいっぱい出てくるかなっていう感じですね。今まで本当に突っ走ってきて、戻っていなかったのでピックアップしたらすごく多くて。「あぁ、3時間じゃ足りない」ってなったので、AとBの2パターンになってしまいました。だからAもBも見てください!
――AとBは全然違いますか?
玉野:そうですねぇ、前半4つスケッチを変えているので。
吉野:4つっていうのはほぼですよ(笑)。
西村:2公演分覚えることになるんです。
玉野:そうそう。だから僕も今、頑張ってやっているんですけど、「なかなか終わらないのはなぜだろう」って思ったら、倍やっているんですよ。本当に「あれ、終わらない」って(笑)。でも、お客さんにも感謝の気持ちがあってね。ありがとうございましたって。これが集大成でもあり、始まりでもありっていう。
――「集大成」という言葉が気にかかっていました。始まりでもあるんですね。
玉野:先が見えないままやるより、1回ゴールテープを切って、始まりにしたい気持ちはあります。でも、終わりのつもりで頑張ります。みんなそれぞれ14年歳をとっているわけですから、いつどうなるかわかんないじゃないですか。怪我も怖いし。やれる時に、ひとつずつのゴールというか、「やったな」、「よく頑張ったな」っていうのを表したかった。このメンバーで走ってやってきたので。
――若手が中心の『GEM CLUB』を2016年に作られました。住み分けはどうするのでしょうか?『CLUB SEVEN』との違いっていうのは、長いメンバーだからこその何かがあるということですか?
玉野:それはそうですね。『GEM CLUB』は弟分みたいな感じでみんなが『CLUB SEVEN』を目指してくれるようになってくれたらな。EXILEと三代目J Soul Brothersみたいな感じですね。JSBもそれはそれで確立して、育っていっている。そんな感じで、『GEM CLUB』の目指すものが『CLUB SEVEN』と言ってもらえると嬉しいなぁ。僕たちの背中見せないとって思います。体力的なことは落ちていくかもしれないですけど、舞台に向かう気持ちと見せ方とかオーソドックスなことをね。そこから『CLUB SEVEN』にあがってくるとかそういう道を作れたらなぁって。
吉野:今回は大人が喜べるショーになっていますね。(『CLUB SEVEN』の名物である)50音順メドレーは昭和のテイストで、特に同年代ぐらいの大人には堪らないかな。
玉野:本当に最初から来てくれているファンの方で、お子さんも一緒に観に来てくれていると、嬉しいですよね。14年経っているとやっぱりね。最初に連れてきた時小学生だった子が、すっかり大人になっていて。そして一緒になって楽しんでくれていると嬉しいです。色々な人が楽しめるものが『CLUB SEVEN』なんで。
吉野:「ついていけないよ〜」っていうことがないように、頑張りたいと思います。
お互いの魅力とは?
西村直人
――お互いの魅力を語って頂けますか? まずは西村さんについて。
西村:悪口になっていかないかなぁ(笑)。
東山:直人さんは『Mr.CLUB SEVEN』ですからね。もちろん玉野さんが作られていますが、直人さんは全公演に参加されている。直人さんと玉野さんがいなければね。
玉野:完璧に直人は僕の右腕ですよ。直人がいないと『CLUB SEVEN』はできないと思っている。
吉野:僕らいなくてもできるけどね。
東山:僕らいなくても実際ここまでね。
西村:……これ体験してみ。いや〜なもんだよ(笑)。褒められ慣れてないから。
吉野:直人さんは絶対役を捨てない。これは自分の役者としてのルールの一つになっていますね。例えばニャンコ先生の場合、ニャンコ先生の役として全てに対応するんですよ、稽古場でも舞台の上でも。直人さんと出会って、1stの時に「絶対自分が役をもらった時に、役を捨てないでいよう」と思いました。役作りをどうしようと考える時に、直人さんのことを毎回思い出すんですよ。
西村:電話してくれる? そのときは(笑)。
吉野:そう、毎回思い出して、直人さんに負けないように頑張ろうって思うんです。
西村:今日、お酒一杯飲もうっと(笑)。
――吉野さんはいかがでしょう?
西村:圭吾くんは努力の人。僕はいい加減な人間なんで、できるだろうっていうところがあるんだけど、圭吾くんほどの努力をしたことない。
吉野:ほら、不器用だから。
東山:「この役だったらこう動くだろう」っていう探究心がとても強いというか。それは笑かそうと思ってやっていることじゃなくって、その役からしたらそれが面白いってことを考えている。振りだとか歌い方だとか。いつも探求している感じですよね。
西村:先輩にはいたんですけど、こういう熱い人。今あんまりいない。
玉野:いなくなったねぇ。
西村:唯一ひとりじゃないかなっていうぐらい熱いんですよ。
東山:僕の初舞台『Shocking!Shopping!』の主役が圭吾さんだったんですよ。その時は、色んな面において憧れの人だったんです。舞台終了直後に圭吾さんのライブにも出させていただいて、そこで感じたのは職人気質っていうこと。僕は最初見た時に格好いいひとだなって、身長もあって踊れるし歌えるしお芝居もできるし。でも「ここまでやっていたんだ」っていうことが分かったんです。『CLUB SEVEN』も『レ・ミゼラブル』も同じ役をやらせていただいたし、『宝塚ボーイズ』でも同じ役をやらせていただいた。縁というか……ずっと追っかけている人なので、今回も嬉しいです。
西村:ちょっとしたことでも玉野さんに「ここ、こうしたいんですけど」ってズバズバいきますね。ちゃんと理由があって。その一つのエピソードで言えば、「玉野さん、この家、ちょっと大きすぎませんか」っていう(笑)。「僕のこの犬の家のイメージはもっと小さいんですよ」って。身長が高いのに小さい家に入るのが面白いじゃないっすかって。いや、本当に、熱い人です。
吉野圭吾
――では、東山さんについて。
西村:特にありませんね(笑)。
東山:それが一番いいっす(笑)。
吉野:でも、人のことをよく見ているよね。だからフォローも自分でばーんと行くのも上手だし。一緒にコントに出ていても安心して投げかけられるというか。拾ってくれるっていうのもあるから、なんでもポーンと投げちゃいますね。
西村:でね、シビアに見ているんですよ人のシーンを。
玉野:よく覚えているしね。視野広いですよ本当に。
西村:人間力、観察力ね。一見こう……アウトロー、悪っぽい感じするじゃないですか。やんちゃな感じしません? チャラい感じがあると思うんですけど、チャラい感じの中にね、ちゃんとしたところが混ざっている。だからね、それが東山くんの魅力だと思う。この微妙なバランスにね?
玉野:やられちゃうんだろうね。だからモテるんだろうね。
東山:途中までいい話だったのに!
西村:そのバランスがいろんな技に出ていますね。芸事にも。
吉野:あと、体柔らかい。
西村:あと、お酒よく飲む。
東山:またおかしくなっていく!
――では、玉野さんの魅力とは?
東山:玉野さんはよくおごってくれます(笑)。
玉野:奢れってことでしょ、また(笑)。
西村:地方公演行くたびに一番いいところをリサーチしていてくれている。いい人だなぁ。
玉野:あ〜また出費が重なるっていうことかぁ……。
東山:以上です!
玉野:あはははは。
西村:玉野さんの魅力はいつまでも子供なところですね。前から言っていますけど、玉野さんのおもちゃ箱をひっくり返して、「これで遊ぼう!」、「これもやりたい!」っていうのが『CLUB SEVEN』や他の作品につながっていく。その箱に魅力がいっぱいあるんでしょうね。ん〜まだまだ入っているんじゃないですか? 箱の中に。
玉野:どうだろうね、わかんないね。でも、逆にプレイヤーが遊んでくれて、「あ!」って思うことも沢山あるし、そうするとアイディアもまた増える。お互い様だと思いますけどね。「あ〜いいね」って思ったら僕は全然OKで、お客さんに何を伝えるかっていうところだけ間違っていなければ、表現は沢山ある。お芝居にしたって何にしたって、正解ってないじゃないですか。一人だけの頭で考えたことよりも、やっぱり方向性があっていればいろんな人の意見を取り入れた方が厚みが増しますからね。
東山:本当に愛が深い方だから、僕のことも大事にしてくださるし、おふたり(西村、吉野)のことも同じように大事にしてくださっていると思うんです。振り付けられたことや台本とかで、自分なりに考える「こうした方が絶対面白い!」っていうことをよく分かってくれるし、勉強させてくれる。一人ひとりのことをよく考えて作ってくださるんで、直人さんしかできない、圭吾さんしかできないっていうものができている。
玉野:ある意味お客さんなんでしょうね。こういうのを見てみたいっていう。そう思うことから投げかけているので……でも膨らますのはみんなですから。だからここまで残っているんだと思いますよ。
今までで最高のものを作る
東山義久、玉野和紀、吉野圭吾、西村直人(左から)
――最後に意気込みとメッセージを一言お願いします。
西村:僕自身も楽しみでしかないし、お客さんも楽しみだと思いますので、存分に楽しんでいただけたらと思います。ただ目標として思うのは、“ファンの方のための公演”にならない方がいいなって。今までやった作品もやるんですけど、初めて観るお客様が面白かったと言えるような目線で一生懸命作っていきたいです。ファンの方が喜んでくださるのはもちろんなんですけど、そうじゃないお客さんも連れて来てくれると思うので、その方たちが「この人たちだーれ? すごく面白いわね!」っていうところに原点があったと思うし。原点を忘れないでいかなきゃいけないなと本当に思っています。
吉野:ですよね。
西村:ここ数年、ずっと出てたからっていうのもあるんだけど、そういう傾向になりつつあったので。そこに当ててると多分失敗するんじゃないかという恐怖感を感じたので、もう一回引き締めようと思っています。
吉野:そう思います。観てよかったって思ってもらえるものを必ず作りますので、初めての方も毛嫌いせずちょっと勇気を出して見に来てもらえるといいんじゃないかと思います。とにかくやります。すごいの見せます。
東山:“ZERO”ということなので、原点に立ち返って僕たちだけのショーを作りたいと思いますし、何より僕たち7人が誇りを持って楽しく初日から千秋楽まで日本を代表するエンターテイメントショーをしてみせます。
玉野:『CLUB SEVEN』はやることは決まっているんですけど、無茶ぶりだったりするので、本当に一期一会という言葉に相応しい舞台だと思います。このメンバーでまたいつできるかどうかわからないし、一期一会を大切にして全部全力で本気でゼロから作り上げてきたメンバーとともに、今までの中で最高のものを作りたいと思っているので是非観に来てください。
インタビュー・文・撮影=五月女菜穂
日時:2017年6月8日〜6月22日
会場:日比谷・シアタークリエ
脚本・構成・演出・振付・出演:玉野和紀
出演者:玉野和紀、吉野圭吾、東山義久、西村直人、原田優一、蘭乃はな、香寿たつき
公式HP:http://www.tohostage.com/club_seven/index.html