明日から開催! 西日本最大級のカレーの祭典『第3回カレーEXPO』開催直前試食レポート

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『第3回カレーEXPO』プレス発表会兼試食会

『第3回カレーEXPO』プレス発表会兼試食会

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「大阪のスパイスカレーが凄いことになっている」と、全国のカレー好きから注目されだしてどれくらいが経つのだろうか。ここ何年かは毎週のように新しいお店がオープンしているといっても過言ではないし、全国的に見ても西高東低なカレー屋事情は未だに活況が続いている。そんな中、今回で3回目を迎える西日本最大級のカレーの祭典こと『第3回カレーEXPO』が、4月29日(土祝)~30日(日)、5月4日(木祝)~7日(日)の計6日間に渡って万博記念公園お祭り広場にて開催される。今回はそのプレス発表会兼試食会に潜入してきたのでレポートする。

4月5日(水)西中島にあるレンタルスペースMonacoに『第3回カレーEXPO』へ出店する約40店舗の中から20店舗のカレー屋さんが集まっていた。嬉しいことに『第3回カレーEXPO』当日に提供予定のカレーが事前に試食できるということだったので意気揚々と会場に向かった。全てのカレーは食べられなかったが、それでも合計21食のカレーをいただいたので、それぞれを簡単に紹介していきたいと思う。

スリランカダイニングAMAYA「スリランカ直送の厳選40スパイス!極みポークカレー」(写真左)、「アマヤのウラメニューココナッツ香る!!チキンキーマカレー」(写真右)

スリランカダイニングAMAYA「スリランカ直送の厳選40スパイス!極みポークカレー」(写真左)、「アマヤのウラメニューココナッツ香る!!チキンキーマカレー」(写真右)

スリランカダイニングAMAYA(アマヤ)からは2種類のカレーが出されていた。「スリランカ直送の厳選40スパイス!極みポークカレー」と「アマヤのウラメニューココナッツ香る!!チキンキーマカレー」だ。「スリランカ直送の厳選40スパイス!極みポークカレー」の方は、香りが豊かでありながら酸味の強さが感じられるカレーだった。そしてもう一つの「アマヤのウラメニューココナッツ香る!!チキンキーマカレー」の方はココナッツミルクがかなり主張していた。大阪でスリランカカレーと言えばのロッダグループ、セイロンカレーが有名だが、それとはまた違うアプローチのカレーだった。

カレー工房ギャー「南森町あのカレー」

カレー工房ギャー「南森町あのカレー」

カレー工房ギャーからは「南森町あのカレー」が出されていた。”あのカレー”というのは知る人ぞ知る伝説のカレー屋「辛口料理ハチ」のことを指すのは明らかだ。激辛で有名なハチのカレーを”ほぼ”再現したというカレーは、刺激的ではあるもののついつい食べ進めてしまう旨さで、今回試食出来た中では一番辛かった。激辛カレー好きな方にはおすすめの一品だ。

クローバー「牛すじカレー」

クローバー「牛すじカレー」

クローバーからは「牛すじカレー」が出されていた。”400人前を一発仕込み!”と言うだけあって牛すじの旨味がよく出ていた。牛すじも弾力がありつつも柔らかく食べやすいカレーだった。

f-cafe「鯛とあさり出汁のキーマカレー」(写真左)「洋食屋さんの黒カレー」(写真右)

f-cafe「鯛とあさり出汁のキーマカレー」(写真左)「洋食屋さんの黒カレー」(写真右)

f-cafeからは「鯛とあさり出汁のキーマカレー」と「洋食屋さんの黒カレー」の2種類が出されていた。「鯛とあさり出汁のキーマカレー」の方は、魚介の旨味が凝縮されたカレーだった。実は今回、魚介系の出汁を使ったカレーが非常に多かったのも印象的だった。「洋食屋さんの黒カレー」の方は自家製フォンドヴォーとブイヨンに豚骨スープを入れたものがベースになっていた。そこにイカスミが入っているだけあってネーミング通り黒くてコクもしっかりある欧風カレーだった。

深夜食堂めしや北新地支店からは「深夜の牛出汁キーマカレー」

深夜食堂めしや北新地支店からは「深夜の牛出汁キーマカレー」

深夜食堂めしや北新地支店からは「深夜の牛出汁キーマカレー」が出されていた。牛出汁が濃厚なキーマカレーなのだが、牛の旨味はしっかりと感じられるのに比較的軽い味わいで万人受けしそうな味だった。

カトマンドゥーカリーPUJA「スパイスカレー」(写真左)、「PUJAのEXPOスペシャルマサラキーマカレー」(写真右)

カトマンドゥーカリーPUJA「スパイスカレー」(写真左)、「PUJAのEXPOスペシャルマサラキーマカレー」(写真右)

カトマンドゥーカリーPUJAからは「PUJAのEXPOスペシャルマサラキーマカレー」と「スパイスカレー」が出されていた。「PUJAのEXPOスペシャルマサラキーマカレー」の方は、水や小麦は一切使用せずに大量の淡路島産玉葱を使ったカレーだ。玉葱の旨味が凄くてかなり甘い。辛さが苦手なお子さんでも食べやすい味だろう。「スパイスカリー」の方はスパイスをたっぷりと使用しているということだったがそれほどの辛さは感じなかった。ただし別添えで辛味ソースと世界一辛い唐辛子としてギネスに登録されているキャロライナリーパの激辛ソースの2種類が用意されていた。せっかくなので激辛ソースを試してみたが、辛味と共に旨味が増した印象だ。辛いカレーが好きな方は試してみてほしい。

Brush「ロブスターのスパイスカレー」

Brush「ロブスターのスパイスカレー」

Brushからは「ロブスターのスパイスカレー」が出されていた。大量の海老とロブスターをまるごと使って出汁を取ったというだけあり、その味は海老そのもの。口の中は海老!エビ!えび!そこにトマトの酸味とココナッツミルクの濃厚さが合わさって程よいバランスのカレーだ。

南インド料理ナンタラ「薫る!海老のローストココナッツカレー」

南インド料理ナンタラ「薫る!海老のローストココナッツカレー」

南インド料理ナンタラからは「薫る!海老のローストココナッツカレー」が出されていた。こちらも海老とココナッツのカレーだが、Brushさんの「ロブスターのスパイスカレー」よりもこちらの方が食べやすい印象だ。海老もゴロゴロと入っており満足度はかなり高い。

SPICE★CURRY 43「イベリコ豚キーマ★瀬戸内レモンスプラッシュ」

SPICE★CURRY 43「イベリコ豚キーマ★瀬戸内レモンスプラッシュ」

SPICE★CURRY 43からは「イベリコ豚キーマ★瀬戸内レモンスプラッシュ」が出されていた。スペイン産イベリコ豚の最高級ランクである”ベジョータ”と瀬戸内因島の”グランプリレモン”を皮ごと使用したカレーということだ。レモンの爽やかさがなんともクセになる味で、是非食べてほしい一品だ。北新地にある渡邊咖哩の黒咖哩が好きな方なら要チェックだ。

SakaAgaRi「蟹味噌ココナッツカリー カプチーノ仕立て~磯の香り~」

SakaAgaRi「蟹味噌ココナッツカリー カプチーノ仕立て~磯の香り~」

SakaAgaRiからは「蟹味噌ココナッツカリー カプチーノ仕立て~磯の香り~」が出されていた。カプチーノ仕立てのココナッツミルクが目を引く一品だ。蟹の身と味噌がふんだんに使われる中にスパイス感も十分感じられる。それにしても今後カレー業界にもエスプーマの波が到来するのだろうか。

サケトメシ「肉食系に贈る!熟成牛肩ロースとコーンのガリバタスパイスカリー」

サケトメシ「肉食系に贈る!熟成牛肩ロースとコーンのガリバタスパイスカリー」

サケトメシからは「肉食系に贈る!熟成牛肩ロースとコーンのガリバタスパイスカリー」が出されていた。はっきり言って今回試食させていただいた中では超個人的ランキングで1、2を争うカレーだった。しっかり煮込まれた牛肩ロースの旨味がとにかく凄い。肉好きなら間違いなくこれだろう。ガーリックとバターの味も濃厚で、こってりしているにも関わらずコーンがうまいアクセントになっているのにも驚いた。

Asian kitchen cafe 百福「コラーゲン尽くし!あんこう出汁のフカヒレカレー」

Asian kitchen cafe 百福「コラーゲン尽くし!あんこう出汁のフカヒレカレー」

Asian kitchen cafe 百福からは「コラーゲン尽くし!あんこう出汁のフカヒレカレー」が出されていた。カレーにあんこう出汁というだけでもびっくりなのに、フカヒレまで! 贅沢でコラーゲンたっぷりなこの一品は是非女性に食べていただきたい。ちなみに百福さんは2周年ということで、他の店舗の方から会場内でお祝いが行われていた。それにしてもカレー激戦区の一つである九条にお店を構えているだけあって、百福とサケトメシの両店とも本当に個性的なカレーを作られるなと関心しきり。

Little Lanka「マグロホワイトカレー」

Little Lanka「マグロホワイトカレー」

Little Lankaからは「マグロホワイトカレー」が出されていた。マグロの旨味がしっかりしており旨い。かといって魚の臭みはゼロ。ただしこの試食会ではこのカレーだけだったが、スリランカカレーは沢山の副菜と混ぜて食材同士のマリアージュを楽しむスタイルなので、当日実際に口にされる際には是非副菜と混ぜ合わせて食べてみてほしい。

神戸マンドリルカレー「神戸発!!甘辛、ぼっかけカレー」

神戸マンドリルカレー「神戸発!!甘辛、ぼっかけカレー」

神戸マンドリルカレーからは「神戸発!!甘辛、ぼっかけカレー」が出されていた。神戸名物のぼっかけとは、スジ肉とコンニャクを甘辛く炊いたもの。そのぼっかけをふんだんに使ったカレーで、スジ肉とコンニャクの食感がなんとも旨い。クローバーさんの「牛すじカレー」に非常に近い味だった。

裏ポンバシ系スパイスカリー NOMSON CURRY「蟹の殼炊き出汁 ズワイガニのキーマ(カニのガラだきだし)」

裏ポンバシ系スパイスカリー NOMSON CURRY「蟹の殼炊き出汁 ズワイガニのキーマ(カニのガラだきだし)」

裏ポンバシ系スパイスカリーNOMSON CURRYからは「蟹の殼炊き出汁 ズワイガニのキーマ(カニのガラだきだし)」が出されていた。SakaAgaRiの「蟹味噌ココナッツカリー カプチーノ仕立て~磯の香り~」とは異なり、”超カニフレーバー特化型キーマ”ということだけあって、ストレートに蟹感を感じられる一品だ。

和風カレーHiGEBozZ by 情熱うどん讃州「和風牛すじカレー」

和風カレーHiGEBozZ by 情熱うどん讃州「和風牛すじカレー」

和風カレーHiGEBozZ by 情熱うどん讃州からは「和風牛すじカレー」を出されていた。なんの変哲も無いように見えるカレーだが、今回サケトメシの「肉食系に贈る!熟成牛肩ロースとコーンのガリバタスパイスカリー」と双璧を成す、超個人的ランキングで1、2を争うカレーだった。店名の通りあのうどんの名店情熱うどん讃州が手がけるカレー屋だけあって、天然の削り節で取った出汁が決め手の上品な和風カレーだ。しかもしっかりと牛の旨味も感じるあたり深みのある味わいに仕上がってた。

The Mesi-kutan?「炙りチャーシューカレー」

The Mesi-kutan?「炙りチャーシューカレー」

The Mesi-kutan?からは「炙りチャーシューカレー」が出されていた。カレーのスパイシーさと、甘めの味が染み込んだ柔らかいチャーシューがちょうどいいバランスの味わいだ。北堀江にあるコンドルでついついチャーシューをトッピングしてしまう方はこちらを試してみてほしい。

そんなわけで以上18店舗21種類のカレーを試食させていただいた訳だが、結論から言うと21食も食べたらもはや何が何だかわからないということだ。と言うのは冗談半分本気半分なのだが、超個人的なおすすめは本文中にもある通り、サケトメシの「肉食系に贈る!熟成牛肩ロースとコーンのガリバタスパイスカリー」と和風カレーHiGEBozZ by 情熱うどん讃州の「和風牛すじカレー」だ。そして次点としてSPICE★CURRY 43の「イベリコ豚キーマ★瀬戸内レモンスプラッシュ」も激しくおすすめしたい。もちろん今回試食会に参加されていない店舗も多いので、そちらのカレーも楽しみだ。

今回は特設会場での試食会ということで設備の関係や提供の方法により、お店の方の納得のできる完璧な状態のカレーをいただけた訳では無いと思っている。それぞれの店舗の本来のポテンシャルを引き出せていない状態での勝手な評価なのでその点は考慮いただきたい。また副菜も含めて、提供されるお皿の上でのみ表現される本当の味があると思うので、是非『第3回カレーEXPO』当日に万博公園でご自身の口で確かめていただき、お気に入りのカレーを見つけて欲しい。このレポートがその参考になれば幸いだ。そして気に入ったらお店にも訪問してカレーを楽しんで欲しい。


取材・文=senda 撮影=K兄

イベント情報
『第3回カレーEXPO』
日時:4月29日(土祝)~30日(日)、5月4日(木祝)~7日(日)開場9:30 終了18:00(ラストオーダー17:30) ※公園入園は16:30まで
会場:万博記念公園お祭り広場
入場料:無料 ※別途公園入園料(大人250円・小中学生70円)必要
主催:株式会社シティライフNEW
後援:大阪府、在大阪スリランカ名誉総領事館
協力:関西ウォーカー
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