BACK-ON結成15周年、節目の現体制ラストライブで新旧ナンバー21曲

レポート
音楽
2017.5.27
「BACK-ON 15th Anniversary Live -Ultimate Thanks-」の様子。(撮影:​木場ヨシヒト)

「BACK-ON 15th Anniversary Live -Ultimate Thanks-」の様子。(撮影:​木場ヨシヒト)

BACK-ONが昨日5月26日に東京・LIQUIDROOMにて、バンド結成15周年を記念したアニバーサリーライブ「BACK-ON 15 th Anniversary Live -Ultimate Thanks-」を開催した。

メンバーのSHU(G)とGORI(B)がバンドを脱退することになり、この日は現体制での最後のライブ。およそ800人のファンが見守る中、4人はサポートドラマーのアイバリョウと共にステージに上がった。KENJI03(Vo, G)のアカペラから始まる「flyaway」でライブの幕が上がり、「行くぞリキッド!」というKENJI03のシャウトで場内は一気にヒートアップ。初期ののナンバー「Butterfly」ではSHUとGORIが攻撃的なリフを畳み掛け、TEEDA(MC)がクラップでフロアを煽る。KENJI03は「いろんな思いがあるかもしれないけど、今日は思いっきり盛り上がっていきましょう!」と観客に呼びかけた。

ライブ中盤には、メンバーが「この曲で俺たちを世界に連れて行ってくれた」と語る2006年のメジャーデビュー曲「Chain」など、バンドの節目を節目を彩った楽曲が続く。MCではTEEDAは会場に集まったファンやメンバー1人ひとりに言葉を詰まらせながら感謝の言葉を述べる場面も見られた。また彼らはこのステージ上で、BACK-ON初のベストアルバム(タイトル未定)が秋にリリースされることを発表。その初回限定盤には歴代のミュージックビデオに加え、この日のステージの模様も映像として収められることが明かされた。

「行こうぜ!」というKENJI03の煽りからライブは終盤戦へ。「with you」「DTM」「INFINITY」といったキラーチューンが連発されると場内のボルテージは最高潮に達し、最後は「ONE STEP!」でさわやかに締めくくられた。メンバーが去るとほどなくアンコールの声がかかり、4人とアイバは再びステージへと上がる。KENJI03は「俺たちとお前たちに限界なんかないだろ!」と叫び、KENJI03とTEEDAのツインボーカルによる「セルリアン」が歌われた。SHUとGORIはここで脱退について触れ、GORIは「新しいことに挑戦したいという思いが膨らみ、0から始めたいと考え決意した」とその真意を説明。SHUは「自分は皆の記憶の中にいる」と感謝の思いを語った。これを受け、KENJI03は「悲しくないわけじゃないけど、それぞれの道を進むBACK-ONをこれからも応援してください!」と告げると、インディーズ時代から歌い続けているバンドの原点「アルティメット足立」を熱唱。そして4人で演奏するラストナンバーには「Departure」が選ばれた。

 

BACK-ON 15th Anniversary Live -Ultimate Thanks-
2017年5月26日 LIQUIDROOM セットリスト

 

01. flyaway
02. Betterfly
03. READY SET GO!
04. STRIKE BACK
05. リザレクション
06. Sands of time
07. Ice cream
08. What a beautiful day
09. Forward
10. RELOAD
11. Chain
12. flower
13. Dear Me
14. ニブンノイチ
15. with you
16. DTM
17. INFINITY
18. ONE STEP!
<アンコール>
19. セルリアン
20. アルティメット足立
21. Departure

音楽ナタリー
シェア / 保存先を選択