広島県の植物屋 “叢(くさむら)”の展覧会が開催に 『叢 - Qusamura展~蠢く植物の世界~』

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2017.6.1

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2017年6月10日(土)から6月26日(月)の期間、パルコミュージアム(池袋パルコ 本館7F)にて、展覧会 『叢 - Qusamura展~蠢く植物の世界~』が開催されることが決定した。 

“叢(くさむら)”は、”いい顔してる植物”をコンセプトに、独自の美しさを提案する広島県の植物屋である。 店主・小田康平が子供の頃に思い描いた、地下にある秘密の部屋。本展は蠢く植物たちを目のあたりにした、小田の幼少時代の記憶を辿り、国内外から集めた植物の展覧会となっている。

会場で展示される植物のほか、小田康平が収集したサボテン、多肉植物など約100点が販売される。 

ミュージアムショップ

展示植物の一部を販売するほか、隣接のミュージアムショップでは、『叢』店主・小田康平氏 が収集したサボテン・多肉植物、約100点が販売される。

【展示植物一例】

■千波万波(せんばまんば) 45,000円(税抜)
細かく波打つ稜が、幾何学的で造形に見所のあるサボテン。この印象的な稜は、現地の厳しい高温環境下から身を守り、ラジエーターのように体を冷やす構造をしている。規則正しく配列された棘と複雑に入り組む稜の作り出す造形はもはや人の創造を超え、神秘的にも感じられる。

 

■拳骨団扇(げんこつうちわ) 70,000円(税抜)
シルエットが奇妙な接ぎ木のサボテン。双方は同じ団扇サボテンの仲間であるが、風貌は見ての通り全くの別もの。穂木は拳骨団扇という突然変異を起こしたサボテンで、台木の大型宝剣の上に生息している。アンバランスな造形を気にすることなく、 グロテスクな爬虫類のようなサボテンが妖しく蠢く。

 

ギャラリーツアー開催

会期中、 下記日程にて“叢”店主・小田康平によるギャラリーツアーが行われる。 

6月10日(土)14:00~
6月11日(日)16:00~
6月24日(土)14:00~
6月25日(日)16:00~

※各回所要時間:60分程度
※参加には入場料が必要。 

 

小田康平 (おだこうへい / Kohei Oda) プロフィール
1976年、広島生まれ。世界中を旅する暮らしをしていた20代の頃、旅先で訪れたパリで、フラワーアーティストがセレクトショップの空間演出を手掛ける様子に感動。帰国後、生花と観葉植物による空間デザインに取り組むようになる。数年がたち、画一的な花や植物での表現に限界を感じ始めていた頃、ある世界的アートコレクターと出会い、納品後に傷ついた植物を見て発した彼の一言、「闘う植物は美しい」に衝撃を受ける。以来、植物選びの基準を、整った美しさから、“いい顔”をしているかどうかに変える。独自の視点で植物を捉え、美しさを見出した一点物の植物を扱うことを決心し、2012年、独自の美しさを提案する植物屋・叢 - Qusamuraをオープンした。陶芸家、アーティスト、小説家など異分野のプロフェッショナルとのコラボレーションも多く、国内外でインスタレーション作品の発表や展示会を行っている。最新作は、銀座メゾンエルメス Window Display(2016)。

 

展示情報
『叢 – Qusamura展 ~蠢く植物の世界~』
 
会 期:2017年6月10日(土)~6月26日(月) 17日間
時 間:10:00~21:00 ※入場は閉場の30分前まで ※最終日18:00閉場
会 場:パルコミュージアム(池袋パルコ 本館 7F) 東京都豊島区南池袋1-28-2
入場料:一般500円 学生300円 小学生以下無料
展覧会公式サイト:www.parco-art.com
主催:PARCO
アートディレクション:Miho Onodera
会場構成:Archéologie
施工:MARI-ART CO.,LTD.
企画制作:H.P.FRANCE S.A. BATOMA
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