氷川きよし 明治座特別公演で“ねずみ小僧”を演じる「自然体で素の自分に近い、氷川きよしのねずみ小僧が演じられたら」
氷川きよし
氷川きよしが、6月6日に東京・明治座にて『氷川きよし 特別公演』の舞台公開・記者会見を行った。
氷川きよしは、6月2日から6月30日まで、東京・明治座にて『氷川きよし 特別公演』を上演中。同公演の第一部で「ねずみ小僧」を演じる芝居を披露し、第二部では「氷川きよしコンサート2017 in 明治座」と題したステージを行っている。また、5月30日には新曲「きよしのねずみ小僧」を収録したニューアルバム『新・演歌名曲コレクション5 −男の絶唱−』を発売した。
今回は、この記者会見の様子をお届けする。
――いよいよ公演がはじまりましたね。
今日で5日目です。初日が2回公演だったので、夜の部では、へとへとになりろれつが回らずさっそくかんでしまったのですが、集中して、神経をとがらせて、しっかり台詞を伝えてみなさまに楽しんでいただきたいと思います。
――ファンのみなさんもかなり昔から、16年前の初めての座長公演の時から来ている方が多いと思いますが。
なつかしいですね。あのころは慣れなくて緊張しました。台詞が多くて、熱も出た状態で芝居したりして、声もがらがらでしたね。
――そのころに比べるといまは余裕なのでは。
声の調子もいいので、台詞をいうのも楽しいですし、お芝居をしたり歌えることがありがたいなと感謝の気持ちでいっぱいです。
氷川きよし
――席の名前が「きよシート」というんですか。
グッズがつき、前の方の席で見ていただけるがあるんです。スペシャルな企画というとおこがましいですが。(※日程によってプレゼントされるハンカチの柄が異なる)
――それは特別ですね。しかも一番近いところで見られるわけですね。
一番前の席の方も双眼鏡で見ていらっしゃるので、鼻の穴の中までみられちゃうんじゃないかなと気になりますね(笑)。
氷川きよし
――ねずみ小僧を演じてみていかがですか。
初めてのねずみ小僧です。僕の中でねずみ小僧は気っぷがよくて畳みかけるように話すイメージでしたが、僕は普段からゆっくり話すのが好きなので、自分のねずみ小僧を作ろうという気持ちでやらせていただきました。自然体で素の自分に近い、氷川きよしのねずみ小僧が演じられたらいいなとやらせていただいています。
――屋根の上の場面もありますが。
高所恐怖症なので、高いところに登るだけで手に汗をばーっとかきます。でもお仕事ですから責任もってやらせていただきますが、正直怖いです。でも本番だとお客さまの拍手でモチベーションがあがり、平気になりますね。感謝の気持ちでいっぱいです。
――ねずみ小僧といっても、シマウマの格好ですね。
去年のコンサートではヒョウ柄の衣裳だったので、動物シリーズですね。シマウマになったような感覚で、草を食べたいなと(笑)。次ですか? やっぱり柄のあるものがいいですよね。蛇かな。キリン? それも素敵ですね。なにかいいアイデアがあったら教えてください。
――舞台上で20周年についてもいろいろ考えているとおっしゃっていましたね。
20周年が偶然オリンピックの年になるので、盛大に感謝の気持ちを表現させていただければと思いますし、ふれあいを大切にしたいと思います。今回、劇中でステージから下りて演じさせていただいていますが、みなさん喜んでくださっているので、コミュニケーションが大事だなと思いました。
氷川きよし
――アルバムが発売になりましたね。
5月30日に『氷川きよし新・演歌名曲コレクション5』が発売になりました。今回、劇中歌になった「きよしのねずみ小僧」も、今がんばっている「男の絶唱」という曲も入っています。さまざまな人間模様を歌っている曲なので、みなさまの人生と掛け合わせながら聞いていただけると嬉しく思います。また、DVDにはねずみ小僧の映像と「ふるさと」というポップス系の作品の2曲入っています、福岡の両親に対する自分のストレートな思いをつづった曲なので、みなさんの人生と掛け合わせて聞いていただきたいです。
――さきほどポップス調(「ふるさと」)の曲も歌っていましたが、いいですね。
ポップスも演歌も好きです。日本人のプライドとして演歌を歌わせていただいていますし、ポップスはストレートにことばを伝えられますので、音楽のかたちを変えていろいろなジャンル挑戦していけたらいいなと思います。
――「白雲の城」も入っていますね。
再録音もさせていただきました。昨年の紅白歌合戦で熊本城の前で歌わせていただいて、そのあとコンサートでも歌いましたが、「白雲の城」はずいぶん昔に録音したので声が若いんです。もう一回ちゃんと録音して今の39歳の氷川きよしの声で楽しんでいただきたいと思いまして、新録音してアルバムに入れさせていただきました。僕の作品の中では体力的にも声量的にも一番難しい曲なので、大切にして、みなさんにお届けさせていただけたらと思います。
氷川きよし
――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いいたします。
2年ぶりとなります、明治座での公演を6月の1カ月間やらせていただいております。全国から多くのみなさまにお越しいただき、この前は奄美大島からもお越しいただきました。ずいぶん交通費も使われたのだろうなと申し訳なく思います。僕はとにかく一生懸命やって、みなさまにたくさん心のお土産を持って帰っていただけるようにというい思いで日々、ステージの上で感謝の気持ちを込めてやらせていただいております。もしよろしければ明治座に遊びに来ていただきたいと思います。1カ月間精一杯、ねずみ小僧を勤めさせていただきます。本日はありがとうございました。
氷川きよし
氷川きよし 明治座特別公演は、2017年6月30日(金)まで上演中。
一、ねずみ小僧
出演:氷川きよし
星由里子 篠田三郎 青山良彦 江藤潤 曽我廼家寛太郎
中田博久 大信田礼子 小宮孝泰 竹内都子 工藤綾乃
上演日時:2017年6月2日(金)~30日(金)11:00/16:00
<料金(税込)>
きよシート(オリジナルグッズ付) 20,000円
S席(1階席・2階席正面・車いすスペース) 16,000円
A席(2階席左右) 13,000円
B席(3階席) 8,500円
※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。
公式サイト:http://www.meijiza.co.jp/lineup/2017_06/