山﨑賢人×広瀬アリス主演映画『氷菓』 新キャストはNHK連続テレビ小説『ひよっこ』出演者

2017.6.10
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映画『氷菓』 (C)2017「氷菓」製作委員会

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山﨑賢人と広瀬アリスの主演映画『氷菓』 の新キャストが明らかになった。

米澤穂信による学園ミステリー小説『古典部シリーズ』の初実写映画化となる『氷菓』は、「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」をモットーとする“省エネ主義”の折木奉太郎(山﨑賢人)と、清楚だが興味を持つと誰にもとめられない少女・千反田える(広瀬アリス)が同じ古典部に入部し、学園に潜む謎を次々と解き明かしていく謎解き青春学園エンタテインメント。

新キャストは、山﨑賢人演じる折木奉太郎、広瀬アリス演じる千反田えると共に学園の謎に迫る古典部員2名で、伊原摩耶花役に、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で秋葉幸子役を熱演、TVドラマ・映画と出演作が続く、若手注目株の小島藤子。福部里志役に、同じくNHK連続テレビ小説『ひよっこ』に漫画家役で出演し、主演映画も公開中など出演作多数の岡山天音が発表された。小島藤子と岡山天音からコメントが届いている。


小島藤子、岡山天音 (C)2017「氷菓」製作委員会

——本作のオファーを受けての感想。

小島:驚きと不安が大きかったです。なにより摩耶花を私がやって大丈夫かと思いましたが、安里監督含めスタッフの方々の『氷菓』への熱い思いを知りこの作品に参加できることを光栄に思いました。

岡山:学生服を着る機会が少なくなってきた中で、氷菓のような青春映画の出演が決まった事はとても嬉しかったですし、制服は最後かもしれないと思いました。そして、十代の頃からずっと一緒に居た賢人と親友役として共演できる事がとてもとても嬉しかったです。監督の安里さんとも以前オーディションでお会いした事があったので、とにかくご縁を感じ、これは自分にとって特別な作品になると思いました。

——原作「氷菓」について。

小島:青春ミステリーです。青春と付いているのでなんとなく読んでいると読み終わった後にどうしようもない気持ちになります。曖昧で焦れったくて少しだけ十代の自分を思い出して苦い気持ちになる。それなのに色々忘れてしまった時にまた読みたくなる不思議なお話です。

岡山:元々気になっていた原作でしたが、出演が決まって読んで、結果、古典部シリーズのファンになってしまいました。小さな世界で起きる大きな事件、そこに向き合う4人それぞれの対峙の仕方と関係性、古典部シリーズからしか垣間見られない世界観に夢中になって読み進めたのを覚えています。あと、里志が大好きになりました。

——役作りについて。

小島:難しいことは考えず気持ちのままに。十代で小柄な摩耶花とは、年齢や見た目は私とは違う所ばかりですが、撮影中は「私が伊原摩耶花です」という感じで伊原摩耶花になりきり毎日演じました。

岡山:原作も読んだ上で僕が里志に抱いた印象は、表面的にはいつも飄々とそこに居るように見えて、その奥に抱える葛藤と真剣味をもっているという二面性だったので、そこの意識を持ちつつ演じました。

——同年代のキャストが勢揃いしましたが、現場の雰囲気はいかがでしたか? ご共演者について等含めおきかせください。

小島:心地よい緊張感でお芝居も自由にできました。折木、ちーちゃん、ふくちゃんはとてもお茶目で愉快な人達です。おかげですごく和やかな現場でした。

岡山:仲が良すぎて現場ではしゃぎすぎてしまいました。その位、今回のメンバーは仲が良かったです。

——完成した本編をご覧になっていかがでしたか。

小島:原作である小説の『氷菓』ではなく、映画として『氷菓』という物語がちゃんと生まれたんじゃないかなと感じました。映画で初めて『氷菓』を知る方々にはこれをきっかけに原作、アニメ、漫画の『氷菓』にも興味を持っていただければいいなと思います。

岡山:台本と原作を読んだ時から感じていた事ですが、この『氷菓』という作品はほかのミステリー作品とは少し違い、大きな事象そのものではなくその「隙間」を縫って進み、最後に一つの巨大な到達点に至る作品だと思います。観た人の虚を衝く一味違った作品になっていると思います。

——公開を待つファンの皆さんへメッセージをお願い致します。

小島:映画を観た時に『氷菓』を、摩耶花をさらに好きになってもらえるように愛を込めましたので、ご覧になっていただけると嬉しいです。

岡山:ミステリー作品の一つではありますが、氷菓の世界でしか味わえない魅力の詰まった映画だと思います。日常の荒波にもまれ、息継ぎもしにくい誰かの孤独に寄り添えればと思います。



映画『氷菓』は2017年秋 全国公開。

作品情報
氷菓

2017年秋 全国公開
原作:米澤穂信「氷菓」(角川文庫刊) 監督・脚本:安里麻里
製作:「氷菓」製作委員会  
制作プロダクション:角川大映スタジオ  
配給:KADOKAWA  
(C)2017「氷菓」製作委員会
 
 
<あらすじ>
「わたし、気になります!」ほうたろうの安穏な高校生活が彼女の一言で一変した。
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする“省エネ主義”の高校一年生、折木奉太郎(山﨑賢人)。神山高校でも安穏とした灰色の高校生活を送るつもりだったが、姉の命で廃部寸前の古典部に入部することに。嫌々部室へと向かった奉太郎は、一身上の都合で古典部に入部してきた少女・千反田える(広瀬アリス)と出会う。一見清楚なお嬢さまといった印象の美少女だが、「わたし、気になります!」となると誰にも止められない、好奇心のかたまりのような少女だった。中学からの旧友、伊原摩耶花(小島藤子)と福部里志(岡山天音)も入部し、新生古典部が発足した。えるの好奇心に巻き込まれるうちに、学園で起こる不思議な謎を次々と解き明かしていく奉太郎。そんな奉太郎の推理力を見込んだえるは、彼にある依頼をする。「10年前に失踪した伯父がえるに残した言葉を思い出させてほしい」― それは33年前に学園で起きたある事件へとつながっていたのだった。彼らは、33年前に発行された古典部文集「氷菓」と歴史ある学園祭に秘められた真実を解き明かすべく、歴史の中に埋没し、伏せられてきた謎に挑んでいく。
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