高橋一生、長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』に出演へ インタビュー動画で「役者冥利につきます」とコメントも

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2017.6.22
高橋一生

高橋一生

2018年公開の映画『空飛ぶタイヤ』に俳優・高橋一生が出演することが決定した。

『空飛ぶタイヤ』は累計120万部を突破したベストセラー小説。2006年に実業之日本社から単行本が、2009年に講談社から文庫が刊行され、第136回直木賞候補作にもなった。劇中では、トラックの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社社長・赤松が、トラックの欠陥に気づき、製造元・ホープ自動車に 再調査を要求したことをきっかけに、大企業によるリコール隠しに立ち向かっていくという物語だ。その初となる映画化作『空飛ぶタイヤ』では、主演を長瀬智也が務め、ホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太役でディーン・フジオカがキャスティングされている。メガホンをとるのは、『超高速!参勤交代』などの本木克英監督。

出演が発表された高橋が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車を担当している井崎一亮(いざきかずあき)。井崎は、ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころだ。赤松と沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の一つとなっている存在だという。

高橋は、本木監督組には初参戦。長瀬とはドラマ『池袋ウエストゲートパーク』『ハンドク!!!』(ともにTBS系)に続き3度目の共演。ディーンとは初共演だが、池井戸潤原作作品にはドラマ『鉄の骨』(NHK)『民王』(EX)に続いて、3度目の出演となる。

出演決定をうけた高橋の動画スペシャルインタビューも公開されている。


――オファーを受け、脚本を読んだ時のお気持ちは?

池井戸さんの初映画化作品、しかも社会派人間ドラマということで純粋に嬉しかったです。
脚本を読んだ時に、あれだけ長い原作なのにシェイプされ、かつ原作に忠実で、非常に映画的なつくりも踏襲されているのではないかと思いました。

――池井戸作品への出演は3作品目ですが、意気込みは?

勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます。

――現場の雰囲気、また本木組は初参加ですかいかがでしょうか?

しっかりとお芝居を観てくださっています。監督だけではなく、スタッフ皆さまが役者に合わせて動いてくださるので、恵まれた環境だなというのが第一印象です。監督には安心して委ねられるので、今まで通り役と向き合って、今まで通り作品と向き合う、素敵な環境を用意してもらってます。

――井崎という男はどういう役柄でしょう?演じてみてどうでしたか?

秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ…という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!

――公開に向けて皆さまに一言お願いします。

社会派というと定義づけられてしまうかもしれませんが、色々な人間が描かれていて、余すことなくそれぞれの人の魅力が描かれています。しっかりとした人間ドラマになっていますので、是非来年の公開を楽しみにしてくださったら嬉しいです。


また、高橋について語った本木監督、矢島孝プロデューサーのコメントは以下のとおり。


本木克英監督

作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います。
低音の美声と、不意に見せる笑顔に世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました。

矢島孝プロデューサー

沈着冷静に物事を判断しようとする眼力の強さと佇まいで、登場しただけで鮮烈な印象を残せると思い、オファーさせていただきました。

映画『空飛ぶタイヤ』は2018年全国公開。

作品情報
映画『空飛ぶタイヤ』
原作:池井戸潤「空飛ぶタイヤ」 (講談社文庫、実業之日本社文庫刊)
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生ほか
監督:本木克英
脚本:林民夫
配給:松竹
公式サイト:http://soratobu-movie.jp/
(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

 

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