村上虹郎が上海国際映画祭で熱いQ＆A　共演したい俳優は「グザヴィエ・ドランさんです」

6月25日（日）、第20回上海国際映画祭にて映画『二度めの夏、二度と会えない君』のプレミア上映が開催された。会場のSFCプレミア上影影城（上海市）で主演の村上虹郎が上映後の舞台挨拶に登壇し、上海の映画ファンと熱いQ＆Aを行っている。

『二度めの夏、二度と会えない君』は、赤城大空原作の同名ライトノベルを、主演に村上虹郎、ヒロインにロックバンド・たんこぶちんのVo&Gt・吉田円佳（MADOKA）を迎えて映画化した作品。不治の病を患う転校生・森山燐と、彼女に恋する高校生・篠原智の恋と青春を描く。ほかにもAKB48の加藤玲奈、モデル・女優の金城茉奈、俳優の山田裕貴らが出演している。

上海国際映画祭のプレミア上映では、約600席が満席に。登場した村上は開口一番、中国語で「こんにちは、村上虹郎です。今日は『ニドナツ』を見ていただき、ありがとうございます」と挨拶。中国人の観客から日本語で「格好良いです」と声援を送られていた。

その後、村上は『二度めの夏、二度と会えない君』への想いをQ＆Aにて語っている。あるシーンで、劇場ロビーの外からでも聞こえるほどの笑い声があがっていたことに触れ、「作品自体は切ない物語なのですが、山田裕貴くん演じる石田六郎のシーンはほっこりします。僕が思っていた以上にその反応がありました。そして今、見終わったばかりの皆さんの表情がキラキラと輝いていて、すごく嬉しいです」とコメント。また、「今後、共演したい俳優は？」との問いには、「グザヴィエ・ドランさんです。俳優でもあり監督でもあり、僕は彼の作品が大好きなので」と答えていた。しかし、続いて「（共演したい）女優では？」との質問には、「そう聞かれると恥ずかしいですね（笑）。本作のようなラブストーリーもそうですが、共演させていただいたその相手役の方を愛したいと思います」と、照れながらも解答。場内から拍手を受けていた。

第20回上海国際映画祭での村上虹郎

「また中国に来てくれますか？」との質問に、村上は「もちろんです。今回は一泊だけで、二日間とも雨の日でした。僕の名前には「虹」が入っていて、雨が降らないと虹ができないので、雨が降ったのかな（笑）。次は晴れた日に来たいです」と粋な答えで観客を笑わせる一幕も。

イベントの最後に行ったフォトセッションでは村上が「一緒に撮ろう」と呼びかけると、ファンがステージに殺到。現地での俳優・村上虹郎への注目の高さを物語るイベントとなった。

映画『二度めの夏、二度と会えない君』は9月1日（金）新宿バルト9他全国ロードショー。