ポーラ美術館が現代美術の展示を10月1日より開始 国内で初めて展示室全体に有機EL照明を導入

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2017.6.29
ポーラ美術館 CG写真

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ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)が、開館15周年を機に10月1日(日)から、現代美術を展示するスペースを開設することを発表した。

このスペースは1Fのアトリウムロビーの一部を改築したもので、よりよい光環境を実現するために、豊久将三氏を監修者に迎えて展示室全体に有機EL照明を採用する。これは日本の美術館・博物館で初めての試みとなり、素材や形状が多様である現代美術の作品のための、よりよい光環境を実現するという。

■豊久将三氏 コメント
(とよひさ・しょうぞう 照明家、(株)キルトプランニングオフィス代表取締役)
ポーラ美術館の新たな展示空間における光環境の実現に際して着目したのが「北の天窓」です。北側に天窓を設置すると、直接的に太陽光が入ることなく、空間全体が天空光で満たされます。光環境にこだわる世界中の作家が、自らのアトリエに採用する「北の天窓」を新しい照明手法で展示空間に再現しました。
《プロフィール》
1960年生まれ。おもに美術・博物館の光の計画と制作を行う。
ニューヨーク近代美術館での「CONTEMPORARYJAPANESETEXTILES」展(1998-1999年)における光ファイバーを使用した照明で世界的な評価を得る。現在までに、セントルイス美術館、モントリオール現代美術館、森美術館、ポーラ美術館、原美術館、根津美術館、三菱一号館美術館などの展示照明とともに、ニューヨークを中心に個人コレクターの自邸の照明も数多く手がける。

ポーラ美術館 模型を撮影した写真

ポーラ美術館 模型を撮影した写真

ポーラ美術館・内観

ポーラ美術館・内観

施設情報
公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館
2002年に神奈川県箱根町に開館。ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年にわたり収集した西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、化粧道具など総数約1万点を収蔵。
開館時から光にこだわり、展示室の照明を印象派の絵画が美しく見える「7月のパリの夕暮れ」の光に調整しているほか、建築も地上2階から地下2階まで、太陽光が降り注ぐよう設計されている。
所在地:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL:0460-84-2111
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