「銀座九劇アカデミア」8月開催ワークショップに小野寺修二・広崎うらんが決定

2017.7.6
ニュース
舞台

小野寺修二・広崎うらん


女優の長谷川京子や新垣結衣らが所属するレプロエンタテインメントが新設したワークショップスタジオ「銀座九劇アカデミア」にて、8月に開催する2つのワークショップのラインナップが発表、2017年7月6日(木)17時より公式ホームページにて受講者の募集が開始された。

銀座九劇アカデミア

1つ目のワークショップは、カンパニーデラシネラ主宰・演出家の小野寺修二によるプレワークショップ『ただ、立つことから始めてみよう』。8月18日(金)19時から開催される。

舞台上で存在することの基本であり、全てである「立つ」という動作から、身体について考えるというもの。小野寺は「演劇、ダンス、マイムのジャンル分けの前に、まず立つ身体について考えたい。自分から発せられるものと自分の感覚との誤差、また、イメージした動きを再現出来る身体、止まれる身体。それら自由な身体を探っていきたいと思います」と内容についてコメントしている。

小野寺修二

2つ目のワークショップは、蜷川幸雄などの舞台も務めるコレオグラファーの広崎うらんによる『子供のためのワークショップ』。8月26・27日(土・日)に小学生を対象に開催される。

子供たちの「想像力」「発想力」「オリジナリティ」を、ダンスや演劇を通して発見していくというもの。ミュージカル『アニー』の振付も務めてきた広崎は「出会いは未知の可能性を秘めています。年齢、立場関係なく私にとってはいつも学びと遊びです。子供たちとの出会いが素敵な出会いとなりますよう」と想いを語っている。

広崎うらん

今回、個性豊かな2種類のワークショップを開催する「銀座九劇アカデミア」では、「プロフェッショナル」を育む場として、今後も未来のアーティストやクリエイターの育成となるようなワークショップやイベントを多数開催していく予定。今年の12月には、ロバート・デ・ニーロら多くのハリウッドスターを輩出してきたニューヨークの演劇学校「ステラ・アドラー・スタジオ・オブ・アクティング」から主任講師を招聘、本場の演劇ワークショップを開催することが決定している。

銀座九劇アカデミア

これらのワークショップの詳細や申し込み方法については、『銀座九劇アカデミア』のホームページを参照のこと。

<銀座九劇アカデミア>
https://asakusa-kokono.com/academia/
所在地:東京都中央区銀座1-28-15鈴木ビル2階&中3階
問い合わせ先:03-5759-8009


小野寺修二コメント
言葉を使わずに何かを伝えることは、随分難しい気がします。「喋らない」という規制がかかった途端身体は不自由になり、ジェスチャーで何かを伝えようと試みるのです。しかし無意識なことですが、日常の多くの場は意外に言葉を使わず行われています。まず「立つ」から始めましょう。「立つ」ことは、舞台上で存在することの基本であり、全てです。演劇、ダンス、マイムのジャンル分けの前に、まず立つ身体について考えたい。
自分から発せられるものと自分の感覚との誤差、また、イメージした動きを再現出来る身体、止まれる身体。それら自由な身体を探っていきたいと思います。

広崎うらんコメント
「想像力」「発想力」「オリジナリティ」
それらは日本の学校教育を受け始め、社会が広がるにつれ内向的にしぼんでゆく傾向にあると、子供達に接しながら思ったりします。
私は幼い頃から変わった子供だったので、親からもよく怒られてました。
ですが、そんな子供の想像力の種を誰かに見つけられた時、それは果てしない可能性へと花開きます。変な花かもしれません、でも、たった一つの個性的な花に、たくましい生命力を持った花になるかもしれません。その生き方は誰かに優しさや、勇気や元気や癒しや、いろんなものを与えるかもしれません。
エンターテイメントのみならず、誰かが生きて行くというのはそういう役割を担っていると思うのです。今回はダンスや演劇を通して、自分のイマジネーションを臆することなく、そしていろんな人と優しく接することができる、
互いを認め合うことができるような『種』を植えることができたらと思ってます。
出会いは未知の可能性を秘めてます。
年齢、立場関係なく私にとってはいつも学びと遊びです。
子供たちとの出会いが素敵な出会いとなりますよう。

イベント情報
小野寺修二 プレワークショップin銀座九劇アカデミア
「ただ、立つことから始めてみよう」

 
マイムをベースにした身体訓練や、喋らない時の身体のありよう、そしてただ立ってみる、ただ歩いてみる、ただ喋ってみます。その他、何が格好良くて何が格好悪いのか、何が許せて何が許せないのか。身体を動かすことに苦手意識のある方、その苦手がどこからくるか探ってみませんか。
 
概要
【回数】全1回
【日時】2017年8月18日(金)19:00〜21:00
【料金】3,500円(税込)
【定員】最大20名

小野寺修二プロフィール
演出家。カンパニーデラシネラ主宰。
日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で世代を超えて注目を集めている。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。
主な演出作品は『あの大鴉、さえも』『オフェリアと影の一座』『ロミオとジュリエット』(以上、2016年/東京芸術劇場他)、『変身』(2014年/静岡県舞台芸術センター)、『カラマーゾフの兄弟』(2012年/新国立劇場他)等。また、瀬戸内国際芸術祭にて、野外劇『人魚姫』を発表するなど、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。2015年度文化庁文化交流使。

 
銀座九劇アカデミア
問い合わせ先:03-5759-8009
https://asakusa-kokono.com/academia/

広崎うらん 『子供のためのワークショップin銀座九劇アカデミア』
 
概要
【回数】全2回
【日時・対象者】
<小学1年生〜3年生>
2017年8月26日(土)13:00〜15:00
2017年827日(日)13:00〜15:00
<小学4年生〜小学6年生>
2017年8月26日(土)16:00〜18:00
2017年8月27日(日)16:00〜18:00
【料金】二日間通し参加料 10,800円
【定員】最大25名
【参加資格】小学1年生から6年生まで

 
広崎うらんプロフィール
3歳の時、踊る喜びを知る。
幼少よりモダンダンス、ピアノ、音楽、絵画、華道、茶道、書道と、習い事とテレビ、マンガに費やす。5歳よりストーリーマンガを描き、9歳の時、50ページ読切りを初めて描き上げる。
14歳の体育祭で革命的フォークダンスを初振付。大学ではグラフィックデザインを学びつつクラッシック・バレエ、ジャズ、ヒップ・ホップ、ストリートダンス、タップ、ボールルームダンス、アルゼンチンタンゴ、リンディホップなど様々なダンスを習得。蜷川幸雄など様々な演出家の演劇やミュージカルの舞台、またコンサート、オペラなど多彩なフィールドでコレオグラファー、また演出家として活躍。人間のテーマや物語を追求するダンス演出が演劇とダンスの狭間を繋ぐ。主宰するダンスパフォーマンス“REVO”ではヒューマニズム溢れるその作風が幅広い客層に支持されている。
「彼女は最上の才能をもつ振付家の一人。彼女の才能は独特であり、演劇界や国に大いなる貢献をしている。」とのジョン・ケアードの推薦を受け2012年秋より文化庁新進芸術家海外派遣員として渡欧。ロンドン、パリ、ストックホルム、ウィーン、ブタペスト、ヴッパタールなどの都市を中心に演劇、ダンス、オペラ、タンツテアターの現場へと飛び回る。現在は活動のフィールドを更に広げ演劇に留まらず新しいメディアでも走り続けている。

 
銀座九劇アカデミア
問い合わせ先:03-5759-8009
https://asakusa-kokono.com/academia/