GRAPEVINE、快晴野音に響かせた豊かなアンサンブル

GRAPEVINE日比谷野外大音楽堂公演の様子。(撮影:大森克己)

GRAPEVINE日比谷野外大音楽堂公演の様子。(撮影:大森克己)

GRAPEVINEが9月12日に東京・日比谷野外大音楽堂にて約6年ぶりとなる野外単独公演を開催した。

野外ライブにふさわしい、気持ちのいい天気に恵まれたこの日。柔らかな光が差し込むステージに登場したメンバーは「こんにちはー」と軽い調子で挨拶をすると、おもむろにそれぞれの立ち位置にスタンバイし演奏を始める。

彼らが野音公演のために用意したのは、グロッケンの音色がチャーミングな「Big tree song」や、「雨なんて降るはずがない」という歌詞が登場するメロディアスな「真昼の子供たち」など屋外に似合う開放的なナンバーの数々。立ち見を含むオーディエンスは、お酒を飲んだり、体を揺らしたりしながらバンドが紡ぎ出す豊かなアンサンブルに耳を傾ける。そんな光景を前に、田中和将(Vo, G)は「野音ひさしぶりです。1万人くらい集まってくれてありがとうございます。1万人の景色すごいですね(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「飲みながらゆるゆる観てもらえるのが理想的。季節の変わり目も楽しんで」と観客に語りかけた。

日が暮れ始め、あたりが暗くなるに従い、バンドはディープなロックチューンや幻想的なミドルテンポの楽曲も披露。時折涼しい風が客席エリアに吹き、気持ちのいい空気を作り出していく。メンバーも野音の空気を存分に楽しんでいる様子を見せた。

そしてアンコールでビールを飲みながら登場した田中は「次いつ野音やるかわからないぜ!」と言い放つも、直後に「でも9月の野音のスケジュールはチェックしといてください!」とやんわりと再演を誓う。さらに「ホンマにどうもありがとう。いいお酒が飲めましたか? 新作の制作を続けていきますので、楽しみにしててください」と挨拶をし、登場時と同様にひょうひょうとした足取りで去っていった。

なお、GRAPEVINEは9月26日に大阪・大阪城音楽堂にて野外ライブを開催し、10月よりライブハウスツアー「club circuit 2015」を行う。なお田中は野音公演中に「10月には『club circuit』がありますが、このセットリストがどうか変わるか見たかったら地方に来やがれ!」と発言。セットリストの変化にも注目が集まる。

GRAPEVINEワンマンライブ

2015年9月26日(土)大阪府 大阪城音楽堂

GRAPEVINE club circuit 2015

2015年10月16日(金)広島県 広島CLUB QUATTRO
2015年10月18日(日)福岡県 BEAT STATION
2015年10月23日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2015年10月24日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2015年10月28日(水)宮城県 darwin
2015年10月30日(金)北海道 cube garden

音楽ナタリー
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