菅田将暉とヤン・イクチュン、白熱のボクシング＆ラブシーンも公開　映画『あゝ、荒野』予告編

『あゝ、荒野』は1960年代後半に演劇、映画、文学で活躍した寺山修司が唯一遺した同名長編小説の映画化作品。2021年の新宿を舞台にボクシングへの挑戦で心の空白を埋めようとする二人の男の絆と、周りの人々との人間模様を描いた青春を、菅田将暉とヤン・イクチュンのW主演で描く。メガホンをとったのは、ドキュメンタリー番組『NONFIX』（フジテレビ系）などの構成・プロデューサーや門脇麦・菅田将暉出演の映画『二重生活』監督で知られる岸善幸氏。

公開された予告編では、親に捨てられ、怒りに身を任せ自分自身も持て余すほどのエネルギーを放つ少年院上がりの新次（菅田将暉）と、自分の中に抱え込み吃音と赤面対人恐怖症で誰にも打ち明ける術を知らなかったバリカン（ヤン・イクチュン）の 運命的な出会いや、彼らの戦う姿、そして彼らを取り巻く人々とのドラマの一部が描かれている。対照的な二人がともにトレーニングに励む姿や、試合のようす、ラブシーンなど、それぞれが心の空白を埋めようとする二人の刹那の青春が生々しいタッチで切り取られている。バックに流れる、パンクバンド・BRAHMANによる主題歌「今夜」も印象的。そのほか、二人の人生を一転させるキーマン・ボクシングジムのトレーナー通称”片目かため ”こと堀口役のユースケ・サンタマリア、ヒロインの芳子役の木下あかり、ジムのオーナーの愛人・京子役の木村多江、 新次の宿命のライバル・裕二役の山田裕貴、自殺研究会メンバー・恵子役の今野杏南、でんでん、モロ師岡、高橋和也ら個性豊かな俳優陣の姿にも注目だ。

映画『あゝ、荒野』10月7日(土)前篇、10月21日(土)後篇全国順次公開。