”紙”と”神”を五感で感じる「かみ」展が開催 8月29日(火)から資生堂ギャラリーにて

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2017.7.24
「かみ」展

「かみ」展

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ファッションブランド「コズミックワンダー」と、コズミックワンダー主宰・現代美術作家の前田征紀と工藝デザイナーの石井すみ子によるユニット「工藝ぱんくす舎」が、展覧会「かみ」展を8月29日(火)から開催する。

本展のテーマは「かみ」、なかでも天然の素材を使い手作業で作られる手すき和紙の可能性を探る。紙の魅力を引き出すものとして、工藝ぱんくす舎は、すべての生命の源であり和紙作りにかかせない「水」にフォーカスし、「お水え」を創案。「お水え」は、お茶会に着想を得た湧水をふるまうセレモニーで、自然の恵みに対する感謝の念をあらわすパフォーマンス。展覧会タイトルの「かみ」には、神への感謝という意味も込められている。

展覧会では、「お水え」のしつらえや道具、そこからイメージを膨らませて作られた工芸作品が並ぶ。それらは、コズミックワンダーが制作した席主と半東の衣装である紙衣(かみころも)、石井直人による土器、川合優による木道具、西田誠吉、佐々木誠の紙漉きによる和紙など。道具やその他の演出は、日本の文化の源泉である縄文をイメージしている。

「かみ」展は、2017年8月29日(火)から10月22日(日)まで、資生堂ギャラリーで開催される。

「かみ」展

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■コズミックワンダー(COSMICWONDER)
1997年、現代美術作家前田征紀を主宰に設立。東京・南青山に「CenterforCOSMICWONDER」を開設、活動と発表の拠点とする。「精神に作用する波動」としての衣服、美術作品、書籍の発行など多岐にわたる表現領域により、国際的な活動を展開する。2016年より京都・美山の重要伝統的建造物群保存地区にて、手仕事の工藝を組み合わせた作品を制作。2015年の発表作に、手漉き和紙による紙衣を題材とした「かみのひかりのあわ」水会のパフォーマンス。2016年の発表作に、島根県立石見美術館にて特別展「お水えいわみのかみとみず」、パフォーマンス「お水え」がある。本年11月に同館にて特別展「COSMICWONDER充溢する光」と題した展覧会を開催する。2018年春に前田征紀としてタカ・イシイギャラリーにて個展を開催予定。

■工藝ぱんくす舎
前田征紀と石井すみ子(gallery白田主宰/工藝デザイナー)の精神の空間を創造する美術ユニット。
作品に、2015年「かみのひかりのあわ水会」2016年「お水えいわみのかみとみず」。

 

イベント情報
『かみ コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎』
主催:株式会社資生堂
会期:2017年8月29日(火)~10月22日(日)
会場:資生堂ギャラリー入場無料
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階
tel.03-3572-3901 fax.03-3572-3951
URL:http://www.shiseidogroup.jp/gallery?rt_pr=tr890
平日11:00~19:00日・祝11:00~18:00毎週月曜休
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