中川翔子も感激! 『ディズニー・アート展』に『塔の上のラプンツェル』のランタンが輝くインスタレーションが登場

レポート
アート
2017.8.15
「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab  © Disney

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

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来場者20万人を超え、好評開催中の『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』に、8月1日から新たにチームラボによるインスタレーションが加わった。ディズニー・アニメーション作品『塔の上のラプンツェル』からインスピレーションを得た「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab が、さらに展覧会を盛り上げる。

公開に先駆けて行われた内覧会から、新インスタレーションをレポートしよう。『塔の上のラプンツェル』日本語吹替え版ラプンツェル役を務めた中川翔子や、チームラボ カタリストの竹内正人も登場したセレモニーイベントの様子も合わせて紹介する。

セレモニーイベントに登場した中川翔子 © Disney

セレモニーイベントに登場した中川翔子  © Disney

今年の4月から日本科学未来館で開催されている『ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法』は、原画、スケッチなど約500点の貴重な制作資料と共に、ディズニー・アニメーションの革新的な技術開発の歴史を辿る展覧会だ。『蒸気船ウィリー』から『モアナと伝説の海』まで、約90年のディズニー・アニメーションの歴史を彩る名作の数々のアートワークが年代順に登場する。

ミッキーマウスの真のデビュー作ともいわれる作品『プレーン・クレイジー』の原画や、映画全体のスタイルやキャラクター考察のために描かれたイメージ画、コンセプト・アートなど見逃せない貴重な制作資料ばかりだ。展覧会開催当初から公開している、チームラボによるもうひとつのコンテンツ「体験型!いのちを吹き込むペンシル・テスト」も見どころのひとつとなっている。

空間に広がり伝わっていく、無数のランタンの美しい光

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

そんなディズニー・アニメーションの世界を堪能できる展覧会に新たに加わるコンテンツが、「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab だ。『塔の上のラプンツェル』のワンシーンを、無数のランタンで埋め尽くされた空間で表現したインタラクティブなインスタレーション作品となっている。

会場内に一歩足を踏み入れると、闇の中で柔らかな光を放つランタンが、部屋を囲む鏡に映り込み、どこまでもランタンの群れが続いているかのような光景に息を飲む。ランタンの近くで立ち止まると、ランタンが明るく輝き出し、その光は周囲のランタンに伝わりながら、広がっていく。

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

まさに『塔の上のラプンツェル』のあの名シーンのようだ。塔に閉じ込められていた主人公・ラプンツェルがいつも塔の上から眺めていた光景、ランタンが夜空に向かって飛んでいく様子を、塔を抜け出して初めて近くで眺めるというロマンチックで幻想的な場面だ。そのラプンツェルの夢がかなった「瞬間」を、来場者も実際に体感できるのだ。

映画『塔の上のラプンツェル』 © Disney

映画『塔の上のラプンツェル』 © Disney

デザインにもこだわって忠実に再現されたランタン

ランタンは『塔の上のラプンツェル』に登場するランタンを忠実に再現。デザインは全部で7種類で、その中には、映画の中で象徴的なアイコンとして出てくる、王家の紋章がデザインされたものも。

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab © Disney

『塔の上のラプンツェル』の美しい世界をそのままに再現しつつ、人の存在や動きに反応して変化するインタラクティブな面白さも持つ今回のインスタレーション作品は、デジタルテクノロジーを駆使して新しい感動を生み出すことを得意とするチームラボだからこそ実現できたといえるだろう。

中川翔子も興奮!
「完璧に
憧れのラプンツェルの世界そのもの」

セレモニーイベントでは、映画『塔の上のラプンツェル』日本語吹替え版ラプンツェル役を務めた中川翔子が登場し、『塔の上のラプンツェル』に対する想いや、今回の新コンテンツで得た感動を熱く語ってくれた。

ディズニー作品の大ファンで、ラプンツェルの声優に決まった時は「嬉しさと驚きで椅子から落ちた」と語る中川にとって、今もなお『塔の上のラプンツェル』に対する想いは強い。そんな中川も今回のインスタレーション作品には感激したと言う。「本当に息を飲む景色! 夢の中にいるみたいでラプンツェルになったみたい、ラプンツェルにも見せてあげたいです」と喜びいっぱいに語った。

何か1ミリでもずれるとディズニーではなくなってしまうラインがあると思うんですけど、完璧に憧れのラプンツェルの世界そのもので、その中を歩いて体験できる素敵な黄金体験でした。撮影も可能で、SNS映えしまくりの光景です。特にムービーで撮影するといいかもしれないですね」。

『塔の上のラプンツェル』に対する熱い想いを語る中川翔子 © Disney

『塔の上のラプンツェル』に対する熱い想いを語る中川翔子  © Disney

セレモニーには今回のインスタレーション作品を担当したチームラボのカタリスト、竹内正人も登壇。「ディズニーさんからは、LEDのオレンジの色の赤みがちょっと強いとか、ランタンのプロダクト自体が映画とはちょっとサイズが違うよ、など色々要望をいただきました。試行錯誤を重ねて、最終的には色にこだわりの強いディズニーさんに、まさに色がディズニーの世界だと太鼓判を押していただきました」と竹内は今回のインスタレーション作品への自信を滲ませながら語った。

最後に中川は「一生忘れられない体験になると思うので、絶対にこの夏、あの空間を自分で歩いたときの衝撃を味わってほしい。写真や映像だけじゃもったいない。実際に歩いて、眼球にダイレクトにそのまま感じてほしいです」と呼びかけた。

チームラボ カタリスト・竹内正人と中川翔子 © Disney

チームラボ カタリスト・竹内正人と中川翔子  © Disney

『塔の上のラプンツェル』のあのシーンそのままの幻想的で美しい空間に、内覧会で体験した記者達からも感嘆の声が多く聞こえてきた今回のインスタレーション作品。体験できるのはこの夏開催の東京会場だけ。是非実際に足を運んで、ディズニーとチームラボによって作り出された夢の空間を体感してほしい。

イベント情報
ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法

会期: 開催中 ~2017年9月24日(日)
 
「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ 塔の上のラプンツェル エクスペリエンス」 powered by teamLab

会期: 2017年8月1日(火)~9月24日(日)
会場: 日本科学未来館 7F特設会場 [東京・お台場] 〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号
時間: 10:00〜17:00 入場券の購入は閉館時間の30分前まで。ただし、金曜日、土曜日、祝前日、お盆(8月13日~15日)に限り、21:00まで開館延長(開館延長時の入場券の購入は20:00まで)。
入場料: 詳しくはHPをご覧下さい。

 
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