ケリー・オケレケ、イヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーが参加した新曲を発表

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音楽
2017.8.9

ブロック・パーティーのケリー・オケレケ、イヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダー参加のゲイ・ミュージシャンであることの葛藤から生まれた新曲を発表した。

先日、3年振り3枚目となるソロ・アルバム『ファザーランド』を10月にリリースすることを発表したブロック・バーティーのフロントマン、ケリー・オケレケ。これまでで最も成熟した内容という今作から、ゲスト・ヴォーカルにイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーが参加した新曲「Grounds For Resentment」が公開された! 恋愛における二つの観点からの思いを歌ったこのデュエット曲は、すでに公開されている「Yemaya」、「Streets Been Talkin'」に続く新作からの3曲目となる。「ゲイであることをカミングアウトしている2人のミュージシャンが、隠すことなくお互いにラヴ・ソングを歌い合うという前例を作りたかった」とケリーが話すように、今回のコラボレーションの背景にはゲイである2人が抱えるミュージシャンならではの悩みが存在している。

 

「Grounds For Resentment」の試聴はこちら:


以前オリーが、「ポップ・ミュージックにおけるゲイのミュージシャンの代名詞の用い方」について話しているのを読んで、それってすごく鋭くて賢い観点だって思ったんだ。代名詞っていうのはゲイのアーティストにとって、言わば"最後の辺境"なんだよ。実際にはそれが思いを寄せる同性に向けての曲だったとしても、"彼"という表現を避ける人は多い。オリーいわく、ゲイのミュージシャンが正直に愛や欲望を表現できるようになるには、まだまだ時間がかかるって。だからあえて僕のアルバムに参加してもらって、今までできなかったような正直なデュエットを歌うことにしたんだ」と語っていた。

昨年12月に娘のサヴァンナが生まれて、父親になったケリー。「このアルバムがサヴァンナにとって、父親になる前となった後の関係についてのドキュメントとなるだろうことはよく分かってたよ。僕らはあらゆる答えを持ち合わせているわけではないけど、そうしようと努力してる、それを彼女に分かってもらうのは重要なことだと思ったんだよ」ともケリーは話していたとのことだ。

 

「Streets Been Talkin'」の試聴はこちら:

 
 
「Yemaya」の試聴はこちら:
 
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